Bybitはレバレッジ取引が有名ですが、実は仮想通貨の現物取引(スポット取引)も充実しており、初心者から中級者まで幅広く利用されています。
本記事では、これからBybitで仮想通貨の現物取引を始めたい方に向けて、基本的な用語の説明から、実際の取引操作までを丁寧に解説します。さらに、取引で気をつけたいポイントや失敗しやすいケース、手数料や流動性の特徴についても詳しくご紹介。

Bybitで現物取引を始めてみたいけど、何から手をつけたらいいかわからない…



そんな人でもスムーズにスタートできるように解説していくよ
もちろん、中級者の方も取引効率アップのために役立つ情報が満載です。安心して仮想通貨取引を楽しむための一助として、ぜひ最後までご覧ください。
Bybit(バイビット)現物取引の基本情報


現物取引とは
現物取引(スポット取引)とは、仮想通貨を「その場で」売買し、実際にコインの所有権を移転する取引方法を指します。
たとえばBTC/USDTペアの場合、買い注文を出すと指定したUSDTを支払い、その場でビットコインを自分のBybitウォレットに受け取ります。売り注文では保有中のコインが即時に売却され、対価のUSDTが得られます。



主な特徴は以下の通りだよ
- 即時決済
注文が約定すれば、その瞬間に資産が移動します。 - 実資産の保有
買ったコインは自分のウォレットに残るため、長期的な資産形成にも使えます。 - レバレッジ不使用
自己資金の範囲内で取引するため、投入額以上の損失リスクがありません(追証なし)。
デリバティブ取引(先物やレバレッジ取引)と異なり、価格上昇時のみ利益が狙えるシンプルな仕組みのため、仮想通貨取引の入門として最適です。
他の取引との違い
Bybitでは、大きく分けて「現物取引(スポット取引)」「デリバティブ取引(先物・無期限契約など)」「レバレッジトークン」という3つの取引方法が用意されています。
比較ポイント | 現物取引 | デリバティブ取引 | レバレッジトークン |
---|---|---|---|
実物の保有 | あり | なし | なし |
レバレッジ | なし | あり(最大100倍など) | あり(固定倍率) |
損失リスク | 投入資金まで限定 | 損失が投入資金を超える場合あり | 大きな価格変動リスクあり |
空売り(ショート) | 不可 | 可能 | 可能 |
取引の仕組み | 即時の売買 | 将来価格を予想する契約売買 | 価格変動を拡大したトークン購入 |
現物取引は、ビットコインやイーサリアムなどの仮想通貨をその場で売買し、実際に自分のウォレットに保有する最もシンプルな取引です。
レバレッジを使わず、自己資金の範囲内でのみ売買するため、損失は投入額までに限定され、追証や強制ロスカットのリスクがありません。将来の値上がりを期待して長期保有する運用にも適しています。
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Bybit(バイビット)現物取引のメリット


リスクが限定的
現物取引ではレバレッジをかけず、投入した金額以上の損失が発生しません。たとえば10,000円分のBTCを購入した場合、BTC価格が半分に下落しても損失は最大10,000円にとどまり、追証(追加証拠金)の請求やマイナス残高の心配が一切不要です。
また、予想外の急落局面でも強制ロスカットがないため、「相場が暴落したら資産が吹き飛ぶかも…」という余計なストレスを抱えずに済みます。
実資産の保有が可能
現物取引で購入したコインはBybit内部のウォレットに保管されるだけでなく、必要に応じて外部ウォレットに送金可能です。
自己管理型ウォレットに移せば、取引所リスク(ハッキングや運営トラブル)から資産を守れます。
操作がシンプルで学びやすい
取引画面では「今すぐ最良価格で約定させる成行注文」と「自分の指定価格で約定する指値注文」が用意されており、どちらかを選んで数量を入力するだけ。
複雑な証拠金計算やレバレッジ倍率設定が不要なため、仮想通貨取引の入門として最適です。
流動性の高い主要ペアでスムーズに売買可能
Bybitは世界的な流動性プロバイダーと接続しており、特にBTC/USDT、ETH/USDTなど主要ペアでは厚い板が形成されています。これにより、大量の売買でも価格への影響が小さく、スリッページが発生しにくい環境です。
また、板が厚いことでPC・スマホ問わず即座に約定しやすく、デイトレードやスキャルピングなど短期の売買戦略をとる際にも活用できます。
Bybit(バイビット)現物取引のデメリット


下落相場で利益を出しにくい
現物取引では「価格が上がる」ことでしか利益を得られず、相場が下落基調の場合は保有しているコインの評価損が膨らむだけです。
投資形態 | 資金 | レバレッジ | 価格変動 | 利益 |
---|---|---|---|---|
現物取引 | 100,000円 | 1倍 | +10% | 10,000円 |
先物取引(例) | 100,000円 | 10倍 | +10% | 100,000円 |
例えば10万円をBTC購入に投入しても、価格が10%上昇すれば1万円の利益ですが、同じ資金で10倍レバレッジの先物取引をすれば10万円の利益を狙えます。現物取引は安定的ですが、大きなリターンを得たい場合は物足りなく感じることがあります。
レバレッジ効果が得られない
少額の資金で大きなリターンを目指すレバレッジ取引と比べ、投入資金以上のポジションを取れないため、資金効率は相対的に低くなります。
手持ち資金に比例して利益も限定される点に注意が必要です。
流動性の低い通貨ペアはコスト高に
Bybitは主要通貨ペアの流動性が高いものの、マイナーアルトや新興トークンになると注文板(オーダーブック)が薄く、スプレッドが広がりやすいです。
スリッページ(滑り)リスク
大口注文を出す際、指値価格での約定が困難で成行注文時に大きく価格がずれる可能性があります。
分割注文の手間
流動性を分散させるために小口指値を複数出す必要があり、手数料負担や管理コストが増加します。
Bybi(バイビット)現物取引の操作手順





まだ、口座開設や入金ができていない人はこちらを読んでね




現物取引画面へ移動
上部メニュー「取引」→「現物」をクリックします。


通貨ペアの選択
画面左側の取引ペアリストから「BTC/USDT」「ETH/USDT」など取引したいペアをクリック。


注文タイプを選択
注文パネルで「成行」または「指値」を選択


- 成行注文:即時約定。数量だけ入力すれば最良価格で約定します。
- 指値注文:価格と数量を指定し、その価格に達したときのみ約定します。
数量(または金額)を入力
例)BTCを0.01枚買う → 「数量」に0.01入力
または「金額(USDT)」指定で、USDTで買いたい分だけ入力する。
注文の確認・発注
入力内容を再確認し「買い注文」「売り注文」ボタンをクリックします。
成行注文なら即時に約定し、指値注文なら「オープンオーダー」に表示されます。
注文状況の確認・キャンセル
画面下部「オープンオーダー」で未約定の注文を確認


必要に応じて「キャンセル」ボタンで取り消し、再度発注し直します。
取引履歴の確認
「注文」→「統合取引注文」→「取引履歴」タブで過去の約定状況や手数料を含めた履歴をCSVダウンロードできます。


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Bybit(バイビット)現物取引の手数料と注意点


手数料体系
手数料種類 | 手数料率・金額 | 備考 |
---|---|---|
現物取引手数料 | 約定金額の 0.1% | 成行・指値とも同率。VIPランクが上がると段階的に割引あり |
注文キャンセル手数料 | 無料 | 未約定の成行・指値注文を取り消しても手数料は発生しない |
入金手数料 | 無料 | ただし、ブロックチェーンの送金手数料(ガス代)は送金元で発生 |
出金手数料 | 各通貨・ネットワークごとに固定 | 例:BTC 0.0005 BTC、ETH 0.01 ETH、USDT(ERC20) 20 USDT、USDT(TRC20) 1 USDT |
取引手数料は、成行/指値いずれの注文でも、約定金額の 0.1% が基本手数料としてかかります。さらに、直近30日間の取引高に応じてVIPレベルが上がると、手数料率が 0.08% → 0.06% と段階的に割引されます。
取引コストに関わる注意点
スプレッド(Bid/Ask差)
Bybitは板取引所形式のため、取引ペアの流動性状況によって「買値(Bid)」と「売値(Ask)」の差額=スプレッドが変動します。
主要ペア(BTC/USDT, ETH/USDTなど)ではスプレッドが狭い一方、マイナー通貨ペアはスプレッドが広がりやすく、実質的な取引コストが高くなる点に注意してください。
スリッページ(滑り)
成行注文を利用すると、価格が急変動している局面では指定したタイミングとは異なる価格で約定する可能性があります。
重要経済指標発表時や相場急落・急騰時に成行注文を出すと、スリッページによって期待より不利な価格で約定するリスクがあります。
部分約定・オーバーフロー
板上に十分な反対注文がない場合、一度に注文数量が全量約定せず「部分約定」になることがあります。未約定分はオープンオーダーに残ります。
大量注文を出す場合は、複数の小口指値に分割するか、スリッページ許容幅を確認しながら慎重に発注してください。
Bybit(バイビット)の現物アカウントはない


Bybitではかつて「現物アカウント(Spot Account)」と「デリバティブアカウント」など複数の口座を使い分けて資産管理を行っていましたが、2023年末~2024年にかけて全ユーザーが統合取引アカウント(Unified Trading Account, UTA)へ移行し、「現物アカウント」という独立した口座は廃止されました。
以下にその経緯と現行の仕様をまとめます。
以前の口座体系──現物アカウントの役割
以前までのBybitには以下のような口座アカウントに別れています。
- 現物アカウント:
仮想通貨の現物売買(スポット取引)を行うための専用ウォレット。入金したコインをこの口座に振替え、ここから成行/指値注文を出して売買していました。 - デリバティブアカウント:
無期限契約や先物、オプションなど証拠金取引を行うための口座。現物アカウントとは別に証拠金を用意する必要がありました。 - 資金調達アカウント:
入出金・法定通貨購入・Earnサービス利用などを行うための口座。資金調達アカウントから現物/デリバティブ口座への内部振替が必須でした。
このように用途ごとに口座が分かれていたため、現物取引をする際も「資金調達→現物アカウント→取引」という振替の手間が発生していました。
統合取引アカウント(UTA)への移行
2023年1月に任意アップグレードを開始しており、2023年10月以降、新規アカウントはすべてUTAがデフォルトに。2024年末までに既存ユーザーも全面移行完了しました。
アップグレード後は、現物アカウントもデリバティブアカウントも資金調達アカウントも、すべて「統合取引アカウント」の中で管理されるようになりました。
現在の「現物取引」の扱い
「現物アカウント」という呼称自体が消滅
取引画面やウォレット画面に「現物アカウント」は表示されず、すべて統合口座の資金残高から直接スポット注文を出します。
資金の流れ
- 外部からの入金は「資金調達アカウント」に着金
- そこから統合口座へ振替(内部移動)すると、以降は現物もデリバティブも同じ残高を参照
操作上の変化
- かつての「Spot Account」タブは統合版の「現物取引」タブに置き換わり、口座切り替えなしで即発注可能
- 資産一覧画面では「Total Equity」「Available Balance」として統合残高がUSD換算で表示され、どの商品を使うかは取引画面で選ぶだけ
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【FAQ】Bybit(バイビット)の現物取引についてよくある質問


Bybitの現物取引を始めるのに最低いくら必要ですか?
通貨ペアによって異なりますが、BTC/USDTなら最小注文数量は0.0001BTC(約10〜30USDT相当)程度です。
アルトコインもほとんどのペアで小数点以下の注文が可能なので、数百円から取引を始められます。
現物取引の取引手数料はいくらですか?
約定金額の0.1%が一律でかかります。成行・指値いずれも同率で、未約定のキャンセル注文には手数料は発生しません。VIPランクが上がると手数料割引が適用されます。
注文後、約定しないまま放置するとどうなりますか?
指値注文は指定価格に到達しない限り未約定のまま「オープンオーダー」に残ります。
放置すると他の約定済み注文とともに一覧に表示され続けるため、不要な注文は手動でキャンセルしてください。
注文の一部だけが約定する(部分約定)理由は?
板上の反対注文量が不足しているため、一度に全量を約定できず、一部だけが約定します。
残余は「オープンオーダー」に残り、後続の反対注文が入ると約定します。
スプレッドって何ですか?現物取引にどう影響しますか?
スプレッドは「買値(ビッド)」と「売値(アスク)」の差額です。
流動性の高いメジャー通貨ペアではスプレッドが狭く低コストですが、流動性の低いマイナー通貨ペアはスプレッドが広がりやすく、実質的な取引コストが高くなる傾向があります。
現物取引の入出金手順は?
入金:Bybit「資産」→「入金」で銘柄・ネットワークを選択し、表示されたアドレスと(必要なら)タグをコピーして送金。
出金:同じく「資産」→「出金」で送金先アドレスとネットワークを選択し、数量を入力。セキュリティ認証の後に処理されます。




注文をキャンセルしたいときは?
PC版では「取引」→「オープンオーダー」から、スマホアプリでは「取引」→「注文」タブ→「オープンオーダー」から該当注文を選択し、【キャンセル】をタップすれば取り消せます。
現物取引でもレバレッジをかけられますか?
UTAでは「スポットマージン取引(現物マージン)」という機能で最大3倍程度のレバレッジをかけることができますが、初心者向けの通常スポット取引ではレバレッジは使用せず、自己資金のみで行うのが基本です。
Bybit(バイビット)の現物取引まとめ


Bybitの現物取引は、仮想通貨を実際に購入・保有しながら売買できるシンプルで安全な取引方法です。レバレッジを使わず、自己資金の範囲内で取引できるため、初心者でも安心して始められます。



注文の種類やキャンセル方法、手数料、流動性の特徴なども理解すれば、より効率的に取引ができるよ
特に、成行注文や指値注文の使い分けを覚えることで、購入タイミングのコントロールやコスト削減に役立ちます。また、主要通貨ペアを中心に取引することでスムーズな約定が期待でき、スプレッドも抑えられます。
Bybitの現物取引は、仮想通貨投資の第一歩として最適な選択肢です。安全な取引環境と使いやすいプラットフォームを活用し、ぜひ少額からチャレンジしてみてください。
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