Axi Selectの分配金は、翌月1日の日本時間9時1分にAxi Select取引口座へ入ります。受け取れる条件は「月末にアロケーション口座の残高が期初を上回っていること」と「月末に未決済ポジションが1つも残っていないこと」の2つだけ。建玉を1本でも持ち越すと、その月は1ドルも支払われません。
そして除外(失格)の条件は、日本語の公式ヘルプには書かれていません。コピー取引・第三者EAでの自動発注・レイテンシ狙いのHFT・指標稼ぎの両建て——この4つに触れると一発で除外になりますが、その一覧が載っている記事は英語版にしか存在しないためです。
公式ヘルプの日本語版と英語版、公式サイト、顧客契約とプロダクトスケジュールのPDFを突き合わせて、分配金の受け取り方と除外条件を1枚にまとめました。
| 項目 | 結論 |
|---|---|
| 分配金が入る日時 | 翌月1日 00:01 UTC=日本時間9:01/入金先はAxi Select取引口座 |
| 受け取り条件 | ①月末残高が期初のAxi資金を上回る ②月末に未決済ポジションがゼロ |
| 分配率 | シード0%/インキュベーション40%/アクセラレーション50%/プロ60%/プロ500 70%/プロM 80% |
| 出金できる口座 | Axi Select取引口座(米ドル建て)のみ。アロケーション口座からは1ドルも出せない |
| 月の途中で出金すると | その月の分配金を放棄。アロケーション口座と資金倍率がリセットされる |
| 一発で除外になる行為 | コピー取引(自分の別口座からでも)/第三者EAでの自動発注/HFT/指標稼ぎの両建て |
| 最大損失 | シード〜プロ500が-7%、プロMが-10%。含み損でも判定される |
| 隔離が無いステージ | シード・プロ・プロ500・プロM=上限超過で即除外(隔離はインキュベーションとアクセラレーションだけ) |
| 除外されたときの分配金 | 当月の未払い分は没収。入金済みの過去分はそのまま残る |
| プログラムの規約 | 顧客契約にもプロダクトスケジュールにも記載ゼロ。ポータル内の「Program Rules」のみ |
記載した数値・条件はすべて2026年9月4日にAxi公式サイト、公式ヘルプセンター(日本語版・英語版)、顧客契約PDF(2026年7月7日発効)、プロダクトスケジュールPDF(2026年7月6日発効)で確認しました。
Axi(アクシ)は AxiTrader LLC が運営する海外FX業者で、名前が似ている AXIORY(アキシオリー)とは無関係の別会社です。Axi Selectのような資金配分プログラムもAXIORYにはありません。検索結果に両社の記事が混ざるので、読み間違えないよう注意してください。
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Axi Selectの分配金はいつ・いくら・どこに入るのか

分配金(パフォーマンスフィー)は、翌月の初めにAxi Select取引口座へ直接入金されます。アロケーション口座に入るのではありません。受け取りの条件は2つだけで、申請も請求も不要です。
支払いは日本時間9時1分|「翌月の初め」より正確な時刻がある
日本語ヘルプ「支払いの方法とタイミング」は「翌月の初めに入金されます」としか書いていません。時刻を明記しているのは英語版だけです。英語版「What time zone is used for Axi Select Performance Fee payouts?」(2026年7月6日更新)が、処理時刻を 00:01 UTC と定めています。
基準はローカル時間ではなくMT4/MT5のサーバー時間で、ニューヨークが標準時のあいだはGMT+2、夏時間のあいだはGMT+3。サーバー時間でいうと2時1分または3時1分ですが、UTCは動かないので日本時間では通年で9時1分になります。月初の朝に口座を見れば、入っているかどうかがその場で分かります。
受け取り条件は2つだけ|建玉を1本持ち越すと、その月はゼロ
日本語ヘルプ「Axi Select支払いプロセス」が挙げる条件は次の2つです。
| 条件 | 判定される場所 | 満たせないとどうなるか |
|---|---|---|
| 暦月末の残高が 当初のAxi資金額を上回る | アロケーション口座 | 利益が出ていない=分配なし |
| 未決済ポジションが 1つも無い | アロケーション口座 | その月は支払われず、アロケーション口座も変更されない |
問題になるのは2つ目です。含み益を抱えたまま月をまたぐと、利益が出ていても支払いは行われません。しかもアロケーション口座はリセットされないまま翌月に持ち越されます。月末最終営業日に建玉を残すかどうかは、その月の報酬をゼロにするかどうかの判断とほぼ同じ意味を持ちます。
いくら受け取れるか|公式の計算例は40%で400ドル
日本語ヘルプが挙げている計算例はインキュベーションステージのものです。アロケーション口座が月初$10,000で始まり、月末に$11,000になった場合。
($11,000 − $10,000)× 40% = $400 がAxi Select口座に入金され、アロケーション口座は翌月1日に$10,000へリセットされます。分配の対象は利益の増分だけで、元の配分額には手を付けません。
| ステージ | あなたの 利益分配 | 最大 資金提供額 | 上限まで使ったときの 利益7%の分配額 |
|---|---|---|---|
| シード | 0% | 5,000ドル | 0ドル |
| インキュベーション | 40% | 2万ドル | 560ドル |
| アクセラレーション | 50% | 10万ドル | 3,500ドル |
| プロ | 60% | 20万ドル | 8,400ドル |
| プロ500 | 70% | 50万ドル | 2万4,500ドル |
| プロM | 80% | 100万ドル | 5万6,000ドル |
右端の列は、各ステージの最大資金提供額をフルに使い、1か月で利益目標と同じ7%を出したと仮定した計算です(プロMには利益目標がないので、比較のため同じ7%で揃えています)。実際の配分額は「ステージ開始時のAxi Select口座の有効証拠金 × 倍率」で決まるため、最低証拠金ちょうどで進んだ場合は上限額に届きません。
シードの分配は0%|Payoutsタブはインキュベーション以降でないと出てこない
公式サイトのステージ表を見れば分かるとおり、シードステージの利益分配は0%です。最大5,000ドルの資金は配分されますが、そこで出した利益は1ドルも受け取れません。シードは報酬を得る場ではなく、エッジスコアと最低30日の在籍でインキュベーションへの資格を作る評価期間です。
この扱いはダッシュボードの表示にも表れています。日本語ヘルプ「Axi Selectの『Payouts』ダッシュボードにはどのようにアクセスすればよいですか?」(2026年8月13日更新)は、「Payoutsセクションは、インキュベーションステージ以降に表示されます」と明記しています。シードにいるあいだPayoutsが見当たらないのは不具合ではありません。

分配金を自分の銀行口座まで引き出す流れ
分配金はAxi Select取引口座に入るところまでで、そこから先は自分で出金します。ここで最初につまずくのが「どの口座から出せるのか」です。
アロケーション口座からは1ドルも出金できない
日本語ヘルプ「Axi Selectアロケーション口座からお金を引き出すことはできますか?」の答えは「いいえ」です。アロケーション口座はAxiが資金を出している口座で、Axi Select取引口座の取引を倍率どおりにコピーして映すためだけに存在します。残高が10万ドルあっても、それはAxiのお金です。
裏を返せば、配分された資金で損失を出しても弁済を求められません。所有権とリスクをAxi側が持つ代わりに、引き出す権利もない。この非対称が、Axi Selectが受験料無料で成立している理由です。
出金経路はAxiの通常口座と同じ3つ|口座は米ドル建て固定
Axi Select取引口座は米ドル建て固定です。日本居住者がメイン口座を作ると口座通貨は日本円が自動で割り当てられますが、Axi Select口座はそれとは別で米ドルになります。分配金も米ドルで入ります。
そこからの出金は通常の口座と同じで、日本から使えるのはMyBanq(国内銀行振込)・Bitwallet・暗号資産の3つ。入金した方法が出金経路を決めるRTSルールが先に効くため、経路は自由に選べません。手順と着金日数は出金方法の記事にまとめています。

50ドル以下の出金には25ドルの手数料がかかる
プロダクトスケジュール(2026年7月6日発効)のWithdrawalsの項が、手数料の条件を1文で定めています。「Withdrawals are free if they are above US$50 or for the full balance of your Account. Otherwise, an administration fee of US$25 may apply.」——50ドル超、または口座残高の全額なら無料。それ以外には25ドルの管理手数料がかかります。
分配金と組み合わせると、これは無視できない条件になります。インキュベーションで最低証拠金ちょうどの1,000ドルを入れた場合、アロケーションは1万ドル。月の利益が1%(100ドル)なら分配金は40ドルで、そのまま出金すれば25ドル引かれて手取り15ドルです。少額の月は口座に貯めて、50ドルを超えてから出す。あるいは全額出金にする。判断はこの2択になります。
Payoutsダッシュボードの場所とペイアウト証明書
受け取り履歴はダッシュボードで確認します。日本語ヘルプが案内している導線は2通りです。
- クライアントポータル:ログイン → Axi Selectダッシュボード → 左メニューの「Payouts」
- Axiモバイルアプリ:ホーム画面 →「Axi Select」→「概要」タブ → 下にスクロールして「ツールとコミュニティ」→「分析を表示」→ 左メニューの「Payouts」
この画面では月ごとの支払額のほか、ペイアウト証明書をダウンロードできます。証明書は毎月のペイアウト通知としてメールでも届くので、ダッシュボードで見つからないときは受信箱を確認してください。他のトレーダーがその月に達成した最高ペイアウト額も同じ画面に表示されます。
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出金のタイミングを1日間違えると、その月の分配金がゼロになる

Axi Selectで最も損をしやすいのが出金のタイミングです。月の途中で出金すると、その月の利益分配を放棄したことになります。金額の大小は関係ありません。
月の途中の出金は「その月の利益の放棄」と同じ
日本語ヘルプ「引き出しはAxi Selectでの利益に影響しますか?」は、こう書いています。出金するとアロケーション口座はリセットされ、資金倍率はAxi Select口座の現在資金で再計算される。つまり出金額 × 倍率の分だけアロケーション口座が即座に縮み、その月に積み上げた利益も一緒に消えます。
アクセラレーション(倍率x25)で2,000ドルの口座から500ドル出したとすると、アロケーション口座は1万2,500ドル分縮みます。しかも出金しても保有ポジションは自動で決済されません。倍率だけが落ちた状態でポジションが残るため、証拠金の状況が一気に変わります。
正しい順序は「入金を確認 → 建玉の前に出金 → 倍率を確定」
英語版ヘルプ「How do Axi Select withdrawals work? (Example)」が、境目を2つの例で示しています。
| 公式の例 | 状況 | 出金の扱い |
|---|---|---|
| 例1 | 8月1日に分配金が入金。 15日まで1度も建玉していない | アロケーションと倍率が調整されるだけ。 倍率は建玉した時点で確定する |
| 例2 | 8月1日に分配金が入金。 8月2日に建玉した | その後の出金は月中の出金扱い。 その月の分配金を放棄する |
分かれ目は日付ではなく「その月の最初のポジションを建てたかどうか」です。公式が指示している順序は、①分配金の入金を確認する → ②新しい月の最初の建玉より前に出金する → ③そのうえで倍率を確定させる、の3ステップ。月初に何も持っていない時間帯が、1か月でただ一度の安全な出金タイミングになります。

シードは分配金が無いので、出金すると利益がそのまま消える
シードステージには注意が要ります。英語版ヘルプ「What is the profit target to advance to the next Axi Select stage?」は、シードでは金額を問わず出金するとアロケーション口座がリセットされ利益が失われると書いています。理由は単純で、シードにはパフォーマンスフィーの支払いそのものが無いためです。
インキュベーション以降のように「入金を待ってから出す」という安全なタイミングが、シードには存在しません。シード中は入れた500ドルに手を付けない。これが唯一の対処になります。
全額出金すると、ステージから脱落してシードに戻る
英語版ヘルプ「Am I still eligible for Axi Select after withdrawing all my funds?」によれば、全額を出金するか、現在のステージの最低証拠金を下回った時点でそのステージから即座に脱落します。再参加は前のステージからではなく、シードからのやり直しです。
救いはエッジスコアが出金では下がらないことです。スコアが50以上のまま残っていれば、500ドルを入れ直せばシードから再開できます。ただしステージの履歴と当月の分配金は戻ってきません。
| ステージ | 維持に必要な Axi Select口座の証拠金 | これを下回ると |
|---|---|---|
| シード | 500ドル | そのステージから脱落。 再参加はシードから |
| インキュベーション | 1,000ドル | |
| アクセラレーション | 2,000ドル | |
| プロ | 5,000ドル | |
| プロ500 | 1万ドル | |
| プロM | 2万ドル |
Axi Selectだけに課される取引ルール

Axiの通常口座では許可されている手法のうち、いくつかはAxi Select口座で使うと除外の対象になります。Axi全体の禁止事項とAxi Selectの禁止事項は別物です。
コピー取引は自分の別口座からでも禁止
日本語ヘルプ「Axi Selectプログラムで、自分のアカウントと自分の取引を使ってコピー取引を利用できますか?」の答えは、「厳しく禁止されています」。第三者のシグナルからのコピーだけでなく、自分が持っている別のAxi口座からのコピーも認められません。
Axi Selectが個人の取引才能を評価するプログラムだからです。同じ理屈で、Axi Select以外の口座でコピー取引を使うのは自由。両方をやりたい場合は、コピー取引用の口座とAxi Select口座を完全に分けることになります。
EAは自作のみ|第三者EAはシグナル受信までで、発注は手動
日本語ヘルプ「Axi Select口座でエキスパートアドバイザー(EA)を使用できますか?」は、条件付きで「はい」と答えています。条件は3つです。
- EAは自身のカスタム構築である必要がある(自分で作ったEAのみ)
- 第三者製EAは取引シグナルを受け取る用途に限り可。すべての注文は手動で実行する
- EAをコピー取引に使うことはできない
Signal Startのようなシグナル配信サービスも同じ扱いです。英語版ヘルプ「Can I use signal services like Signal Start in the Axi Select program?」は、シグナル配信は許可、ただし執行は常に手動と定めています。シグナル自体が正当でも、自動執行を挟んだ時点で自動売買として扱われます。
VPSは許可|ただし自動発注に使えば結果は同じ
「Axi SelectにVPSを使用できますか?」への回答は「はい、サポートしています」。ただし英語版には日本語版に無い但し書きが付いています。VPSを使っても自動売買とコピー取引の禁止は変わらず、VPS上で自動執行ツールやコピー取引ソフトを動かせば禁止行為のままだ、というものです。
VPSは「MT4/MT5を24時間安定して動かすための場所」としては問題ありません。判定されるのは置き場所ではなく、発注を人間がしているかどうかです。
除外につながる取引手法は5つ|日本語ヘルプには載っていない
禁止手法を一覧にしている記事は、英語版ヘルプの「Why was I removed from the Axi Select program?」(2026年8月8日更新)だけです。日本語版に同じ記事はありません。挙げられている5つを訳します。
| 禁止される手法 | 原文の表現 |
|---|---|
| あらゆる形態の コピー取引 | copy trading in any form |
| 自動執行のための 非承認・第三者EA | use of unauthorised or third-party Expert Advisors for automated execution |
| プラットフォームのレイテンシを 突く高頻度取引 | high-frequency trading strategies designed to exploit platform latency |
| リスク管理でなく ステージ指標を稼ぐための両建て | hedging strategies used solely to game stage metrics rather than manage genuine risk |
| 独立した判断を 反映していない取引 | trading patterns that do not reflect independent decision-making |
4つ目に注目してください。両建てそのものは禁止されていません。Axiの通常口座ではMT4/MT5での両建てが公式に許可されています。Axi Selectで問題になるのは「取引回数やドローダウンの数字を作るためだけの両建て」で、本来のリスク管理としてのヘッジと区別されます。


警告メールが届くことがある|届いた時点ではまだ除外ではない
除外の前段として警告が出ます。日本語ヘルプ「Axi Selectプログラムの取引に関する警告が送られてきましたがなぜですか?」(2026年8月14日更新)によれば、Axiのモニタリングチームが全取引を定期的に監視していて、「真のパフォーマンス重視のアプローチを示すことよりも、ステージ要件の達成に重点を置いているように見える取引」に警告を発行します。
警告を受けても、その時点では除外されていません。取引アプローチを調整するよう求める通知です。ただし同じパターンを続ければ除外につながる、とも書かれています。
レバレッジはインキュベーション以降100:1で固定
Axi Select口座のレバレッジを自由に選べるのはプレシードとシードのあいだだけです。英語版ヘルプ「Why can’t I increase my Axi Select leverage above 100:1?」が、インキュベーション以降は100:1固定で変更できないと明記しています。居住国やIBとの契約でさらに低く抑えられる場合もあります。
通常口座の最大1000倍を前提に資金計画を立てると、進級した瞬間に必要証拠金が10倍になります。Axi全体のレバレッジ規定は別記事にまとめています。

口座はMT4かMT5のどちらか1つ|Axi独自アプリでは使えない
Axi Select口座はMT4かMT5のどちらか1つだけで、同時に両方を持つことはできません。英語版ヘルプによれば、この口座はAxiの5口座という上限にも数えられます。
Axi独自のプラットフォーム(Axi取引プラットフォーム。チャートはTradingViewを採用)にはAxi Selectの機能がありません。公式の取引プラットフォーム一覧にcTraderの記載もないので、Axi SelectはMT4/MT5専用と考えて差し支えありません。
アロケーション口座にコピーされない銘柄がある
Axi Select口座では幅広い銘柄を取引できますが、すべてがアロケーション口座にコピーされるわけではありません。コピーされない銘柄で利益を出しても、分配金にもステージの進行にも一切カウントされません。
コピー可否の一覧|暗号資産はBTCとETHだけ、株式は7銘柄だけ
| 種類 | コピーされる | コピーされない |
|---|---|---|
| FX | すべての通貨ペア | なし |
| 株価指数 | すべての指数 | なし |
| 商品 | 英国原油・米国原油のみ | その他すべて |
| 貴金属 | 金(XAUUSD)・銀(XAGUSD)のみ | プラチナ・パラジウムなど |
| 暗号資産 | BTCUSD・ETHUSDのみ | その他すべて |
| 株式 | AlphabetC+・Amazon+・Apple+・Meta+・Microsoft+・Netflix+・Tesla+ の7銘柄 | その他すべて |
| 先物 | 株価指数先物のみ | ブレント・WTI・ココア・コーヒー・銅・天然ガス・大豆 (英語版はこれに金・銀の先物も追加) |
FXと株価指数だけが「すべて」で、それ以外は絞り込まれています。金と原油はいけるが白金は駄目、ビットコインとイーサリアムはいけるがリップルは駄目、というのがAxi Selectの取引可能範囲の実態です。
日本語版と英語版で内容が食い違う点もあります。株式の1銘柄目は日本語版が「AlphabetC+」、英語版が「Google+」。先物のコピー不可リストは英語版に「Gold & Silver (Futures)」が含まれ、日本語版には含まれていません。銘柄の扱いに迷ったときは、クライアントポータルのAxi Selectパスウェイ表で確認するのが確実です。
ユニークトレードの数え方|同時保有は何本でも1回、両建ては0回
エッジスコアの土台になる「ユニークトレード」は、取引回数とは別物です。日本語ヘルプの定義は「同一のシンボルで、同時に他のオープンポジションがない状態で、建てて決済し終えた取引」。ロット数も売買方向も関係ありません。
| やったこと | ユニークトレード |
|---|---|
| XAUUSDを1本建てて決済 | 1回 |
| XAUUSDの買いを5本同時に持ち、まとめて決済 | 1回 |
| XAUUSDの買いと売りを混ぜて5本持ち、まとめて決済 | 1回 |
| XAUUSDを1本ずつ決済してから次を建てる×5回 | 5回 |
| 両建て(ヘッジ) | 0回 |
参加に必要な20ユニークトレードを「20回発注すればいい」と読むと、いつまでも条件を満たせません。同じ銘柄を積み増すスタイルだと、どれだけ発注しても1回のままです。ポジションを完全に閉じてから次を建てる、を20回繰り返す必要があります。両建てはこの20回に一切カウントされません。
Axi Selectで除外(失格)になる6つの条件

除外の条件を一覧にしている記事は、英語版ヘルプ「Why was I removed from the Axi Select program?」しかありません。そこに書かれている内容と、隔離ルールの記事を突き合わせると、除外の入口は6つに整理できます。
①最大損失の超過|含み損だけで判定される
上限はシードからプロ500までが-7%、プロMだけ-10%。ここで押さえるべき点が3つあります。
- 基準はステージ開始時の初期証拠金。過去最高残高からのトレーリング式ではない
- ステージ途中に入金しても上限は上がらない。基準点は期初で固定される
- 未実現損失(含み損)で判定される。決済していなくても、保有中の評価損が上限に触れた瞬間にアウト
3つ目が最も危険です。英語版ヘルプ「How is the 7% maximum loss calculated in Axi Select?」は、ドローダウンがリアルタイムで継続的に計測されると説明したうえで、「あとで利益を確定させたとしても脱落しうる。上限はその時点の含み損で発動するから」と書いています。含み損が一瞬-7%に触れて戻した、では済みません。
判定はアロケーション口座で行われます。倍率がかかっている口座なので、Axi Select口座の値動きより大きく振れます。
②隔離3回目|隔離が効くのは2ステージだけ
ここが誤解の起きやすいところです。隔離(クアランティン)はシードとプロ系のステージには適用されません。日本語ヘルプ「Axi Selectと隔離期間」の末尾に「隔離はシードステージおよびプロステージには適用されません」と書かれています。
| ステージ | 上限損失 | 上限を超えたときの扱い |
|---|---|---|
| シード | -7% | 隔離なし=即除外 |
| インキュベーション | -7% | 7暦日の隔離。3回目でシードへ戻る |
| アクセラレーション | -7% | |
| プロ | -7% | 隔離なし=即除外 シードからやり直し |
| プロ500 | -7% | |
| プロM | -10% |
緩衝材があるのはインキュベーションとアクセラレーションの2ステージだけです。プロに上がった瞬間から、-7%は「7日待てば戻れる線」ではなく「20万ドルの配分が消えてシードに戻る線」に変わります。上のステージほど守りが薄くなる設計になっています。
隔離に入ると7暦日、アロケーション口座の全ポジションが強制決済され、追加の資金配分も止まります。明けた時点で1つ下のステージのエッジスコアと証拠金を満たしていることが復帰の条件で、満たすまでの期限はありません。回復するまで取引を続けられます。

③禁止された取引手法を使った
前の章で挙げた5つです。コピー取引・第三者EAでの自動発注・レイテンシ狙いのHFT・指標稼ぎの両建て・独立した判断を反映しない取引。英語版ヘルプは「コピー取引、非承認のEA、自動売買コピーといった禁止手法の使用は、プログラムからの除外につながる」と、警告を挟まずに除外へ直結する書き方をしています。
④最低証拠金を割った・全額出金した
現在のステージの最低証拠金を下回った状態が続くと隔離になり、それが繰り返されれば除外につながります。全額出金した場合はその場でステージから脱落します。分配金を受け取った勢いで口座を空にすると、進んできたステージが消えます。
⑤警告を受けたのに同じ取引を続けた
警告メールが来た時点ではまだ除外されていません。ただし英語版ヘルプは、プログラムの原則に沿わない取引パターンが続いた場合は除外につながると明記しています。警告は改善の猶予で、無視するための通知ではありません。
⑥MT4とMT5を乗り換えた|自己都合でも進捗とスコアが消える
これは英語版ヘルプ「Can I switch my Axi Select account from MT4 to MT5?」(2026年8月28日更新)にしかない情報です。プラットフォームの乗り換え自体は可能ですが、代償があります。
「Switching between platforms (MT4 ↔ MT5) results in the permanent loss of your current progress and Edge Score regardless of your stage.」——現在の進捗とエッジスコアが、どのステージにいても永久に失われます。乗り換え後はシードからやり直しで、この操作は取り消せません。
MT4とMT5のAxi Select口座を同時に持つことはできないため、乗り換えには「既存口座の閉鎖依頼 → 新規申請」という手順が必要です。プラットフォーム選びは口座タイプと同じで、最初に決めたら変えられないものと考えてください。
除外されると当月の未払い分配金は没収される
除外されたときのお金の扱いは、英語版ヘルプ2本が同じ内容を書いています。過去の月に稼いだ分配金はすでにAxi Select取引口座へ入金済みなので手元に残り、当月分の未払いの分配金だけが没収されます。Axi Select口座に入っている自分の資金も残ります。
再参加も可能です。エントリー要件(エッジスコア50以上・500ドル)を満たせばシードから再開できます。ただしステージの履歴はゼロに戻ります。
自分から抜ける・やり直す3つの手段
除外される以外に、自分の意思でプログラムを離れる方法が3つあります。消えるものが違うので、目的に合わせて選ぶ必要があります。
| 手段 | 何が起きるか | 条件・頻度 | エッジスコア |
|---|---|---|---|
| プログラムを退会 (Leave Program) | アロケーション口座が即クローズ、建玉も全決済。取引口座は閉じない。未払いの分配金に影響しうる | いつでも可。 ダッシュボード → Profile | 維持 |
| シードステージの リセット | 取引統計が全消去、アロケーション口座の建玉は即決済。取り消し不可 | いつでも可。 ダッシュボードの「Reset」 | 維持 |
| エッジスコアの リセット | Axi Select口座ごと閉じて新口座を発行(1営業日以内・新しい認証情報がメールで届く)。過去のスコア・履歴・ダッシュボードは永久に失われ、当月の分配金は没収 | 口座開設から90日超・90日に1回まで(回数上限なし)。全決済+全額出金が前提 | ゼロに |
エッジスコアのリセットだけは重さが違います。英語版ヘルプ「How do I reset my Axi Select Edge Score?」(2026年8月13日更新)が挙げる手順は、ダッシュボード → Profile →「Reset Score」。実行前に全ポジションを決済し、Axi Select口座から全額を出金しておかないとエラーで進めません。
リセット後は新しい口座で20ユニークトレードを行い、エッジスコア50以上を取り直します。他のMT4/MT5口座にすでにスコア50以上があれば20取引は免除されますが、500ドルの入金または振替は必要です。
進級するとダッシュボードのチャートと統計は現在のステージ分だけの表示にリセットされます(エッジスコアと純資産は除く)。英語版ヘルプは「過去ステージの履歴は進級後に表示されない。記録が必要なら進級前に保存すること」とし、ブラウザの印刷機能やスクリーンショットの利用を案内しています。確定申告や自己分析のために残したい人は、進級ボタンを押す前に保存してください。
参加前に確認しておきたい、規約上の位置づけ
ここまで挙げてきたルールの出典は、すべて公式ヘルプセンターです。ではAxiと結ぶ契約書には何が書かれているのか。実際に調べると、Axi Selectは1行も出てきません。
「プログラムルール」は公式サイトの法的文書ページに置かれていない
ヘルプ記事は繰り返し「プログラムルール文書を読んでください」と案内します。日本語ヘルプの出金関連記事だけでも、4本が「引き出しケースとプログラムルールをお読みください」で締めくくられています。
ところが公式サイトの法的文書ページ(axi.com/jp/legal-documentation)に置かれているPDFは6本で、その中に該当する文書はありません。
| 公開されている法的文書(6本) | Axi Selectの記載 |
|---|---|
| 顧客契約(2026年7月7日発効) | 0件 |
| プロダクトスケジュール – MetaTrader4/5プラットフォーム(2026年7月6日発効) | 0件 |
| プロダクトスケジュール – Axi取引プラットフォーム | — |
| Product Schedule – US10 | — |
| プライバシーポリシー | — |
| 米国源泉所得税 – 871(m) フォーム | — |

顧客契約にも商品規定にも「Axi Select」の記載はゼロ
顧客契約PDF(2026年7月7日発効)とプロダクトスケジュールPDF(2026年7月6日発効)の全文を検索したところ、「Axi Select」「Allocation Account」「Performance Fee」のいずれも1件もヒットしませんでした(2026年9月4日実施)。取引条件・出金手数料・休眠口座の扱いといったAxiの基本ルールは細かく定めているのに、Axi Selectだけが対象外です。
つまりAxi Selectの分配率・上限損失・除外条件は、公開された契約書ではなくクライアントポータルにログインしないと読めない「Program Rules」だけが定めています。参加を検討している段階では、条件の原本を読めません。この記事や公式ヘルプで概要をつかんだうえで、口座を作ったら真っ先にポータル内のProgram Rulesとパスウェイ表を確認するのが順序として正しくなります。
日本語ヘルプは英語版より15本少ない
公式ヘルプセンターの「Axi Select」カテゴリに掲載されている記事数を数えました(2026年9月4日時点)。
| 言語 | 記事数 |
|---|---|
| 英語版 | 91本 |
| 日本語版 | 76本 |
差の15本には、この記事で扱った内容がまとめて含まれます。除外理由(Why was I removed from the Axi Select program?)、分配金の支払い時刻(What time zone is used for Axi Select Performance Fee payouts?)、プロステージに隔離があるか(Does the Pro stage have a Quarantine period?)、MT4↔MT5の乗り換え、全額出金後の資格、プレシードの説明、シグナルサービスの可否、レバレッジが100:1から上げられない理由——いずれも日本語では読めません。
除外の8条件が書かれた公式ヘルプ英語版の原文(日本語版には存在しない記事・クリックで開く)

日本語ヘルプだけを読んで参加すると、「何をすると除外されるのか」を一度も知らないまま取引を始めることになります。英語版のURLは日本語版の /ja-JP/ を /en-US/ に置き換えるだけで開けるので、気になる項目は英語版でも確認してください。

【FAQ】Axi Selectのルールと分配金についてよくある質問
分配金を取りこぼさないために、今日確認する3つ
Axi Selectで報酬を失う原因は、相場ではなく手続きにあります。参加中の人が今日のうちに確認できることは3つです。
1. 月末に建玉を持ち越す予定がないか アロケーション口座に未決済ポジションが1本でも残ると、利益が出ていてもその月の分配金はゼロになります。
2. 出金の予定が月初の建玉より前か その月の最初のポジションを建てた後の出金は、月中の出金として扱われ分配金を放棄します。出すなら分配金の入金を確認した直後です。
3. 使っているツールが手動発注になっているか 第三者製EAの自動発注、他口座からのコピー、シグナルの自動執行は、警告なしで除外につながります。シグナルを見て自分で発注しているかを確認してください。
これから参加する場合は、まずAxiのライブ口座を開設します。Axi Selectへの申し込みは口座開設時にも、開設後のクライアントポータルからでも行えます。手順は口座開設の記事にまとめています。

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