原油は世界経済の“血液”とも呼ばれ、価格変動の大きさから大きな利益機会と同時に高いリスクをはらんでいます。
CFD(差金決済取引)を使えば、実物を受け取らずにWTIやブレントといった代表的な原油価格指数の上下差だけで売買差益を狙え、しかも少額の証拠金で大きなポジションを組むことが可能です。

CFD取引自体が初心者なんだけど大丈夫かな?



初心者でも取引ができるように仕組みを紹介していくから安心して
本記事では、XMが提供する原油CFDの取引条件を詳しく解説するほか、主要海外FX業者とのコスト・サービス比較も実施。さらに、2025年現在の米・イラン関係悪化やOPEC+の減産方針、米国在庫統計など、地政学リスクと需給動向が原油価格に与える影響について最新情報をお届けします。
XMでの原油取引の基本条件


取扱銘柄とロットサイズ
銘柄タイプ | シンボル | 1ロットあたり | 備考 |
---|---|---|---|
先物型 | OIL | 100 バレル | 限月型、スワップなし |
先物ミニ型 | OIL Mn | 10 バレル | 少額向けミニロット |
現物型(Cash) | OILCash | 100 バレル | 無期限保有可、プラス/マイナススワップ発生 |
レバレッジと必要証拠金
銘柄タイプ | 証拠金率 | 最大レバレッジ | 必要証拠金 |
---|---|---|---|
先物型/先物ミニ型 | 1.5% | 66.6倍 | 100×50×1.5%=75USD(約10,500円) |
現物型(Cash) | 0.5% | 200倍 | 100×50×0.5%=25USD(約3,500円) |
スプレッド・手数料・スワップ
BRENT
項目 | 内容 |
---|---|
スプレッド | 変動制:最低約3ポイント(0.03USD) |
取引手数料 | 無料 |
スワップ | 先物型:なし |
現物型:買い+1/売り−4.92 |
WTI
項目 | 内容 |
---|---|
スプレッド | 変動制:最低約3ポイント(0.03USD) |
取引手数料 | 無料 |
スワップ | 先物型:なし |
現物型:買い+1/売り−6.4 |
限月(ロールオーバー)の仕組み
先物CFD
- 満期日に自動決済 → 新限月へ手動で建て直しが必要
現物CFD(Cash)
- 満期なしで無期限保有可 → 毎日スワップ発生に注意
取引時間
市場 | 日本時間(夏時間) | 日本時間(冬時間) |
---|---|---|
WTI | 7:05 ~ 翌 5:55 | 8:05 ~ 翌 6:55 |
BRENT | 9:05 ~ 翌 6:55 | 10:05 ~ 翌 7:55 |
メンテ時間 | 毎日 約10~15分(早朝) | 毎日 約10~15分(早朝) |
XM原油取引のメリット


大きな値動きで短期間の収益機会
原油相場は世界経済や地政学リスク、季節要因など多彩なファクターに影響され、日々数パーセント単位で変動します。たとえば一国の政治リスクやOPECの減産発表があれば、数時間から数日にわたって価格が大きく動くことも珍しくありません。
こうした「ボラティリティの大きさ」は、短期売買(デイトレ・スキャルピング)で効率よく利益を追求したいトレーダーにとって最大の収益源となります。
少額資金で大口エクスポージャーを確保できるレバレッジ
CFD(差金決済取引)を利用すれば、原油1バレルあたりの取引価値全額を用意する必要はなく、ごく一部の証拠金でポジションを持てます。
XMのWTI先物CFDでは最大66倍、現物CFDなら200倍のレバレッジが適用可能です。たとえば50ドル/バレルのWTIを1ロット(100バレル)買う場合、証拠金は数万円程度で十分です。
項目 | 数値 | 計算式・補足 |
---|---|---|
原油価格(WTI) | 50 USD/バレル | |
取引量(1ロット) | 100 バレル | |
取引総額 | 5,000 USD | 50 × 100 |
レバレッジ | 66.6 倍 | 証拠金率 1.5% |
必要証拠金 | 75 USD | 5,000 × 1.5% |
円換算(例) | 約10,500 円 | 75 USD × 140 円/USD(為替レート例) |
相場上昇だけでなく下落相場でも利益を狙える
原油CFDは「現物の受け渡し」を伴わない差金決済方式のため、売り(ショート)からでもポジションを立てられます。



確かに買うことしかできないのと買い/売りの両方できるのじゃあ後者の方が絶対にいいよね
相場が下落トレンドに入った局面では、あらかじめ売りから入って下落幅だけ差益を得る戦略が可能です。実体経済の景気後退懸念や在庫増加などで原油価格が下がるタイミングにも、利益を上げられる柔軟性が大きなメリットです。
スワップコストを抑えた長期トレードが可能
多くのCFD商品はロールオーバー(スワップ)手数料がかかりますが、原油先物CFD(限月商品)は実質的にスワップフリーです。



スワップって?



ちょっと違うけど、簡単にいうとポジションを保有し続けるための手数料みたいなものだとここでは思ってて
限月をまたいで持ち越しても日次スワップが発生しないため、中期~長期で原油のトレンドを追いたい場合、コストを気にせずにポジションを維持できます。



スワップポイントが詳しく知りたいならこの記事を確認してみて


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XM原油取引のデメリット


極端な値動きによる急激な損失リスク
原油価格は世界情勢や需給バランスの変化に敏感に反応します。地政学リスクや在庫統計発表、OPEC+の声明などがあるたびに、数%〜十数%の急騰・急落を引き起こすことがあります。
メリットでも紹介したのですが、ボラティリティが大きいということはリターンがでかい分リスクも同様に大きくなってしまいます。
特に初心者は「レバレッジを効かせたまま放置」すると、瞬間風速的な値動きで強制ロスカットに見舞われるリスクが高まります。
限月(ロールオーバー)による手間とコスト
多くの原油CFDは先物限月商品です。満期を迎えるとポジションは自動的に決済され、次限月へ建て直す必要があります。
この「ロールオーバー」作業を怠ると、思わぬタイミングで強制決済されるか、限月間の価格差調整(コンタンゴ/バックワーデーション調整)で不利なコストを負担する場合があります。
常に限月スケジュールを管理し、新旧限月間の価格差を把握したうえで自ら建て直しを行う手間と精神的ストレスは、他のCFDにはない手間です。
高い必要証拠金&口座維持コスト
日本国内のFX通貨ペアとは異なり、原油は取引単価が高いため、レバレッジ66倍でも必要証拠金が一定水準—たとえばWTI1ロットで数十万円—に達するケースがあります。
自己資金が少ない場合、口座内の余力が不足してロスカットに近づきやすく、常に追加証拠金を用意する必要が出てきます。
XMの原油取引と他社海外FX業者との条件比較


ブローカー | スプレッド | レバレッジ上限 | ボーナス | ロスカット水準 |
---|---|---|---|---|
XM | 0.03 | 66.6 倍 | あり | 証拠金維持率 20 % |
Exness | 1.2 | WTI 50倍 ブレント100倍 | なし | 0 % |
Titan FX | 0.69 | 500 倍 | なし | 証拠金維持率 20 % |
Axiory | 5.4 | 20 倍 | なし | 証拠金維持率 25 % |
ThreeTrader | 0.7 | 100倍 | なし | 証拠金維持率 20 % |
Vantage | 0.03 | 500 倍 | あり | 証拠金維持率 20 % |
XMでの原油取引はレバレッジこそ低いものの、スプレッドが狭くボーナスも全海外FX業者の中でも1番と言っていいほど豊富です。
もし、ボーナス利用を考えているのであればXM、限りなく少額で大き利益を狙っている場合はVantageがおすすめでしょう。
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【6月最新】原油市況の動向と地政学リスク


エネルギー市場は常に政情不安や生産調整の影響を強く受けます。2025年6月時点では、米国とイランの軍事衝突やOPEC+の生産政策、米EIA在庫統計とシェール生産動向が原油価格を大きく揺さぶっています。
以下では、それぞれの要因がもたらす影響を詳しく解説します。



こういうのを知ってても具体的にいつ変動するかわからないよね?



そうだね、だけど世界で起こっていることをあらかじめ知っておくことで急激な変動でも圧倒的に対応しやすくなるの。
これらの情報を事前に把握しておくことで、相場の急激な変動に対し「なぜ動いたか」が分かり、トレード戦略の見直しや損切り判断が速くなるので自分が取引する銘柄に関係しそうな事柄は十分にチェックするようにしましょう。
米国とイランの軍事衝突が原油価格に与える影響
2025年6月中旬、米軍によるイラン核施設への空爆と、これに対するイラン側の報復ミサイル攻撃(カタール駐留米軍基地)が相次ぎ、地政学リスクが急速に高まりました。
米国とイランの軍事衝突は、世界の原油需給バランスに「供給リスク」というプレミアムを瞬時に上乗せします。というのも、大量の原油が日々ホルムズ海峡など中東の海路を通って輸送されており、そこが戦闘行為の影響を受ければタンカーの航行が滞り、供給が一気に逼迫すると懸念されるからです。
このように、市場は「軍事衝突→急騰→限定的停戦→急落」というパターンを瞬時に織り込み、スパイク的な上昇後は需給循環や在庫指標に価格が収束する傾向が顕著です。
米国在庫統計・シェール生産動向が価格に及ぼす要因
米国は世界最大の産油国となり、その在庫や生産量が原油相場の風向きを決めます。
これが示唆するのは「需要は堅調、在庫取り崩しが継続している」ことで、短期的な価格支援材料となります。
戦略石油備蓄(SPR)の状況も注目点。2022–24年で放出が進み残高が過去最低水準にあるため、今後の放出余地は限定的。米政府が備蓄補充に動くと増需要要因となりえます。



シェール生産は価格感応度が高く、価格上昇局面ではシェールリグの稼働が増え供給が拡大し、結果的に価格抑制圧力がかかる仕組みがあるよ
過去の変動要因
原油市場は「供給ルートの寸断」「需要見通しの大幅修正」「突発的な生産調整」といったショック全般に敏感に反応します。
戦争やパンデミックや金融危機、自然災害、政策リスクも同じく「急騰急落」の原因となるため、これらを総合的に把握することでリスク管理と利益機会の両面で優位に立てるようになります。
過去にはコロナウイルスの蔓延やロシア・ウクライナの情勢によって大きく価格が変動してしまったこともあります。
- リーマン・ショック(2008年)
- イラン制裁強化(2018年)
- 新型コロナウイルスパンデミック(2020年)
- OPEC会合ドタキャン(2020年)
- ロシアのウクライナ侵攻(2022年)
- 米・イラン武力衝突の懸念(2025年6月)
【FAQ】XMの原油取引についてよくある質問


XMの原油CFDと現物取引の違いは何ですか?
CFD(差金決済取引)は「売買差額」だけを決済するため、原油そのものの受け渡しや保管コストが不要。
現物取引に比べて少額の証拠金で売買でき、売り(ショート)エントリーも可能です。
XMで原油CFDのロールオーバー(限月乗り換え)はどう管理すればよい?
先物限月型は満期日に自動決済されるため、乗り換え日(ロール日)を事前にカレンダーで確認し、手動で新限月へ建て直すか、満期前にポジションを決済する必要があります。
原油取引で使われる「ポイント」とは何ですか?
原油CFDでは最小変動幅を「ポイント(1ポイント=0.01USD)」で表記。例えばスプレッド3ポイントは0.03USDの差額を意味します。
XMの原油CFDにもスワップ(金利調整)は発生しますか?
先物限月型の原油CFDはスワップフリー(オーバーナイト金利なし)が一般的。現物型(Cash銘柄)のみスワップが発生します。
原油取引の必要証拠金の計算方法を教えてください。
取引価格×バレル数×証拠金率」で算出します。たとえば50USD×100バレル×1.5%=75USD(約1万円程度)が必要証拠金です。
XMの原油取引まとめ


XMの原油CFDは、他のFXやCFDブローカーと比べても少額から始められる敷居の低さと、スワップフリーの先物取引、そして豊富な口座開設ボーナス・入金ボーナスがひとまとめになった、初心者にも嬉しいトレード環境を提供しています。
- XMの原油CFD
ミニロット対応・スワップなし先物取引・豊富なボーナスで少額かつ低コストに原油相場へ参入できるのが大きな強み。 - 他社比較
スプレッド面でExnessやThreeTrader、Vantageが狭水準ながら、XMは総合コストと特典のバランスが優秀。 - 地政学リスク
(米・イラン衝突、中東混乱)やOPEC+の減産政策、米国在庫統計・シェール生産動向が今後の価格変動を大きく左右するため、常に最新ニュースをチェックして戦略を立てることが重要。
初心者トレーダーは、まずデモ口座で原油CFDの値動きと注文フローに慣れることを最優先に。0.01ロットから少しずつ実弾トレードを始め、まずは「損切り・利確の設定」「チャート上のサポート/レジスタンス」「ニュース発表時のボラティリティ拡大」を体感しましょう。
最終的には、自分自身のトレードプランと資金管理ルールを徹底することで、原油CFD取引での長期的な成長が見込めます。市場の急変動にも冷静に対処し、段階的にスキルを引き上げていきましょう。
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