Exnessのドル円スプレッドは、1か月分のティックのうち96.3%が公表値ちょうどの1.0pipsでした。広がるのは日本時間の朝5時から8時までの3時間だけで、8時台には元の値に戻ります。取引コストが最も安い口座は銘柄ごとに入れ替わり、ドル円ならプロ口座の1ロット700円、ゴールドならロースプレッド口座とゼロ口座の2,544円が最安です。
橘さくら「早朝は戻りが遅い」ってよく言われるけど、実際のティックを数えたら8時には戻ってたよ
| 銘柄 | スタンダード | ロースプレッド | ゼロ | プロ |
|---|---|---|---|---|
| USDJPY | 1,000円 | 795円 | 795円 | 700円 |
| EURUSD | 1,272円 | 795円 | 795円 | 954円 |
| XAUUSD | 4,134円 | 2,544円 | 2,544円 | 2,894円 |
| BTCUSD | 1,590円 | 1,073円 | 1,391円 | 1,113円 |
この記事の数値は、2026年9月3日にExness公式サイトのスプレッド表・公式ヘルプセンター・公式が無料公開しているティックヒストリー(2026年8月分・USDJPY 119万件/XAUUSD 649万件)で確認したものです。
Exnessのスプレッドは広い?狭い?結論から


結論はシンプルで、Exnessのスプレッドは狭く、しかもほとんど動きません。公式が「前取引日の平均」として公表しているドル円1.0pipsに対し、実際のティックの96.3%が1.0pipsちょうどでした。同じ月のユーロドルも0.8pips固定です。
- 口座タイプは5種類。最低スプレッドはスタンダード0.2pip・プロ0.1pip・ロースプレッド/ゼロ0.0pipから
- ドル円・ユーロドルなど10銘柄は「安定スプレッド」で、90%の時間は値が動かない
- 広がるのは日本時間の朝5時〜8時。ピークは6時台で、8時台には公表値へ戻る
- スプレッドだけでなく手数料を足した「実質コスト」で見ると、最安の口座は銘柄ごとに入れ替わる
スプレッドとpipsの関係をおさらい
スプレッドは買値(Ask)と売値(Bid)の差です。Exnessの公式ヘルプ「一般的なトレーディング用語」では、pipを「ほとんどの外国為替商品で小数点第4位」、ポイントを「小数点第5位」と定義し、1pip=10ポイントとしています。



1pipって、実際いくらになるの?
公式が示している式はこれだけです。
pip値 = ロット数 × 契約サイズ × pipサイズ
ドル円なら契約サイズ100,000通貨、pipサイズ0.01なので、1ロットで1pip動くと1,000円。スプレッドが1.0pipsということは、エントリーした瞬間に1,000円のコストを払っている計算になります。ゴールドは契約サイズ100トロイオンス、pipサイズ0.01なので1pip=1ドルです。


Exnessの「安定スプレッド」は10銘柄だけ
ここが他社と決定的に違う点です。Exnessは変動スプレッドだけでなく「安定スプレッド」という区分を持っていて、公式ヘルプ「スプレッドについて」(記事ID 360014690880)に対象10銘柄が名指しで書かれています。市場のボラティリティが高い時間を除き、90%もの時間で値が固定されます。
| 安定スプレッドの対象10銘柄 |
|---|
| EURUSD/XAUUSD/GBPUSD/USDJPY/GBPJPY/USDCAD/AUDUSD/USDCHF/EURJPY/EURGBP |
日本人が取引する銘柄はほぼこの10種に収まります。実際にティックを数えると、ドル円もユーロドルも96%以上が公表値ちょうどでした。公式の「90%」は控えめな表現です。
口座タイプ別の実質コスト一覧|スプレッド+手数料を円で比較


Exnessの口座タイプは5種類。スプレッドだけを見ても取引コストは分かりません。ロースプレッド口座とゼロ口座は別に取引手数料がかかるからです。ここでは1ロットあたりの「スプレッド+往復手数料」を円に直して並べます。
5口座の基本スペック
| 項目 | スタンダード | スタンダードセント | ロースプレッド | ゼロ | プロ |
|---|---|---|---|---|---|
| 最低スプレッド | 0.2pip〜 | 0.3pip〜 | 0.0pip〜 | 0.0pip〜 | 0.1pip〜 |
| 取引手数料 (片道/ロット) | なし | なし | 最大3.50USD | 0.02USDから (銘柄別) | なし |
| 初回最低入金 | 決済方法と地域による | 200USDより | |||
| マージンコール | 60% | 60% | 30% | 30% | 30% |
| ストップアウト | 0%(株式の取引時間外は100%) | ||||
| 約定 | 成行 | 成行 | 成行 | 成行 | 即時 (一部通貨は成行も可) |
| サフィックス | -m | -c | なし/-r | なし/-z | なし |
ロースプレッド・ゼロ・プロの初回最低入金額は、公式ヘルプ「トレードを始めるのに必要な最低額はいくらですか?」に「最低200USD(地域の要件によって異なります)」と書かれています。スタンダードとスタンダードセントには固定額の記載がなく、決済方法と地域で決まります。実額はパーソナルエリアの「取引 → 口座 → 口座を開設」で口座タイプごとに表示されます。
主要11銘柄の実質コスト(1ロット・円)
公式サイトが公表している前取引日の平均スプレッドと、銘柄別の取引手数料から計算しました。太字が各銘柄の最安です。
| 銘柄 | スタンダード | ロースプレッド | ゼロ | プロ | 最安の口座 |
|---|---|---|---|---|---|
| USDJPY | 1,000円 1.0pips | 795円 0.0+$2.5 | 795円 0.0+$2.5 | 700円 0.7pips | プロ |
| EURUSD | 1,272円 0.8pips | 795円 0.0+$2.5 | 795円 0.0+$2.5 | 954円 0.6pips | ロー/ゼロ |
| GBPUSD | 1,590円 | 954円 | 994円 | 1,113円 | ロースプレッド |
| AUDUSD | 1,431円 | 954円 | 954円 | 954円 | 3口座が同額 |
| EURJPY | 1,600円 | 1,113円 | 1,113円 | 1,100円 | プロ |
| GBPJPY | 2,100円 | 1,313円 | 1,391円 | 1,500円 | ロースプレッド |
| XAUUSD ゴールド | 4,134円 26.0pips | 2,544円 9.0+$3.5 | 2,544円 5.0+$5.5 | 2,894円 18.2pips | ロー/ゼロ |
| XAGUSD シルバー | 23,850円 | 14,628円 | 15,105円 | 16,695円 | ロースプレッド |
| USOIL | 3,180円 | 1,908円 | 1,988円 | 2,226円 | ロースプレッド |
| BTCUSD | 1,590円 | 1,073円 | 1,391円 | 1,113円 | ロースプレッド |
| ETHUSD | 159円 | 100円 | 159円 | 111円 | ロースプレッド |


ゼロ口座が最安とは限らない
表を縦に見ると、最安の口座が銘柄ごとに入れ替わっているのが分かります。ビットコイン・イーサリアム・シルバーではゼロ口座がプロ口座より高いという逆転が起きています。スプレッドが0.0pipsでも、その分の手数料が上乗せされるためです。
- ドル円・ユーロ円はプロ口座:手数料ゼロでスプレッドだけ。計算が一番わかりやすい
- ゴールド・原油・仮想通貨はロースプレッド口座:手数料が片道3.50USDで頭打ちになるため、値動きの大きい銘柄ほど有利
- ゼロ口座が生きるのはFXメジャーだけ:ドル円・ユーロドルは片道2.50USDで、ロースプレッド口座と同額になる


「ロースプレッドは一律3.5ドル」ではない
公式の表記は「片道最大3.50USD」で、これは上限です。銘柄別に実際の手数料を並べると、主要通貨ペアはもっと安く、株式CFDにいたっては手数料そのものがありません。
| ロースプレッド口座の手数料(片道/ロット) | 対象 |
|---|---|
| 0.00USD | 株式CFD 91銘柄すべて |
| 0.02USD | JP225 |
| 0.25USD | ETHUSD |
| 0.313〜0.375USD | DE30/FR40/STOXX50/US30/USTEC/UK100/AUS200/HK50 |
| 2.00USD | BTCUSD ほか金属CFD5銘柄 |
| 2.50USD | EURUSD/USDJPY/GBPUSD/AUDUSD |
| 3.50USD | 上記以外の98銘柄 |
ゼロ口座はもっと極端で、公式は「片道0.02USDから」としか書いていません。実際の幅はJP225の0.02USDからGBPSEKの600USDまで。パラジウム585.5USD、プラチナ225USD、シルバー47.5USD、ナスダック62.5USDと、銘柄を間違えると手数料だけで数万円が飛びます。



ゼロ口座を使うなら、その銘柄の手数料を必ず先に確認してね
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スプレッドが広がる時間帯|公式ティック119万件で実測


Exnessはティックヒストリー(過去のBid/Ask価格)を誰でも無料でダウンロードできる形で公開しています。口座もログインも不要です。そこで2026年8月のドル円1か月分(1,191,284ティック)を落として、日本時間の時間帯ごとに集計しました。


結果は一目瞭然でした。6時台だけが突出していて、それ以外の23時間はほぼ完全な水平線です。スタンダード口座の平均は1.11pips、中央値は1.00pips。全ティックの96.3%が公表値ちょうどの1.0pipsで、2.0pipsを超えたのは1.51%しかありませんでした。
| 日本時間 | スタンダード 平均 | スタンダード 最大 | プロ 平均 |
|---|---|---|---|
| 0時〜4時 | 1.00 | 1.8 | 0.70 |
| 5時 | 2.16 | 16.6 | 1.46 |
| 6時 | 9.54 | 35.0 | 6.86 |
| 7時 | 1.96 | 17.0 | 1.34 |
| 8時 | 1.00 | 1.8 | 0.70 |
| 9時〜23時 | 1.00〜1.04 | 1.8 | 0.70〜0.72 |
拡大するのは5時から8時までの3時間だけ
同じデータを10分刻みに割ると、拡大がいつ始まっていつ終わるかがはっきりします。


| 日本時間 | スタンダード平均 | プロ平均 | 状態 |
|---|---|---|---|
| 4:50まで | 1.00 | 0.70 | 公表値のまま |
| 5:00 | 1.73 | 1.17 | 拡大が始まる |
| 5:50 | 3.82 | 2.57 | 加速 |
| 6:00 | 11.82 | 8.65 | ピーク(最大35.0) |
| 6:40 | 7.47 | 5.14 | 下がり始める |
| 7:00 | 2.72 | 1.89 | ほぼ収束 |
| 7:50 | 2.02 | 1.41 | 残り火 |
| 8:10以降 | 1.00 | 0.70 | 完全に元通り |
「Exnessは早朝の拡大からの戻りが遅く、9時になってやっと10pipsを切る」という説明を見かけますが、1か月分のティックにその形跡はありません。8:00台の平均は1.02pips、8:10以降は1.00pipsちょうどに戻っています。7時台の平均も2pips前後です。



なんで6時なの?
公式ヘルプ「金融商品の取引時間」に理由が書かれています。ロールオーバーと呼ばれる、未決済ポジションを翌取引日に持ち越す処理が日曜〜木曜に発生し、夏季は21:00 UTC+0、冬季は22:00 UTC+0から通常1〜2時間続きます。日本時間に直すと夏は6時、冬は7時。8月は夏時間なので6時台がピークになったわけです。
- 流動性が下がり、スプレッドが拡大する
- 未決済ポジションにスワップが付与または請求される
- 取引・入出金などが数分間停止する場合がある
- ゴールド(XAUUSD)は為替のロールオーバー中は通常クローズ
出典: Exness公式ヘルプセンター「金融商品の取引時間」(2026年9月1日更新)
ゴールドは時間帯で動かない代わりに6時台は取引できない
同じ手順でゴールド(XAUUSD)の8月分649万ティックも集計しました。こちらはドル円とまったく違う形になります。


スタンダード口座の中央値は26.0pips、プロ口座は18.2pipsで、0時から23時までどの時間帯もほぼ同じ。早朝に広がるということがありません。そのかわり、日本時間6時台のティックが1件も存在しません。上のヘルプが書いているとおり、為替のロールオーバー中はゴールドの取引そのものが止まっています。
ゴールドを主戦場にしているなら、早朝のスプレッドを気にするより「6時台は入れない」と覚えておくほうが実用的です。
曜日による差はほとんどない
「月曜の窓開けと金曜のクローズは危ない」とよく言われるので、曜日別にも集計しました。
| 曜日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 |
|---|---|---|---|---|---|
| 平均 | 1.19 | 1.07 | 1.06 | 1.18 | 1.06 |
| 最大 | 35.0 | 35.0 | 27.3 | 35.0 | 27.2 |
月曜が1.19pipsでわずかに高いものの、木曜も1.18pipsです。曜日より時間帯のほうが圧倒的に効くと考えて差し支えありません。
経済指標のときに起きるのはHMR(証拠金の引き上げ)
指標発表時にスプレッドが開くのはどの業者も同じですが、Exnessで注意すべきはHMR(証拠金所要額の引き上げ)という別の仕組みです。公式ヘルプ「証拠金所要額の引き上げ (HMR)」によると、影響度の高いニュース発表の15分前から90秒後までに発注された注文がHMRの対象になり、その間だけレバレッジに上限がかかります。
| 商品グループ | HMR中のレバレッジ |
|---|---|
| 外国為替(すべて) | 1:200 |
| 仮想通貨(すべて) | 1:200 |
| ゴールド(XAU) | 1:200〜1:1000 |
| シルバー(XAG) | 1:50〜1:200 |
| US30/USTEC/US500 | 1:50〜1:100 |
| その他の株価指数 | 1:20〜1:50 |
| USOIL/UKOIL | 1:20 |
| XNGUSD(天然ガス) | 1:5 |
| 株式(すべて) | 1:5 |
「指標時は一律200倍」ではありません。株式CFDは1:5まで落ちます。ただしすでに持っているポジションは影響を受けません(株式の決算発表時のみ再計算される場合あり)。HMRは週末・祝日・毎日の休場前後にも適用され、週末休場前は最大3時間、休場後は1時間が対象です。


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他社とスプレッドを比較する|XM・Axi・Vantage


他社比較の前に押さえておきたい落とし穴があります。業者によって公表しているスプレッドの定義が違うため、数字をそのまま並べても比較になりません。
| 業者 | 公表しているスプレッドの定義 |
|---|---|
| Exness | 前取引日の平均(公式ヘルプ「スプレッドについて」に明記) |
| XM | 最低スプレッド |
| Axi | 提示値(平均か最低かの記載なし) |
| Vantage | 「〜から」=下限値 |
Exnessだけが平均値を出しているので、単純に数字を並べるとExnessが不利に見えます。ここでは条件を揃えるため、1ロットあたりの実質コスト(スプレッド+往復手数料)を円に直して比較します。
ドル円・ユーロドル・ゴールドの実質コスト
| 口座 | USDJPY | EURUSD | ゴールド |
|---|---|---|---|
| Exness プロ | 700円 | 954円 | 2,894円 |
| Exness ロースプレッド | 795円 | 795円 | 2,544円 |
| Exness スタンダード | 1,000円 | 1,272円 | 4,134円 |
| XM KIWAMI極 | 800円 | 1,272円 | 3,180円 |
| XM Zero | 1,790円 | 1,908円 | 3,816円 |
| XM スタンダード | 2,000円 | 2,544円 | 6,360円 |
| Axi Pro | ― | 716円 | 2,147円 |
| Axi Standard | ― | 1,113円 | 2,544円 |
読み取れることは3つです。
- ドル円はExnessが最安。プロ口座の700円に対し、XMで最も安いKIWAMI極でも800円
- ゴールドはAxiのPro口座(2,147円)が一番安い。Exnessのロースプレッド/ゼロ口座2,544円がそれに続く
- 手数料ありの口座を単純比較してはいけない。XM Zeroはスプレッド0.2pipsでも往復10ドルが乗るため、KIWAMI極より高くなる
なお、XMの数値は最低スプレッドなので、XMにとって有利な条件で並べた比較です。実際の平均で比べれば差はさらに開きます。
Vantageは公式サイトに「ECN口座は0.0ピップから、スタンダード口座は1.0ピップから」と書かれていますが、1ロットあたりの取引手数料が公開されていないため実質コストを計算できません。同じスプレッドページの口座カードには EURUSD 1.820/1.8/0.641 という3つの値が並んでいて、本文の「スタンダード口座は1.0ピップから」とも噛み合っていません。比較表に載せられなかったのはこのためです。



手数料が分からない業者は、そもそもコストを比較できないんだよね
スプレッドの確認方法とコストの計算


Exnessのスプレッドを確認できる場所は4つあります。そして表示される数字の意味がそれぞれ違います。ここを知らないと「サイトとMT4で値が違う」と混乱します。
| 確認する場所 | 表示される値 | 単位 |
|---|---|---|
| Exness公式サイト | 前取引日の平均 | pip |
| Exnessターミナル | 現在値 | pip |
| Exnessトレード(アプリ) | 現在値 | pip |
| MT4/MT5 | 現在値 | ポイント |
1pip=10ポイントなので、公式サイトで2.0pipsの銘柄はMT4/MT5では20と表示されます。10倍ずれて見えるだけで、値そのものが違うわけではありません。


MT4・MT5でスプレッド列を出す手順
MT4/MT5にログインし、Market Watch(気配値表示)を表示します。
MT4はウィンドウ内で右クリックして一覧から「スプレッド」を選択。MT5は右クリック →「表示列」→「スプレッド」の順に進みます。
新しい列に表示されるのはポイントです。「10」と出ていれば1.0pips。この状態で早朝と日中を見比べると、拡大するタイミングが体感できます。
口座タイプ別の正確な値はパーソナルエリアの契約仕様で見る
もっとも確実なのはパーソナルエリアの「契約仕様」です。右上の「?」のドロップダウンにある取引メニューから開くと、自分の口座タイプの平均スプレッド・手数料・ストップレベルがまとめて表示されます。
なお、Exnessの公式サイトには日本語版がありません。言語メニューは英語を含む11言語で、日本語は選べません。exness.com/ja/ を開いても英語トップに転送されます。スプレッド表を見るときは英語ページを読むことになります。


自分でスプレッドを検証する(ティックヒストリー)
この記事の実測データは、Exness公式の「Tick history」ページから誰でも同じものを取得できます。銘柄・年・月・日を選んで「Get ticks」を押すと、その期間のBid/Ask価格が入ったzipがダウンロードされます。口座は不要です。
"exness","USDJPYm","2026-08-02 21:05:05.676Z",157.143,157.21
左から業者名・銘柄・時刻(UTC)・Bid・Ask。Ask − Bid がその瞬間のスプレッドです。時刻はUTCなので9時間足すと日本時間になります。銘柄名の末尾が m ならスタンダード口座、サフィックスなしならプロ口座の配信値です。
この記事のドル円プロ口座の中央値は0.70pipsで、公式サイトの公表値0.7pipsと完全に一致しました。サフィックスなしがプロ口座の配信であることは、この一致から確認しています。
スプレッド以外にかかるコスト


スプレッドと手数料だけを見ていると、実際の収支と合わなくなります。ポジションを日をまたいで持つならスワップのほうが大きくなることもあります。
スワップは1日でスプレッド数回分になる
| 銘柄 | 買いスワップ | 売りスワップ | スプレッド(スタンダード) |
|---|---|---|---|
| USDJPY | 0 | −1.81 | 1.0 |
| EURUSD | −0.76 | 0 | 0.8 |
| GBPJPY | 0 | −1.89 | 2.1 |
| XAUUSD | −69.85 | 0 | 26.0 |
| USOIL | 0 | −13.10 | 2.0 |
ゴールドの買いスワップは1晩で−69.85pips。スプレッド26.0pipsの2.7倍です。数日持つ想定なら、スプレッドの数十円差より先にこちらを見るべきでしょう。スワップの付与・請求は夏季21:00 UTC+0、冬季22:00 UTC+0のロールオーバー時に行われます。
Exness Rewardsは取引コストの最大50%が戻る
公式ヘルプ「Exness Rewards」に記載のある階層制プログラムです。取引するとEXD(Exnessドル、1EXD=1USD)が貯まり、EXDがある状態で取引すると取引コストの最大50%がEXD残高から差し引かれ、出金可能なキャッシュバックに換算されます。
- 獲得できるEXDは支払ったスプレッドの一定割合。レートは顧客ごとに設定され日々変動する
- 30日間の獲得EXD量で階層が決まり、階層が上がるとEXDブースターなどの特典が付く
- 固定のロット数条件はない
- 現時点では一部の顧客のみ対象。パーソナルエリアに表示されるかどうかで判断する
対象になっていれば、口座タイプを変えるより効き目があります。ドル円プロ口座の700円が最大で350円まで下がる計算です。
Exnessのスプレッドで注意すべきこと


数字が優秀な分、勘違いしたまま使うと損をする箇所があります。実務で効いてくるのは次の4点です。
ゼロ口座で本当に0.0pipsになるのは25銘柄だけ
公式ヘルプ「ゼロ口座」の説明はこうです。「取引量の多い上位30銘柄については1日のうち95%、それ以外の取引可能な金融商品については1日のうち50%の時間帯でゼロスプレッドを提供」。つまり「常に0.0pips」ではありませんし、全銘柄が対象でもありません。
公式サイトのスプレッド表でゼロスプレッド対象として区分されているのは、次の25銘柄でいずれも通貨ペアです。
ゼロスプレッド対象25銘柄と片道手数料(クリックで開く)
| 銘柄 | 片道手数料 | 銘柄 | 片道手数料 |
|---|---|---|---|
| EURUSD | 2.50USD | GBPCAD | 4.125USD |
| USDJPY | 2.50USD | GBPJPY | 4.375USD |
| AUDUSD | 3.00USD | GBPNZD | 4.375USD |
| GBPUSD | 3.125USD | NZDUSD | 4.50USD |
| EURCAD | 3.50USD | USDHKD | 4.50USD |
| EURJPY | 3.50USD | GBPAUD | 4.625USD |
| NZDJPY | 3.50USD | USDCHF | 5.25USD |
| USDCAD | 3.50USD | EURGBP | 5.50USD |
| CADJPY | 3.50USD | GBPCHF | 6.00USD |
| AUDNZD | 3.625USD | EURCHF | 6.50USD |
| AUDJPY | 3.75USD | USDSEK | 42.50USD |
| EURAUD | 3.75USD | USDNOK | 70.00USD |
| EURNZD | 4.00USD | ― | ― |
この25銘柄にゴールドも株価指数も仮想通貨も入っていません。ゴールドをゼロ口座で持つと、スプレッドは5.0pips(0.0ではない)で手数料が片道5.50USD。ロースプレッド口座とちょうど同じ2,544円に落ち着きます。
ゼロ口座の手数料は銘柄で3万倍の開きがある
公式の表記は「片道0.02USDから」。この「から」の幅が極端です。
| 安い側 | 片道 | 高い側 | 片道 |
|---|---|---|---|
| JP225 | 0.02USD | GBPSEK | 600USD |
| NVDA | 0.15USD | XPDUSD(パラジウム) | 585.5USD |
| US500 | 0.25USD | XPTUSD(プラチナ) | 225USD |
| ETHUSD | 0.50USD | USTEC | 62.5USD |
| DE30/HK50 | 0.625USD | XAGUSD(シルバー) | 47.5USD |
プラチナを1ロット往復すると手数料だけで450USD、日本円で約7万円。ゼロ口座は「スプレッドが0だから安い」ではなく「銘柄を選べば安い」口座です。取引前に必ずその銘柄の手数料を確認してください。
早朝の拡大とストップアウト0%の関係
Exnessのストップアウトは0%です(株式の取引時間外のみ100%)。マージンコールはスタンダード系が60%、ロースプレッド・ゼロ・プロが30%。スプレッドが6時台に35pipsまで開くと、その瞬間の含み損は1ロットで35,000円ぶん増えて見えます。
ストップアウトが0%なので即座に強制決済されるわけではありませんが、証拠金維持率はスプレッド込みで計算されます。ポジションを持ち越すなら、6時台の一瞬だけ数十pips分の余裕を持たせておくのが安全です。
ストップレベルは実質ゼロ
指値を現在値からどれだけ離す必要があるかを示すストップレベルについて、公式ヘルプは「ほとんどのお客様にはストップレベルを設定していません」と明記しています。要件は指値買いで現在のAskを1ポイント下回る、といった最小限のものです。
ただし例外があります。高頻度取引の戦略やエキスパートアドバイザーを使っている場合はストップレベルを利用できないことがあると同じ記事に書かれています。スキャルピングEAを回すなら、パーソナルエリアの契約仕様で自分の口座の現在値を確認しておきましょう。
スプレッドで選ぶならどの口座タイプか


取引コストだけで決めるなら、判断の分かれ目は「何を取引するか」の一点です。
| こんな人 | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
| ドル円・ユーロ円が中心 | プロ | 手数料ゼロでドル円700円が最安。コスト計算がスプレッドだけで済む |
| ゴールド・原油・仮想通貨が中心 | ロースプレッド | 手数料が片道3.50USDで頭打ち。値動きの大きい銘柄ほど有利 |
| ユーロドル・ポンドドル中心 | ロースプレッド/ゼロ | 片道2.50USDで、プロ口座より安くなる |
| まず少額で試したい | スタンダードセント | 1ロットが100分の1。ドル円1ロットのコストが10円 |
| 手数料の計算をしたくない | スタンダード | 手数料ゼロ。他社の同等口座より狭い(XMスタンダードの半額) |
Exnessの口座タイプ・取引サーバー・口座通貨はあとから変更できません。ただしパーソナルエリア1つにつきMT4実口座100・MT5実口座100まで作れるので(セントのみMT4実10・MT5実20)、銘柄ごとに口座を使い分けるのが現実的な運用です。



ドル円はプロ、ゴールドはロースプレッド。この2つを作っておけば大体カバーできるよ


Exnessのスプレッドについてよくある質問


まとめ|Exnessのスプレッドは狭く、動く時間は限られている


1か月分のティックを数えて分かったのは、Exnessのスプレッドは公表値どおりに動かない時間のほうが圧倒的に長いということでした。ドル円で96.3%、ユーロドルでもほぼ同じ割合が公表値ちょうどです。
- ドル円スプレッドの96.3%は公表値1.0pipsちょうど。プロ口座は0.7pips
- 広がるのは朝5時〜8時の3時間だけ。ピークは6時台、8時10分には元に戻る
- ゴールドは時間帯で動かない代わりに6時台は取引できない
- 最安の口座は銘柄で入れ替わる。ドル円=プロ、ゴールド・原油・仮想通貨=ロースプレッド
- ゼロ口座が最安とは限らない。ビットコイン・シルバーではプロ口座より高い
- プロ口座系の初回最低入金は200USDより(30万円は不要)
迷ったらまずスタンダード口座で構いません。他社の手数料なし口座と比べても十分に狭く、XMのスタンダード口座に対してドル円で半額です。取引する銘柄が固まってきたら、そのときに追加口座でプロかロースプレッドを作れば済みます。
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