ExnessではMT4・MT5のすべての口座タイプでEA(自動売買)を使えます。動くのはパソコン版のMT4/MT5だけで、スマホアプリ・ウェブターミナル・Exnessターミナルでは動きません。
ただし「Exnessは自動売買に制限がない」という説明は正確ではありません。公式ヘルプは残高不足と過剰な発注でEAを無効化すると書き、顧客契約2.5条は「不誠実なEA・アルゴリズム取引」を禁止手法に列挙しています。
無料VPSの条件は、会員ページの実表示で「全口座の残高1,000ドル以上」か「500〜999ドル+直近30日の取引量50万ドル」でした。この記事は公式ヘルプ・顧客契約・会員ページで確認した内容だけでまとめています。
| 項目 | 結論(2026年9月5日確認) |
|---|---|
| EAが動く環境 | MT4・MT5のパソコン版だけ。スマホアプリ・ウェブターミナル・Exnessターミナル・MultiTerminalでは動かない |
| 使える口座 | MT4/MT5の全口座タイプ。EA向きは成行約定のスタンダード・ロースプレッド・ゼロ |
| 止められる条件 | 残高不足、過剰な発注、顧客契約2.5条の「不誠実なEA・アルゴリズム取引」 |
| 無料VPS | 全口座の残高1,000ドル以上。または500〜999ドルで直近30日の取引量50万ドル以上 |
| サーバー時間 | GMT+0。日本時間より9時間遅い |
| 指値注文の上限 | MT4は100本、MT5は1,000本、スタンダードセントは50本 |
| 1注文の最大ロット | 日中200ロット、夜間60ロット。夜間は日本時間の6:00〜15:59 |
検証日: 2026年9月5日。出典はExness公式ヘルプ(日本語版241本を全件取得)、顧客契約 Version 24 July 2026 /038、一般取引約款、日本で登録した当サイトの会員ページです。
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ExnessでEA(自動売買)は使える?対応プラットフォームと口座

使えます。Exnessは公式ヘルプ「エキスパートアドバイザー(EA)の使用」で、MT4とMT5のデスクトップ版でEAが動くと明記しています。口座タイプによる制限もありません。ゼロ口座の公式ページには「エキスパートアドバイザー(EA)が利用可能」、プロ口座のページには「自動取引戦略まで、あらゆる取引スタイルに柔軟に対応」と書かれています。
ただし、動く場所は限られます。公式ヘルプ「利用可能な取引プラットフォーム」の比較表を2026年9月5日に確認した結果が下の表です。
EAが動くのはMT4/MT5のパソコン版だけ
| プラットフォーム | EA・スクリプト | カスタムインジケーター |
|---|---|---|
| MT4・MT5(パソコン版) | 動く | 使える |
| MT4・MT5(スマホアプリ) | 動かない | 使えない |
| Exnessトレード(アプリ) | 動かない | 使えない |
| Exnessターミナル(ブラウザ) | 動かない | 内蔵インジケーターのみ |
| ウェブターミナル(MT4/MT5のブラウザ版) | 動かない | 使えない |
| MultiTerminal(複数口座用) | 動かない | 使えない |

注意したいのは、口座を作るときに選ぶ「プラットフォーム」欄です。ここで「Exness」を選ぶと、Exnessターミナルとトレードアプリ専用の口座になり、MT4/MT5にはログインできません。公式ヘルプ「Exnessプラットフォームに基づく取引口座」のFAQは、この口座でEAを使えるかという質問に「いいえ」と答え、MT4かMT5の口座を開くよう案内しています。
口座タイプもプラットフォームも、作ったあとから変更できません。EAを動かすつもりなら、口座開設画面で必ずMT4かMT5を選んでください。
橘さくら口座タイプの画面で「Exness」を選ぶとEAは動かせない。EA用の口座はMT4かMT5を選んでね
MT4とMT5のどちらでEAを動かすか
新しくEAを探すならMT5、手持ちのEAが.ex4ファイルならMT4です。EAはMT4用がMQL4、MT5用がMQL5という別の言語で作られていて、互換性はありません。Exnessでの違いは次のとおりです。
| 項目 | MT4 | MT5 |
|---|---|---|
| 接続できるビルド(2025年7月1日以降) | 1440以上 | 4755以上 |
| EAのファイル | .ex4(MQL4) | .ex5(MQL5) |
| 指値注文の上限(本口座) | 100本 | 1,000本 |
| 最大建玉(スタンダード本口座) | 1,000 | 無制限 |
| プロ口座のリクオート | 成行約定を選んでも起きる | 即時約定のときだけ |
| 取引できない銘柄 | ETHBTC、セント口座のBTCUSDcとETHUSDc | なし |
古いビルドは2025年7月1日からExnessのサーバーに接続できません。公式ヘルプ「利用可能な取引プラットフォーム」が、MT4はビルド1440(2025年2月21日リリース)、MT5はビルド4755(2024年12月13日リリース)以上だけをサポートすると告知しています。数年前にインストールしたMT4をそのまま使っている人は、EAを入れる前にビルドを更新してください。
指値注文を大量に並べるグリッド型のEAはMT5一択です。公式ヘルプ「注文が多すぎますというエラー」によると、MT4の本口座は口座タイプにかかわらず指値注文が100本までで、MT5の本口座は1,000本まで置けます。



MT4とMT5の口座は同じ会員ページに両方作れるから、EAのファイル形式に合わせて使い分ければいいんだね


EAが使えないExness口座にはAPIがある
EAが動かないExnessプラットフォーム口座には、代わりにExness APIがあります。公式ヘルプ「Exness API」によると、REST APIで注文の発注・変更・取消と口座情報の取得、WebSocket APIでリアルタイムの価格配信ができ、プログラミング言語は問いません。MQLに縛られずPythonなどで自動売買を組みたい人向けの仕組みです。
条件は3つあります。Exnessプラットフォーム口座であること、本人確認書類と住所確認書類の認証が済んでいること、初回入金が済んでいることです。同じヘルプは「スタンダードのMetaTrader口座はこのAPIに接続できません」とも書いているので、MT4/MT5口座のEAをAPIに置き換えることはできません。現在のAPIは株式と株価指数に対応していません。
なお、日本で登録した当サイトのアカウントでは、2026年9月5日時点で会員ページにAPIのメニューが表示されていません。使えるかどうかは、Exnessプラットフォーム口座を作ったあとの会員ページでしか分かりません。
EAに向くExnessの口座タイプの選び方|約定方式・コスト・上限で決める


迷ったらスタンダード口座、取引回数の多いEAならロースプレッド口座かゼロ口座です。プロ口座は即時約定なのでEA向きではありません。決め手は約定方式、1ロットあたりの実質コスト、注文数とロットの上限の3つです。
成行約定の口座を選ぶ理由|プロ口座の即時約定はリクオートが出る
Exnessの約定方式は2種類です。成行約定はそのときの価格で必ず約定し、代わりにスリッページが起きます。即時約定は指定した価格でしか約定せず、価格が動いた場合はリクオート(価格変更の通知)が出ます。公式ヘルプ「リクオート」によると、この通知は3秒間だけ表示され、承諾しなければ注文はキャンセルされます。
EAはリクオートに自動で答えられないものが多く、キャンセルされた注文はそのまま取り逃がします。同じヘルプは回避策として「成行約定でトレードする」「Exness VPSを使ってEAの効率を高める」を挙げていて、MT4のプロ口座は成行約定を選んでもリクオートが起きる場合があると明記しています。
| 口座タイプ | 約定方式 | 取引手数料 | EAとの相性 |
|---|---|---|---|
| スタンダード | 成行 | なし | 迷ったらこれ |
| スタンダードセント | 成行 | なし | 少額の検証用 |
| ロースプレッド | 成行 | 片道最大3.5ドル/ロット | 取引回数が多いEA |
| ゼロ | 成行 | 片道0.05ドル/ロットから(FX) | 主要通貨ペアのEA |
| プロ | 即時(口座通貨がUSD・JPYなどなら成行も選べる) | なし | △ MT4は成行でもリクオートあり |
プロ口座を使う場合は、公式ヘルプ「プロ口座」にあるとおり、口座通貨がUSD・JPY・THB・CNY・IDR・VNDのときだけ成行約定に切り替えられます。日本円建てのプロ口座なら成行にできますが、それでもMT4ではリクオートが残るので、プロ口座でEAを動かすならMT5を選んでください。
1ロットの実質コスト比較|取引回数が多いほど差が積み上がる
EAは人の手より取引回数が多くなるため、1回あたりのコスト差が月単位では大きな金額になります。下の表は当サイトが2026年9月3日に公式のスプレッド表と手数料から計算した、1ロットを往復したときの実質コストです。1ドル159円で換算しています。
| 銘柄 | スタンダード | ロースプレッド | ゼロ | プロ |
|---|---|---|---|---|
| USDJPY | 1,000円 | 795円 | 795円 | 700円 |
| EURUSD | 1,272円 | 795円 | 795円 | 954円 |
| XAUUSD | 4,134円 | 2,544円 | 2,544円 | 2,894円 |
| BTCUSD | 1,590円 | 1,073円 | 1,391円 | 1,113円 |
ドル円を1日5回、月100回取引するEAなら、スタンダード口座のコストは月10万円、ロースプレッド口座なら7万9,500円です。差額の2万500円は、そのままEAの成績から引かれます。ゼロ口座のゼロスプレッドは取引量の多い上位30銘柄で1日の95%の時間帯に限られ、指標発表やロールオーバーの時間帯は変動スプレッドになる点も、公式ヘルプ「ゼロ口座」に明記されています。




注文数とロットの上限|EAの設定がこれを超えるとエラーになる
ExnessにはEAの設定で超えやすい上限が3つあります。公式ヘルプ「注文が多すぎますというエラー」と各口座タイプのページから、2026年9月5日時点の値をまとめました。
| 上限 | スタンダードセント | スタンダード | プロ・ロースプレッド・ゼロ |
|---|---|---|---|
| 指値注文の本数 | 50本 | MT4 100本/MT5 1,000本 | MT4 100本/MT5 1,000本 |
| 同時に持てる建玉(本口座) | MT4 1,000/MT5 10,000(一部サーバーは100) | MT4 1,000/MT5 無制限 | MT4 プロ無制限・ゼロとロースプレッド1,000/MT5 無制限 |
| 1注文の最大ロット | 200ロット | 日中200ロット/夜間60ロット | 日中200ロット/夜間60ロット |
注意したいのは「夜間」の時間帯です。公式ページの区分はGMTで日中が7:00〜20:59、夜間が21:00〜6:59なので、日本時間の6:00〜15:59が「夜間」扱いで、1注文は60ロットまでに制限されます。日本の日中に大きなロットを1本で入れるEAは、公式ヘルプ「無効な取引量というエラー」にあるとおり発注を拒否されます。
指値注文を格子状に並べるEAは、MT4だと100本で「注文が多すぎます」のエラーになります。既存の注文が約定かキャンセルされるまで新しい指値は置けないので、グリッド系はMT5の口座で動かしてください。
検証はセント口座、本番の最低入金は150ドルと1,000ドル
買ったばかりのEAを本番口座で走らせる前に、スタンダードセント口座で数週間動かすと損失を100分の1に抑えられます。公式ヘルプ「スタンダードセント口座」によると、1セントロットは1,000通貨で、最小の0.01ロットは10通貨相当です。残高はセント表示になり、5ドル入金すると500 USCと表示されます。取引できるのはFX28ペアと金・銀、MT5限定でBTCUSDcとETHUSDcです。
本番口座の初回入金額は、公式ヘルプ「トレードを始めるのに必要な最低額はいくらですか?」だと、スタンダードとスタンダードセントは決済方法と地域で変わり、プロ系口座は「最低200USD(地域の要件によって異なります)」です。ところが2026年9月5日に日本で登録した当サイトの会員ページで口座開設画面を開くと、スタンダード・スタンダードプラス・スタンダードセントが150ドル、プロ・ロースプレッド・ゼロが1,000ドルと表示されました。日本の口座はヘルプの下限より高いので、実際の額は自分の会員ページで確認してください。


プロ系口座の1,000ドルは、次の章で説明する無料VPSの残高条件と同じ額です。ロースプレッド口座かゼロ口座に初回入金した時点で、残高の面ではVPSの条件を満たします。


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Exnessで自動売買が止められる3つの条件|「禁止なし」は正確ではない


Exnessの規約に「EA禁止」「スキャルピング禁止」のような手法名の禁止はありません。その代わり、EAを止める仕組みが3段階で用意されています。公式ヘルプが書く「残高不足」と「積極的すぎる設定」、一般取引約款2.2条(g)の「経済的に不合理な大量注文」、顧客契約2.5条の「不誠実なEA・アルゴリズム取引」です。


公式ヘルプが書く「EAが無効になる」2つの原因
公式ヘルプ「エキスパートアドバイザー(EA)の使用」は、EAが無効になる原因を2つ挙げています。1つは残高不足で、取引口座に最低要件を満たす資金がない状態です。もう1つは「EAの設定が積極的すぎる」場合で、過剰な送信や不要なリクエストでターミナルに負荷がかかると無効化されると書かれています。
一般取引約款2.2条(g)はこれをもう少し具体的に定めています。EAが経済的に不合理な注文を大量に送った場合、余剰証拠金が足りないまま何度も発注を試す場合を含めて、顧客がEAの誤りを直すまでExnessはEAの動作を停止できます。証拠金が足りないときに数秒おきに再発注するタイプのEAは、この条項にそのまま当てはまります。
公式ヘルプは「サポートハブでチケットを作成し、再有効化を依頼してください」と案内しています。会員ページの左メニュー「サポートハブ」から、カテゴリ「取引」でチケットを開きます。再有効化の前にEAの発注間隔と証拠金チェックの設定を直しておかないと、同じ理由でまた止まります。
顧客契約2.5条の「不誠実なEA」と、2.3条・2.4条・PART D 4.1条
顧客契約(Version 24 July 2026 /038)のPART C 2.5条は、禁止する取引手法を列挙しています。EAに関係する項目を日本語にすると次のとおりです。
- 市場リスクを取る意思がなく、金銭的な利益だけを狙う取引パターン
- EAやアルゴリズム取引戦略の不誠実な利用(use EAs or algorithmic trading strategies in bad faith)
- 注文でシステムに過剰な負荷をかけること(overloading the system with orders)
- 「予想できる」価格ギャップの悪用、オフマーケット価格での取引
- 流動性の薄い時間帯だけに取引を集中させること
- 口座内や他者と連携した内部ヘッジ、マイナス残高保護の悪用、キャッシュバックやボーナスの裁定
- 同一IP・同一端末・同じ入出金パターンでの複数口座運用
該当すると判断された場合の措置も同じ条文に書かれています。全口座の閉鎖や凍結、取引の取消、利益の無効化に加えて、「EAを無効化し、APIキーを取り消す」(disable EAs or revoke API Keys)、レバレッジの引き下げ、証拠金の引き上げ、保有ポジションへの日次管理手数料まで列挙されています。
2.3条(A)は「Exnessのシステムや取引プラットフォームにAI解析を適用するソフトウェア」の使用を絶対的に禁止し、2.7条で口座閉鎖や契約の即時終了などの措置を定めています。MQLで書かれた通常のEAはこの条文の対象ではありませんが、外部のAIでExnessの価格配信や約定の癖を解析して突くようなツールは、この条文に触れます。2.4条は価格配信の遅延を利用したレイテンシー・アービトラージを対象にしていて、該当する取引は事前通知なしに取り消されます。
PART D 4.1条は、トレーリングストップとEAを使った取引が「完全に顧客の責任」で行われると定めたうえで、これらの機能が取引プラットフォームの安定性に影響した場合、Exnessは書面通知で顧客との関係を即時に終了できると書いています。EAのバグで発注が暴走したときの責任は、全部こちら側にあります。
「不誠実なEA」と「注文でのシステム過負荷」が書かれた顧客契約2.5条の原文(英語・クリックで開く)


EAは顧客の責任と定めたPART D 4.1条の原文(英語・クリックで開く)


逆に、禁止されていないこと
スキャルピングと指標発表時の取引は、顧客契約にも公式ヘルプにも名指しの禁止条項がありません。指標発表の前後は証拠金所要額の引き上げ(HMR)でレバレッジが下がるだけで、取引そのものは止められません。両建ても公式のMT5紹介ページが「正反対のポジションを同時に持てる」と説明しているとおり、ヘッジモードで普通にできます。
ただし2.5条の列挙には「口座内の内部ヘッジ」と「不誠実な両建て」が入っています。文脈は「市場リスクを取らずに利益だけを狙う」パターンの例示なので、ゼロカットを狙って両建てを組むEAや、早朝の薄い時間帯だけを狙うEAは、手法名ではなく「リスクを取る意思がない」という理由で止められます。



公式ヘルプで「禁止」を検索しても手法名は出てこない。Exnessが見ているのは手法の名前じゃなくて、リスクを取らずに稼ごうとしているかどうかだよ


EAを動かす前に知っておくExness特有の仕様5つ


EAの成績を左右するのは、ロジックより先に「時間」と「証拠金」の仕様です。Exnessで確認しておくべき仕様は5つあります。サーバー時間がGMT+0であること、早朝5〜8時のスプレッド拡大、指標発表前後の証拠金引き上げ、持ち越しが多い口座に付く管理手数料、そしてストップアウト0%とストップレベル0が保証ではないことです。
サーバー時間はGMT+0|日本時間より9時間遅い
公式ヘルプ「MetaTraderの初期設定されているタイムゾーンはどこですか」によると、ExnessのMT4/MT5はグリニッジ標準時(GMT+0)に固定されていて、取引サーバーと同期しているため変更できません。日本時間はこれより9時間進んでいます。
ここで困るのが時間フィルター付きのEAです。「東京時間だけ稼働」「ニューヨーク時間は停止」のような設定は、サーバー時間で書かれています。GMT+2やGMT+3の業者を前提に作られたEAをそのまま入れると、稼働時間が2〜3時間ずれます。Exnessでは日本時間から9時間を引いた値で設定し直してください。日足の区切りは0:00 GMT、つまり日本時間の朝9時で、夏時間でも変わりません。
ロールオーバーと早朝5〜8時のスプレッド拡大
公式ヘルプ「金融商品の取引時間」によると、ロールオーバーは日曜から木曜の夏時間21:00 UTC、冬時間22:00 UTCから1〜2時間続きます。日本時間では夏が朝6時、冬が朝7時です。この間はスプレッドが広がり、入出金も数分止まります。
当サイトがExness公式のティックヒストリーで2026年8月のドル円を全ティック集計したところ、スタンダード口座のスプレッドは96.3%の時間帯が公表値の1.0pipsちょうどで、広がるのは日本時間5:00〜7:59の3時間だけでした。ピークは6:00〜6:10の平均11.8pips、最大は35.0pipsです。8:10には1.0pipsに戻ります。ゴールドは6時台のティックが1件もなく、配信そのものが止まっていました。


スキャルピングEAや損切り幅の狭いEAは、稼働停止時間を日本時間5:00〜8:10に設定しておくと、この時間帯の拡大スプレッドでストップを刈られる事故を防げます。実測の詳細は次の記事にまとめています。


指標発表の15分前〜90秒後は証拠金が上がる(HMR)
公式ヘルプ「証拠金所要額の引き上げ (HMR)」によると、影響度の高い経済指標の発表15分前から90秒後までに発注した注文は、レバレッジに上限がかかります。上限はFXが1:200、金が1:200〜1:1000、米国株価指数が1:50〜1:100、株式が1:5、仮想通貨が1:200です。既存のポジションには影響しません。
2,000倍で運用しているEAにとっては、この時間帯だけ必要証拠金が10倍になる計算です。余剰証拠金からロットを自動計算するEAは、指標の直前に想定より小さいロットで入るか、証拠金不足で発注に失敗します。HMRは週末や祝日、毎日の休場の前後にも適用され、FXは週末の休場前3時間と休場後1時間が対象です。
持ち越しが多いと管理手数料がかかり、スワップフリーも外れる
ナンピン型やグリッド型のEAを使う人が一番見落としている条件です。公式ヘルプ「持ち越し注文の管理手数料について」は、Exnessの取引条件が「主に取引日内に取引を行い、持ち越し注文数が限られたお客様に適しています」と書き、この範囲から外れた口座には既存の未決済注文を含めて直ちに管理手数料を適用できると定めています。根拠は顧客契約PART C 2.5条とPART E 7.1条です。
| 銘柄 | 管理手数料(1ロット・1泊) |
|---|---|
| GBPUSD | 5ドル |
| USDJPY・EURUSD・AUDJPY・GBPJPY | 25ドル |
| USDCHF・EURCHF | 50ドル |
| BTCUSD | 50ドル |
| XAGUSD | 150ドル |
| XAUUSD・USOIL・UKOIL | 200ドル |
| US30 | 10ドル |
| JP225・US500 | 1ドル |


手数料は米国夏時間なら21:00 UTC、冬時間なら22:00 UTCを過ぎて未決済の注文に、口座ごとにロットを合算して課されます。0.5ロットなら半額です。ゴールド1ロットを10日持ち越すと2,000ドルで、口座残高がマイナスになることはありませんが、必要証拠金が減ってストップアウトにつながる可能性があると公式ヘルプ自身が注意しています。適用されるかどうかは登録メールと会員ページの通知で知らされ、定期審査で解除されることもあります。
スワップフリーも同じ基準で見直されます。公式ヘルプ「スワップフリーステータス」によると、すべての口座は初期設定でスワップフリーですが、「主に取引時間内に取引せず、大量の注文を翌日まで持ち越す場合」は適用されなくなり、取り消された時点で未決済の注文にもスワップが付きます。持ち越し前提のEAは、手数料とスワップの両方を成績に織り込んでください。
ストップアウト0%とストップレベル0は「保証」ではない
Exnessは全口座のストップアウトを0%に設定し、さらにストップアウトを遅らせる「ストップアウトプロテクション」を提供しています。ただし公式ヘルプ「0%ストップアウト/ストップアウトプロテクション」には、この機能が「常にすべてのお客様にご利用いただけるとは限らない」「数理モデルによって決定される」「お客様の取引戦略がこれに大きく依存している場合、無効化される可能性がある」と書かれています。0%まで耐えることを前提に組んだナンピンEAは、保護が外れた瞬間に残高ごと失います。
ストップレベルも同じです。公式ヘルプ「ストップレベルについて」は「ほとんどのお客様にはストップレベルを設定していません」としながら、「特定の高頻度取引戦略やエキスパートアドバイザーを使用しているトレーダーは、ストップレベルを利用できない場合があります」と明記しています。現在値の直近に指値や損切りを置くEAは、会員ページの契約仕様で自分の口座の現在値を確認してから動かしてください。買いストップ・売りストップと損切りはスプレッドの内側には置けません。



ストップアウト0%は「粘れる」機能で「損しない」機能じゃない。任せきりのEAほど、保護が外れたときの被害が大きくなるんだね
無料VPSの条件は残高1,000ドル|会員ページの実表示とEA運用の落とし穴


Exnessの無料VPSは、会員ページの表示で「全口座の残高1,000ドル以上」か「残高500〜999ドル+直近30日の取引量50万ドル以上」のどちらかを満たすと申請できます。使い始めてからは、5日以内と30日ごとにVPSからログインして取引しないと停止し、EAを含むデータが消えます。申請と接続の手順は別記事にまとめてあるので、ここではEAを動かす人が知っておくべき条件だけを書きます。
条件は2ルート|会員ページに表示された実際の数字
公式ヘルプ「ExnessVPSについて」は具体的な金額を書かず、「適用される具体的な利用資格の基準と要件はパーソナルエリアで確認できます」と案内しています。2026年9月5日に日本で登録した当サイトの会員ページで「Exnessのメリット」→「仮想専用サーバー」を開くと、次の2ルートが表示されました。


- ルート1: すべての取引口座の残高が1,000ドル以上なら、直ちに無料VPSの要件を満たす
- ルート2: 残高が500〜999ドルの場合、直近30日間の総取引量が50万ドル相当以上
取引量の数え方は公式ヘルプに計算式があります。往復取引ロット数=((USD建ての取引量 ÷ 基準通貨の対USDレート)÷ 契約サイズ)÷ 2です。ドル円なら1ロットの往復で20万ドルと数えるので、50万ドルは往復2.5ロット、ユーロドルなら1ユーロ1.17ドルとして往復2.14ロットで届きます。デモ口座とソーシャルトレーディング口座の取引は数えません。


維持条件|5日以内と30日ごとにVPSから取引しないと止まる
申請が通ったあとの条件は、公式ヘルプ「Exness VPS:セットアップガイド」と「ExnessVPSについて」に書かれています。EAを動かす人が見落としやすいのは次の4点です。
- VPSが付与されてから5日以内に、VPSにリンクした取引口座でVPSからログインして取引する。3日前と5日前に警告が届く
- その後も少なくとも30日に1回はVPSからログインして取引する。90日や180日の取引量基準を満たしていても、これを切ると停止する
- 保留中の指値注文は取引に数えない。約定した取引だけが対象
- 30日連続で取引量の基準を満たさないと停止し、保存していたEA・タイムゾーン設定・パスワードを含む全データが消えて復元できない
非アクティブの警告は20日目・28日目・29日目・30日目に届きます。停止後に再申請するときは取引量だけで判定されます。VPSは会員ページ1つにつき1台で、その会員ページにある取引口座ならどれでも使えます。
相場が条件に合わず1か月エントリーしないEAや、指値だけを並べて待つEAは、VPS側の「30日ごとに取引」の条件を満たせません。EAのファイルはVPSの外にも必ず保存しておき、停止の警告メールが届いたら手動で最小ロットを1回約定させて期限を延ばしてください。
スペックと拠点|Windows Server 2019・2コア・2GB・50GB、MT4/MT5は合計5つまで
公式サイトのVPSページに載っているスペックは、Windows Server 2019 64bit、CPU 2コア、メモリ2GB、ディスク50GBです。2026年9月5日に確認しました。


| 項目 | 内容(出典) |
|---|---|
| OS・CPU・メモリ・ディスク | Windows Server 2019 64bit・2コア・2GB・50GB(公式サイト「Free VPS」) |
| 入れられるMT4/MT5の数 | 合計5つまで。MultiTerminalは最初から入っている(ヘルプ「Exness VPSで利用可能なMetaTraderプラットフォームの数」) |
| サーバーの拠点 | アムステルダム・ドバイ・ソウル・シンガポール・マイアミ・ヨハネスブルグの6か所。申請時に選び、変更は削除して再申請(ヘルプ「ExnessVPSについて」) |
| 台数 | 会員ページ1つにつき1台(ヘルプ「複数のExness VPSのお申込みについて」) |
| プリインストールのEA | FX Blue社のトレードコピー・パブリッシャー・トレードミラー・アラート転送(ヘルプ「FX Blueエキスパートアドバイザー(EA)の有効化」) |
| 再インストール | 15〜20分。ターミナル数と言語を変えるにはこれが必要で、データは消える |
| パスワード | 1回しか表示されない。誤入力を繰り返すとIPアドレスが約1時間凍結 |
メモリ2GBで動かせるのは、公式が上限にしている5ターミナル分というより、実際にはチャートを絞った2〜3ターミナルが現実的な範囲です。公式ヘルプ「MetaTraderの速度を改善する方法」も、EAを動かすときはログ機能の無効化、気配値表示の未使用銘柄の非表示、チャートの最大バー数の半減を勧めています。取引サーバーとの遅延は、VPS内のMT4/MT5で接続ステータスバーをクリックすると、サーバーごとのミリ秒表示で自分で確かめられます。
規約2.9条はVPSを「いつでも止められる」と定めている
顧客契約PART C 2.9条は、顧客の取引戦略が取引設備の円滑な運営を脅かすと判断した場合や、市場リスクへの関心なくシステムと取引条件を悪用していると判断した場合に、Exnessが通知の有無を問わず、理由の説明も義務なく、VPSをいつでも無効化・停止できると定めています。条文の末尾には「その取引戦略にVPSを使っていたかどうかにかかわらず」という一文まで付いています。
VPSを理由なく停止できると定めた顧客契約2.9条の原文(英語・クリックで開く)


公式ヘルプ「Exness VPS利用規約」も、利用規約に違反したユーザーは停止の24時間前に通知を受け、再申し込みを禁止される場合があると書いています。同じページには、Exnessが監視するのは取引サーバーの稼働だけで、MTターミナルの接続・再起動・EAの稼働状況はユーザーの責任だとも明記されています。メンテナンスが予定されている週は、金曜の市場閉場前に未決済の取引を決済するよう勧めています。
ひとつ、公式ヘルプの中で食い違っている点があります。「ExnessVPSについて」はFirefoxとMicrosoft Edgeがプリインストールされていてウェブを閲覧できると書き、「Exness VPS:セットアップガイド」と「Exness VPSで利用可能なMetaTraderプラットフォームの数」はウェブサイトの閲覧はできず、ブラウザを入れることもできないと書いています。EAのライセンス認証をVPS上のブラウザで行う前提の運用は組まないほうが安全です。



VPSの申請手順・リモートデスクトップの接続方法・パスワード変更は、下の記事に画像付きでまとめてあるよ


ExnessのMT5でEAを設定する手順|6ステップ


手順は公式ヘルプ「エキスパートアドバイザー(EA)の使用」に沿っています。EAのファイルが手元にあれば、口座開設を除いて10分ほどで終わります。MT4でもメニュー名が「エキスパートアドバイザ」になるだけで流れは同じです。


会員ページの「新規口座開設」で口座タイプを選び、次の画面の「プラットフォーム」欄でMT5(またはMT4)を選びます。ここで「Exness」を選ぶとEAは使えません。口座番号と取引パスワード、サーバー名は口座設定の画面で確認できます。


Exness公式サイトのMT5ページからダウンロードします。すでにMT5を持っている人は「ヘルプ」→「バージョン情報」でビルドを確認してください。MT5はビルド4755、MT4はビルド1440より古いとExnessのサーバーに接続できません。ログインは「ファイル」→「取引口座にログイン」から、口座番号・取引パスワード・サーバー名を入力します。
MT5用は.ex5、MT4用は.ex4です。入手先は次の見出しにまとめました。EAに付属のインジケーター(.ex5)やDLL、設定ファイル(.set)がある場合は、配布元の説明どおりに置く場所を確認しておきます。
MT5の「ファイル」→「データフォルダを開く」で開いたフォルダの「MQL5」→「Experts」にEAのファイルを入れます。付属のインジケーターは「MQL5」→「Indicators」、DLLは「MQL5」→「Libraries」です。入れ終わったらMT5をいったん終了して起動し直します。再起動しないとナビゲーターに表示されません。
「ツール」→「オプション」→「エキスパートアドバイザ」タブで「アルゴリズム取引を許可する」にチェックを入れてOKを押します。DLLを使うEAは「DLLの読み込みを許可する」、外部サーバーと通信するEAは「WebRequestを許可するURLリスト」に接続先を追加します。公式ヘルプも、必要な権限はEAごとに違うので配布元の要件を確認するよう書いています。
ナビゲーターの「エキスパートアドバイザ」→「Advisors」からEAを、動かしたい銘柄と時間足のチャートにドラッグします。パラメーターの画面で「アルゴリズム取引を許可」にチェックが入っていることを確認してOKを押し、ツールバーの「アルゴリズム取引」ボタンを押して有効にします。チャート右上にEA名が表示され、ツールボックスの「エキスパート」タブに起動ログが流れれば稼働中です。


「アルゴリズム取引」ボタンをオフにしたり、チャートからEAを削除したりしても、EAが建てたポジションと指値注文はそのまま残ります。取引をやめたいときは、ツールボックスの「取引」タブから手動で決済してください。VPSで動かす場合も手順は同じで、VPS内のMT5のデータフォルダにEAを入れます。
EAの入手先|公式が案内するのはMQL5コミュニティ
公式ヘルプ「エキスパートアドバイザー(EA)の使用」が案内している入手先は、MetaTraderの開発元MetaQuotesが運営するMQL5コミュニティです。MT5のツールボックスにある「コードベース」タブを右クリックして「エキスパートアドバイザー」を選ぶと、無料のEAをMT5の中から直接ダウンロードでき、ダウンロード後にチャートへ追加するかを聞かれます。有料EAは同じくツールボックスの「マーケット」タブから購入できます。
| 入手先 | 料金 | 特徴 |
|---|---|---|
| MT5に最初から入っているEA | 無料 | ExpertMACD・ExpertMAMA・ExpertMAPSAR・ExpertMAPSARSizeOptimizedの4本。MT4はMACD SampleとMoving Averageの2本。動作確認とバックテストの練習用 |
| MQL5コミュニティ(コードベース・マーケット) | 無料〜有料 | 公式ヘルプが案内する入手先。マーケットの製品はストラテジーテスターで無料のデモ版を試せる |
| Exness VPSに入っているFX BlueのEA | 無料 | トレードコピー・パブリッシャー・トレードミラー・アラート転送の4種。売買ロジックではなく、複数口座へのコピーや通知の道具 |
| 国内のEA販売サイト(ゴゴジャンなど) | 有料が中心 | 日本語の説明と国内フォワード実績が見られる。Exnessで使うならサーバー時間GMT+0への対応を購入前に確認する |
どの入手先でも、購入前に確認したいのは3点です。成績表示がバックテストか実口座のフォワードか、想定しているサーバー時間がGMT+0で動くか、持ち越し前提のロジックかどうかです。公式ヘルプはEAの導入について「実行する戦略について十分に理解した上で」「デューデリジェンスをお勧めします」と念を押しています。
バックテストのやり方|ストラテジーテスターとExnessのティック履歴


MT5のストラテジーテスターは、Exnessの口座でログインした状態で使うと、足りない価格履歴をExnessの取引サーバーから自動で取得してテストします。手元にEAがあれば、口座に入金する前から検証できます。
ストラテジーテスターの設定
「表示」→「ストラテジーテスター」(Ctrl+R)でツールボックスの下にテスターが開きます。設定タブで決めるのは次の項目です。
| 項目 | 設定の目安 |
|---|---|
| エキスパート | テストするEAを選ぶ |
| 銘柄・時間足 | 本番と同じ銘柄・同じ時間足。スタンダード口座なら「USDJPYm」のようにサフィックス付きの銘柄名を選ぶ |
| 期間 | 最低1年。フォワード期間を「1/3」などに設定すると、後半を最適化に使っていない期間として検証できる |
| モデル | 「リアルティックに基づいた全ティック」がExnessのサーバーから取得した実際のティックを使う最も精密なモード。時間はかかる |
| 遅延 | VPSを使わない場合は「ランダム遅延」にして、約定の遅れを含めた成績を見る |
| 入金・レバレッジ | 本番と同じ額。レバレッジは1:2000まで選べる |
スプレッドは「現在値」のままにすると、テスト実行時点のスプレッドが全期間に使われます。早朝の拡大を含めた現実に近い結果を見るなら、リアルティックのモデルを選んでください。手数料とスワップはログイン中の口座の契約仕様から読み込まれるので、ロースプレッド口座でテストすれば手数料込みの損益になります。結果の「手数料」欄で反映を確認してください。
Exness公式のティック履歴で約定価格を検証する
Exnessは全銘柄のティックデータを無料で公開しています。公式ヘルプ「ティック履歴」によると、会員ページ右上の「?」から「ツール&サービス」→「ティック履歴」を開き、銘柄と年月日を選んで「ティックを取得」を押すと、ZIP形式のCSVがダウンロードされます。中身は「Exness、銘柄、タイムスタンプ、BID、ASK」の5列です。当サイトが早朝のスプレッド拡大を集計したのもこのデータで、2026年8月のドル円1か月分は約119万ティックでした。
使い道は2つあります。1つはバックテストの約定価格と実際の配信価格の突き合わせで、EAが想定した価格で本当に約定できたかを確認できます。もう1つはMT5のカスタムシンボルへの取り込みで、テスターの生成ティックではなく実際のティックでEAを走らせられます。ティックはMT4のReal 1・Real 3・Real 9サーバーから取得されていて、サーバーを指定することはできません。
結果で見るべき数字
- 最大ドローダウン: 総損益より先に見る。口座残高に対する割合が大きいほど、ストップアウト保護が外れたときに耐えられない
- 取引回数と平均保有時間: 回数が多いほど実質コストの差が効く。保有が長いほど管理手数料とスワップ取消のリスクが上がる
- 時間帯別の損益: 日本時間5〜8時の損失が目立つなら、稼働停止時間を設定するだけで改善する
- フォワード期間との差: 最適化した期間だけ成績が良いEAは、パラメーターが過去に合わせすぎている
バックテストで良い成績が出ても、本番ではスタンダードセント口座で最小ロットから始めてください。実際の約定速度とリクオートの有無は、テスターでは再現できません。
EAが動かない・止まったときのチェック表|公式エラー6種の原因と対処


ExnessのMT4/MT5でEAが出すエラーは、公式ヘルプにエラー文言ごとの記事があります。EAで起きやすい順に、公式が挙げる原因と対処をまとめました。エラー文言をそのままヘルプセンターで検索すると、該当記事が出てきます。
| エラー・症状 | 公式ヘルプが挙げる原因 | 対処 |
|---|---|---|
| 取引コンテキストが混雑しています | 複数のスクリプトやEAが同じ口座で同時に取引しようとしている | ターミナルを再起動する。同じ口座でMT4を複数インストールし、1つあたりのチャート数を減らす |
| 無効な取引量 | 銘柄・口座タイプ・時間帯ごとの1注文の上限をEAが超えている。夜間に上限が60ロットへ下がった時点で約定する指値も対象 | EAのロット設定を上限内に直す。上限は各銘柄の契約仕様で確認する |
| 無効な価格 | 発注と同時に価格が急変した。ターミナルとサーバーの接続が不安定 | EAの設定を確認して再試行する。接続が原因ならVPSを使う |
| 無効な取引パラメータ | ほかの端末で決済済みの注文をもう一度処理しようとした。口座タイプで許可されない値(ロットなど)をEAが入力した | 開いている全端末からログアウトして再ログインし同期する。EAの設定を口座タイプの上限に合わせる |
| 注文が多すぎます | 指値注文の上限超え。スタンダードセント50本、MT4は100本、MT5は1,000本 | 既存の注文が約定かキャンセルされるまで待つ。指値が多いEAはMT5口座へ |
| 価格が不確定・無効なリクエスト・エクスポージャー上限に達しました | 価格の急変、流動性の低下、指標発表、市場の開始・終了・ロールオーバー、注文数量や総エクスポージャーの大きさ | 相場が落ち着いてから再送信する。経済カレンダーと取引時間を確認し、保有ポジションと総エクスポージャーを減らす |
| 取引が無効化されています | 投資家(読み取り専用)パスワードでログインしている。本人確認や初回入金が未完了。銘柄のサフィックス違い。決済専用モードの銘柄 | 取引パスワードでログインし直す。口座設定を完了する。スタンダード口座なら「USDJPYm」のようにmが付いた銘柄を使う |
| EAが無効化され、手動で戻せない | 残高不足、または過剰な送信でターミナルに負荷がかかった | 原因を直してから、サポートハブでチケットを作成して再有効化を依頼する |
サポートに問い合わせるときは、MT5のツールボックス「操作ログ」タブでエラー行を右クリックしてコピーし、チケットに貼り付けます。公式ヘルプ「サポート時に必要になる取引プラットフォームログのダウンロード方法」が、必要なログの取り方を案内しています。



エラー文言は日本語版のMT5でも公式ヘルプと同じ表記だから、そのまま検索すれば原因の記事にたどり着けるね
ExnessのEA(自動売買)についてよくある質問
ExnessでEA(自動売買)は禁止されていますか?
禁止されていません。MT4/MT5のすべての口座タイプで使えます。ただし顧客契約2.5条は「不誠実なEA・アルゴリズム取引」と「注文でのシステム過負荷」を禁止手法に列挙し、公式ヘルプは残高不足と過剰な発注でEAを無効化すると書いています。
スマホだけでEAを動かせますか?
動かせません。EAはMT4/MT5のパソコン版でしか動きません。スマホから管理したい場合は、Exness VPSにEAを置き、スマホのリモートデスクトップアプリからVPSに接続して操作します。公式ヘルプはVPSがどのOS・デバイスからでも利用できると書いています。
MT4とMT5のどちらがEA向きですか?
新しく始めるならMT5です。本口座の指値注文がMT4の100本に対して1,000本まで置け、プロ口座のリクオートも即時約定のときだけに限られます。手持ちのEAが.ex4ファイルならMT4の口座を作ってください。同じ会員ページに両方の口座を作れます。
VPSを使わなくてもEAは動きますか?
動きます。自分のパソコンでMT5を起動し続ければ稼働します。無料VPSの条件を満たさない場合は、自分で契約したVPSからExnessのサーバーに接続することもできます。公式ヘルプは自前のVPSについて「接続の品質を保証することはできない」としたうえで、Exness VPSを勧めています。
Exnessの無料VPSはどうなると止まりますか?
付与から5日以内にVPSからログインして取引しなかったとき、その後30日に1回も取引しなかったとき、30日連続で取引量の基準を満たさなかったときに停止します。保留中の指値注文は取引に数えません。停止するとEAを含む全データが消え、復元できません。
複数のEAを同時に動かせますか?
別々のチャートにそれぞれ適用し、EAごとに異なるマジックナンバーを設定すれば同時に動かせます。同じ口座で複数のEAが同時に発注すると「取引コンテキストが混雑しています」のエラーが出ることがあり、公式ヘルプはターミナルの再起動と、ターミナルを分けてチャート数を減らす方法を案内しています。
無制限レバレッジのままEAを動かしても大丈夫ですか?
動きますが、注意点が3つあります。無制限の対象はFXの主要・マイナー通貨ペアと金・銀だけで、指標発表の前後はHMRでレバレッジが1:200まで下がります。公式ヘルプは、無制限レバレッジの口座ではストップアウト保護が使えない場合があるとも書いています。余剰証拠金からロットを計算するEAは、証拠金がほぼ不要になる無制限レバレッジで想定外の大きさのロットを出すことがあるので、最大ロットの上限を必ず設定してください。
スタンダードセント口座でもEAは動きますか?
動きます。取引量が本番口座の100分の1になるので、買ったばかりのEAの検証に向いています。指値注文は50本まで、銘柄はFX28ペアと金・銀に限られ、銘柄名の末尾に「c」が付きます。EAの銘柄設定を「USDJPYc」のように合わせてください。
Exnessアプリやブラウザの口座でEAは使えますか?
使えません。口座開設時にプラットフォームで「Exness」を選んだ口座は、ExnessターミナルとExnessトレードアプリ専用で、MT4/MT5にログインできません。この口座で自動売買をするには、プログラムから発注するExness APIを使う必要があります。
ExnessのMT4/MT5のサーバー時間は何時ですか?
GMT+0で、日本時間より9時間遅れています。夏時間の切り替えはありません。時間フィルター付きのEAは、日本時間から9時間を引いた値で設定してください。日足は日本時間の朝9時で区切られます。
ナンピン型やグリッド型のEAをExnessで使うリスクは?
持ち越しが多い口座には、1ロット1泊あたりドル円で25ドル、ゴールドで200ドルの管理手数料が課され、スワップフリーも取り消されます。ストップアウト保護も、戦略が依存していると判断されると無効化されます。MT4では指値注文が100本までという上限もあります。
両建てのEAは使えますか?
MT5のヘッジモードで正反対のポジションを同時に持てるので、両建て自体はできます。ただし顧客契約2.5条は「口座内の内部ヘッジ」と「不誠実な両建て」を、市場リスクを取らずに利益だけを狙う手法の例として挙げています。ゼロカットを狙って両建てを組むロジックは、この条文で止められます。
EAが勝手に無効化されたらどうすればいいですか?
まず残高が最低要件を満たしているか、EAが証拠金不足のまま発注を繰り返していないかを確認します。原因を直したうえで、会員ページのサポートハブからチケットを作成し、再有効化を依頼してください。公式ヘルプは、手動で有効にできない場合はこの手順を取るよう案内しています。
ExnessでEAを動かす前のチェックリスト(まとめ)
- 口座開設画面のプラットフォームでMT5かMT4を選んだか。「Exness」を選ぶとEAは動かない
- 口座タイプは成行約定か。プロ口座はMT4だとリクオートが残る
- EAの時間設定をGMT+0に合わせ、日本時間5:00〜8:10を稼働停止にしたか
- ロットと指値の本数が上限(夜間60ロット・MT4は指値100本)の内側か
- 持ち越し前提のロジックなら、管理手数料とスワップ取消を成績に織り込んだか
- 無料VPSを使うなら、残高1,000ドルと30日ごとの取引を維持できるか
ExnessのEA環境は、成行約定・スプレッド・0%ストップアウト・無料VPSと条件がそろっている一方で、「不誠実なEA」を止める条文と持ち越しへの管理手数料という、公式ヘルプを読まないと見えない線引きがあります。この記事の条件を満たす形でEAを設定すれば、止められる理由は残りません。まずはMT5の口座を作り、スタンダードセント口座でバックテストと最小ロットの検証から始めてください。
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