XMのEA(自動売買)は、MT4・MT5のどちらでも、4つの口座タイプすべてで利用できます。これはXM公式ヘルプセンターが明言している事実で、口座タイプによる制限もありません。
ただし「使える」ことと「何をしても大丈夫」は別です。XMの利用規約55条は特定の使い方をしたEAについて、利益の没収と全口座の閉鎖を明記しています。さらに公式ヘルプには、EAの動きを直接左右する制限が3つ書かれています。全口座合計で同時200ポジションまで、サーバー時間は冬GMT+2/夏GMT+3で変更不可、MT4/MT5を閉じるとEAは停止するの3つです。
この記事は、XM公式ヘルプセンター・利用規約PDF・公式の銘柄データをその場で確認して書いています。EAの一般論ではなく、「XMでEAを回すときにだけ効いてくる条件」だけを集めました。
| 項目 | XMの結論 |
|---|---|
| EAの利用 | MT4・MT5とも可(公式ヘルプに明記) |
| 対応口座 | Standard/Micro/KIWAMI極/Zero の全4種 |
| 設置方法 | ファイル→データフォルダを開く→Experts→再起動 |
| 入手先 | 公式はMQL5のサイトを強く推奨 |
| 同時ポジション | 全口座合計で200(予約注文を含む) |
| 1注文の上限 | 50ロット(Microのみ100ロット) |
| サーバー時間 | 冬GMT+2/夏GMT+3・変更不可 |
| VPS | 残高$1,000+往復5ロットで無料/未達は月$25 |
| 止められるEA | 規約55条の5パターン(利益没収・全口座閉鎖) |
| スキャルピング | 全口座タイプで可(公式ヘルプに明記) |
検証日:2026年9月21日/出典:XMTrading公式ヘルプセンター・公式VPSページ・公式プラットフォーム比較・利用規約(Tradexfin Client Agreement)・公式銘柄データ
橘さくら「XMはEA OK」で終わっている記事が多いけど、本当に読むべきは規約55条と、公式ヘルプに散らばってる3つの制限のほうだよ
\ 口座開設で13,000円無料でもらえる /
XMのEA(自動売買)は全口座で使える|公式が認めている範囲と5つの制限


まず可否をはっきりさせます。XMTrading公式ヘルプセンターの「取引プラットフォームではエキスパートアドバイザー(EA)や取引ロボットを使用できますか?」に対する回答は、次の1文です。
「はい、MT4とMT5の両方のプラットフォームで、EAや取引ロボットを使用して取引することができます。」


口座タイプの条件は付いていません。Standard・Micro・KIWAMI極・Zeroのどれでも、MT4・MT5のどちらでもEAを動かせます。国内FX業者では自動売買を禁止または制限しているところが多いので、ここはXMを選ぶ実務上の理由になります。
そもそもEA(自動売買)とは
EAとは Expert Advisor(エキスパートアドバイザー)の略で、MetaTrader(MT4/MT5)上で動く自動売買プログラムです。あらかじめ決めたロジックどおりに新規注文・決済・損切り・利確などを実行するので、チャートを監視しなくても取引が進みます。
- 新規注文・決済注文
- 損切り(SL)・利確(TP)の設定
- 指値・逆指値の予約注文
- トレーリングストップ
- ロット計算(単利・複利)
- スリッページの許容幅の指定
MT4用のEAはMQL4、MT5用はMQL5という言語で書かれています。MT4のEAをMT5にそのまま入れても動きません。XMではMT4かMT5かを口座開設時に選び、あとから変更できないため、使いたいEAがどちらの対応かは開設前に確認しておく必要があります。
XMがEAを認めている「範囲」と、公式が定めた5つの制限
「EAは使える」で終わらせると、あとで必ず詰まります。XM公式が別々のページに書いている条件を1か所にまとめると、EAの設計と運用に直接効いてくるのは次の5つです。
| 制限 | 内容 | 影響を受けるEA |
|---|---|---|
| 同時200まで | 保有ポジションと予約注文の合計が全口座あわせて200 | ナンピン・グリッド・マーチンゲール系 |
| 1注文50ロット | 1回の発注は50ロットが上限(Micro口座のみ100ロット) | 大ロットの分割発注をしないEA |
| サーバー時間固定 | 冬GMT+2/夏GMT+3・変更不可 | 時間帯フィルター付き・日足参照 |
| 閉じると停止 | MT4/MT5を閉じる・ログオフするとEAは止まる | すべて(VPSが事実上必須) |
| 規約55条 | 特定の手法は利益没収・全口座閉鎖 | 裁定系・複数口座連携・運用代行 |
このうち上4つは公式ヘルプセンターと公式の銘柄データで確認できる事実、5つ目は利用規約PDFの条文です。それぞれ後の章で根拠ごと解説します。
「XMのEAは危ない」と言われるのはなぜか
ネット上に「XMでEAを使うと口座凍結される」という話が出回る理由は、公式の日本語ページにEAの禁止条件がまとまって書かれていないことにあります。
実際、公式ヘルプセンター(300問以上)を「禁止」「アービトラージ」で検索しても該当する回答は出てきません。EAの制限を定めているのは英語の利用規約PDFだけで、日本語版の規約PDFは存在しません(規約95条で英語版が優先と定められています)。
つまり「読める場所に書かれていない」ことが誤解の構造的な原因です。実際に禁止されているのは、EAという道具ではなく、EAを使った5つの手法です。逆にスキャルピングも指標時の取引も同一口座内の両建ても、公式が明確に「可」と回答しています。


XMでEA(自動売買)を使うメリット


- VPSが条件付きで無料(残高$1,000+往復5ロット)
- 1台のVPSに全口座を接続できる
- ゼロカットで入金額以上の損失が出ない
- デモ口座で本番と同じ条件を検証できる
- 13,000円+最大$10,500のボーナスで軍資金を増やせる
- 取引量がそのままキャッシュバックになる
- 約定の99%が0.1秒未満・リクオートなし
EAは「PCを閉じると止まる」|だからVPSが要る
まずEA運用の前提として、一番見落とされやすい事実から確認します。公式ヘルプセンターの「オフラインになると、保有ポジションと予約注文は決済されるのですか?」への回答に、こう書かれています。
「トレーリングストップは、MT4/MT5を閉じるまたはログオフすると機能しなくなります。エキスパートアドバイザー(EA)も同様に、MT4/MT5を閉じるまたはログオフすると機能しなくなります。」


保有ポジションと予約注文はサーバー側に残りますが、EAのロジックはMT4/MT5が動いているPCの中で実行されているため、ターミナルを閉じた瞬間に新規エントリーも決済判断も止まります。自宅PCを24時間つけっぱなしにするか、VPSを使うかの二択になるのはこのためです。
無料VPSの条件は「残高$1,000+往復5ロット」
XMはMT4/MT5向けのVPSを自社サービスとして提供しています。条件を満たせば無料、満たさなければ月額25 USDです。
| 項目 | スタンダードVPS | プレミアムVPS |
|---|---|---|
| 料金 | 条件達成で無料/未達は月$25 | 無料 |
| 条件 | 全口座の合計残高$1,000以上 +過去30日で往復5ロット以上 | ロイヤルティPlatinum / Elite限定 (残高・取引量の条件なし) |
| スペック | RAM 2GB・2コア・SSD 60GB Windows Server 2022 | RAM 6GB・4コア・SSD 150GB Windows Server 2022 |
| 対応銘柄 | FX・ゴールド・シルバー | 全銘柄 |
| 提供元 | 第三者プロバイダーのForexVPS | |


EA運用で効いてくるのは、1台のVPSに複数の取引口座を接続できる点です。公式ヘルプは「はい、全ての取引口座を同じVPSに接続していただけます」と回答しています。ただし公式VPSページには「同時に稼働する取引ターミナルや口座数が増えるほどVPSのリソースを消費するため、全体的なパフォーマンスや動作速度に影響が生じる場合があります」という注意書きもあります。RAM 2GBのスタンダードプランでMT5を何台も立てると動作が重くなります。
VPSの申請はXMTradingポータルの「VPS」セクションから行います。条件を満たしていればその場で無料で発行されます。


EAが暴走してもゼロカットで入金額以上は失わない
XMは全口座にマイナス残高リセット(ゼロカット)を適用しています。公式ヘルプの「入金額以上の損失を被る可能性はありますか?」への回答は「いいえ」です。EAのロジック不良やナンピンの暴走で残高がマイナスになっても、追証は発生しません。
国内FX業者には追証(不足金)の仕組みがあり、たとえばGMOクリック証券のFXネオは規約27項で「口座残高合計がマイナスとなった場合は不足金となり」と定めています。EAを回す以上、想定外の相場で残高を割る可能性はゼロにできないので、この差は大きいです。
ただし無条件ではありません。利用規約47.9条は「口座ごと(on a per account basis)」に適用すると定めたうえで、裁定取引・マーケットリスクを取る意思のない取引パターン・他者と協調した内部両建て・ゼロカット制度の濫用については、保護を適用せず別口座の資金で相殺する権利を留保しています。複数口座を使う両建てEAは、この除外条項に当たります。


デモ口座で本番と同じ条件を検証できる
購入したEAや自作EAを、いきなりリアル口座で動かすのは危険です。XMのデモ口座なら仮想資金でロジックの挙動を確認できます。
- デモで選べるのは Standard / KIWAMI極 / Zero の3タイプ(Microのデモは提供なし)
- 残高は「残高のリセット」ではなく「残高の設定」で任意の金額に変更できる
- デモは最大5口座・リアルは最大10口座
- 60日間使わないと自動的に閉鎖される(リアルの90日休眠とは別ルール)
注意点として、デモではスリッページ・約定拒否・スプレッド急拡大による強制ロスカットが再現されません。デモで完璧に動いたEAがリアルで成績を落とすのは、多くがこのギャップによるものです。デモは「ロジックが意図どおり動くか」の確認に使い、収益性の判断はフォワードテストで行ってください。


13,000円+最大$10,500のボーナスで軍資金を増やせる
2026年9月21日時点でXMが常設しているボーナスは次のとおりです。EAはロット数を証拠金から計算するものが多いので、クレジットの上乗せはそのまま運用可能ロットの拡大になります。
| ボーナス | 金額 | 対象外の口座 |
|---|---|---|
| 口座開設ボーナス | 13,000円(入金不要・登録から30日以内に申請) | - |
| 100%入金ボーナス | 最大$500 | Zero・KIWAMI極・投資家口座 |
| 20%入金ボーナス | 最大$10,000 | Zero・KIWAMI極・投資家口座 |


期間限定のキャッシュバックはEAの取引量も対象になる
XMは2026年3月と9月に、期間限定のMUGENキャッシュバックを開催しました(直近は9月1日〜30日で終了)。取引ロット数が増えるほど1ロットあたりの還元額が上がり、9月の条件では100ロット以上が1ロット$5.5・総額の上限なしでした。取引回数が多いEAとは相性のいいキャンペーンなので、再び開催されたときのために条件を残しておきます。10月5日〜30日の秋の特別ボーナスキャンペーンは入金ボーナス型ですが、50%ボーナスには期間中の取引量2,000万ドルという条件があります。数えられるのは5分を超えて保有した取引で、利用規約にEAの取引を除く定めはありません。


ただし条件が細かく、EAのタイプによっては1ロットもカウントされませんでした。9月の条件は次のとおりです。
- Zero口座・KIWAMI極口座は対象外(対象はStandard・Micro・投資家口座・ストラテジーマネージャー口座)
- 両建て注文はカウントされない
- 保有3分以下、または発注価格と決済価格の差が40ポイント未満の取引はカウントされない(規約)
- ボーナスクレジットで建てた分は対象外。残高とクレジットの比率で対象ロットが目減りする
つまり数秒〜数十秒で決済する高頻度スキャルピングEAは、ほとんどカウントされません。逆にデイトレード〜スイング型のEAで、Standard口座を使い、入金ボーナスを受け取らずに自己資金だけで回している場合は満額に近く積み上がります。次のキャンペーンでも、登録の要否・対象口座・カウント条件の3点を開始時に確認してください。
約定の99%が0.1秒未満・リクオートなし
公式の取引手数料ページには「遅延のない迅速な執行スピードを実現。取引の99%が0.1秒未満で執行」「リクオートなしで注文を即時執行」と記載されています。
EAはリクオート(価格再提示)が返ると注文をリトライするため、リクオートが頻発するとロジックどおりのエントリーができません。XMはリクオートなしを明示しているので、この点でEAとの相性は良いといえます。
\ 口座開設で13,000円無料でもらえる /
XMでEA(自動売買)を使うデメリットと、知らないと詰まる制限


ここからがこの記事の本題です。XMでEAを動かすときに実際にぶつかるのは「EA一般のデメリット」よりも、XM側の仕様による制限のほうです。公式の情報が各ページに散らばっているため、EAを買ってから気づくケースが多い項目を先にまとめます。
- 全口座合計で同時200ポジション・注文まで
- 1注文の上限は50ロット(Microは100ロット)
- サーバー時間は冬GMT+2/夏GMT+3で変更できない
- Standard口座のスプレッドは狭くない(ドル円2.0pips)
全口座合計で同時200ポジションまで|ナンピン系EAは要注意
公式ヘルプセンターの「すべての口座で同時に保有できるポジションや注文は最大いくつですか?」への回答は1文です。
「すべての口座で同時に保有できるポジションと予約注文は最大200です。」


読み落としやすいのが「すべての口座で」=1口座あたりではなく、保有するXM口座すべての合計という点と、予約注文(指値・逆指値)も200にカウントされるという点です。


これが効いてくるのは次のようなEAです。
- ナンピン・マーチンゲール系:含み損が伸びるほどポジションを積む。1通貨ペアで数十本になる設計だと、複数ペアで回した瞬間に上限に当たる
- グリッド系:一定値幅ごとに指値を並べる。予約注文がそのままカウントされるので、グリッド幅が細かいほど危険
- 複数口座で同じEAを分散運用:口座を分けても合計200なので回避できない
上限に達すると新規注文がエラーで弾かれます。EAによってはエラーを無視してループし続けるため、「含み損は膨らんでいるのに、EAが想定どおりナンピンできていない」という最悪の状態になり得ます。グリッド幅・最大ポジション数の設定値は、必ず合計200以内に収まるよう見直してください。


1注文の上限は50ロット|Microだけ100ロット
公式の銘柄データで各口座タイプの最大取引サイズを確認すると、FXとスポット貴金属は次のとおりです(2026年9月21日時点)。
| 口座タイプ | 1ロットの通貨量 | 1注文の最大ロット | 実質の上限 |
|---|---|---|---|
| Standard | 100,000通貨 | 50ロット | 500万通貨 |
| Micro | 1,000通貨 | 100ロット | 10万通貨 |
| KIWAMI極 | 100,000通貨 | 50ロット | 500万通貨 |
| Zero | 100,000通貨 | 50ロット | 500万通貨 |
資金が大きくなってEAのロット計算結果が50を超えると、分割発注のロジックを持たないEAは注文が通らなくなります。またMicro口座は「100ロット」と数字は大きいものの、Standardの1ロット相当にしかなりません。Microは検証用と割り切るのが実務的です。


サーバー時間は冬GMT+2/夏GMT+3で変更できない
公式ヘルプセンターの「取引ターミナルのタイムゾーンを変更することはできますか?」への回答は「いいえ」です。
「いいえ、残念ながらMT4やMT5の取引ターミナルでタイムゾーンを変更することはできません。当社のサーバーは冬時間は常にGMT+2、夏時間は常にGMT+3に設定されています。時間帯をGMTに設定することにより、日曜日に小さなローソク足が発生するのを防ぎ、技術分析や過去データによる検証試験をよりスムーズ且つ簡潔に行うことができます。」


EAへの影響は2つあります。


- 時間帯フィルターがずれる:EAの「◯時〜◯時だけエントリー」はサーバー時間基準。日本時間とは冬7時間・夏6時間の差がある
- 日足の区切りが日本時間の朝になる:日足の確定は冬7:00/夏6:00。日足の移動平均やRSIを使うEAは、国内業者のチャートと値が一致しない
他社のサーバー時間で最適化されたEAをXMに持ち込むと、この時差ぶんだけロジックがずれます。EAを買う前に「どのサーバー時間(GMTオフセット)を前提に作られたEAか」を確認してください。多くのEAには GMT Offset の設定項目があります。
Standard口座のスプレッドは狭くない
XMのStandard口座は取引手数料が無料ですが、その分スプレッドにコストが乗っています。公式の銘柄データから取得した最小スプレッドは次のとおりです。
| 銘柄 | Standard / Micro | KIWAMI極 | Zero(+手数料) |
|---|---|---|---|
| USDJPY | 2.0 pips | 0.8 pips | 0.2 pips |
| EURUSD | 1.6 pips | 0.8 pips | 0.2 pips |
| GBPUSD | 1.7 pips | 0.8 pips | 0.9 pips |
| GBPJPY | 3.0 pips | 1.5 pips | 1.2 pips |
| GOLD | 4.0 | 2.0 | 1.4 |
ドル円1ロットの往復コストは、Standardなら約2.0pips=約3,100円(1ドル156円換算)。1日に何十回も売買するスキャルピングEAをStandardで回すと、勝率が高くてもスプレッドで削られます。短期売買型のEAならKIWAMI極かZeroを選ぶのが前提です(詳しくは後述の口座タイプの章で比較します)。


指標などのイベントに対応できない
EAはチャートの数値でしか判断しないため、雇用統計や要人発言といったファンダメンタル要因に自分で対応できません。裁量なら「指標前はポジションを持たない」と判断できますが、EAは条件が揃えばエントリーします。
XMは指標発表時の取引を禁止していません(公式ヘルプ「ニュース発表時の取引は可能ですか?」→「はい」)。禁止されていないからこそ、EA側に時間フィルターを入れるか、指標前に手動で停止する運用ルールが要ります。MT5には経済カレンダーが標準搭載されていますが、MT4にはありません。
勝てるEAを見つけるのが大変
EAは無料・有料あわせて膨大な数が流通していますが、長期にわたり安定して利益を出すものはごく一部です。仮に今勝てているEAでも、相場環境が変わればロジックが通用しなくなります。



どんなに優秀なEAでも、ひとつのロジックが通用する期間は長くて2年くらいと言われているよ。だから「定期的にアップデートされているか」が大事なんだ
見分け方は後半の章でXM固有の観点も含めて解説します。
裁量トレードのスキルが身につかない
EAに任せきりにすると、自分で相場を読む力は伸びません。EAが停止したときや、相場環境が変わってEAを乗り換える判断をするときには、結局は自分の相場観が必要になります。裁量スキルを身につけたい場合は、EAと並行して自分でも取引する時間を確保してください。
XMの規約でNGになるEA(自動売買)の5パターン


XMはEAそのものを禁止していませんが、EAを使った特定の手法は利用規約で明確に禁止されています。根拠は英語の利用規約(Tradexfin Client Agreement)で、日本語版の規約PDFは存在しません(95条で英語版が優先)。日本語の公式ヘルプに書かれていないため、ここが最も誤解されている部分です。


NG①:価格の遅延やエラーを突くEA(55.3条・9.1.67条)
最も明確に禁止されているのがこれです。規約9.1.67条は「Prohibited Software(禁止ソフトウェア)」を「トレーダーに不公平な優位性を与えるソフトウェア」と定義し、具体例として「価格のレイテンシ(遅延)を突くために設計された専用プログラム」「レイテンシ・アービトラージの機会を狙うアルゴリズム取引パターン」を挙げています。
55.3条はさらに踏み込み、「インターネットや接続の遅延、価格フィードのエラーによって表示価格が市場実勢とずれることがある」としたうえで、それを利用する手法(arbitrage / sniping / scalping と総称)を認めないと定めています。
- 他社のレートを先読みしてXMの遅延を突くレイテンシー・アービトラージEA
- 2社間の価格差だけを取りにいく両社間アービトラージEA
- フィードの異常値(ヒゲ・誤配信)を狙うティックスナイピングEA
ここで注意したいのは、55.3条の “scalping” は「レイテンシ悪用」の文脈で使われていることです。通常の短期売買としてのスキャルピングは、公式ヘルプが別途「はい、いずれの口座タイプでもスキャルピングを行っていただけます」と明言しています。この2つは別物です。
「禁止ソフトウェア」を定義した規約9.1.67条の原文(英語・クリックで開く)
“Prohibited Software” … shall mean any software that gives traders an unfair advantage; items that fall into this category shall include, but shall not be limited to, specialized software programs that are designed to exploit possible price latencies on our Online Trading Facility or that allow for the use of technological and/or algorithmic trading pattern that are aimed at exploiting price latency arbitrage opportunities on our Online Trading Facility …


NG②:サーバーに過大な負荷をかけるEA/優位性狙いのAI(55.2条)
55.2条は2段構えになっています。前段はAIソフトウェアについて、「取引システムにAI分析を適用し、不公平な優位性を得て取引環境を悪用することを最終的な目的とするソフトウェア」の使用を絶対的に禁止すると定めています。
読み違えやすいのはここです。「AIを使うこと自体が禁止」ではありません。条文が禁止しているのは「不公平な優位性を得て取引環境を悪用する目的」のAIです。機械学習でエントリー判断をするEA一般が禁止されているわけではありません。
後段はEA運用者にとってより現実的なリスクです。「当社サーバーの性能に深刻な悪影響を与え、最良執行を妨げるような使い方をするソフトウェア」も絶対的に禁止されています。1秒間に何度も発注・キャンセルを繰り返す設計のEAや、大量の口座で同じ高頻度EAを同時に回す運用が該当し得ます。
AIと過負荷を禁止した規約55.2条の原文(英語・クリックで開く)
55.2. Artificial Intelligence Software: It is absolutely prohibited to use any software, which we determine, at our sole discretion, to have as its purpose to apply any kind of artificial intelligence analysis to our Online Trading Facility and/or computer system(s) with an ultimate purpose to gain unfair advantage and exploit our trading facility …
Moreover, it is absolutely prohibited to use any software in such a way which can cause serious negative impact on the performance of our servers and may prevent us from achieving the best possible result for our clients as regards the execution of their orders.


NG③:複数口座・他人と組んだ両建て(55.4条・47.9条)
同一口座内の両建ては公式が明確に認めています。禁止されているのは口座をまたいだ両建てです。公式ヘルプも「すべての取引口座においてポジションを両建てしていただけますが、二つの異なる口座間での両建てはできません」と回答しています。


規約55.4条はさらに広く、「risk free profiting(リスクなしの利益獲得)を含むあらゆる形態の裁定取引」「マーケットリスクを取る意思がなく、金銭的利益だけを目的としていると示される取引パターン」「他者と協調した内部両建て(internal hedging in coordination with other parties)」「ゼロカット制度の濫用」「キャッシュバック・アービトラージ」を挙げ、これらの疑いがある場合は全取引と損益を無効にすると定めています。
「2口座で売りと買いを同時に持ち、片方をゼロカットさせてもう片方の利益を残す」という手法をEAで自動化するのは、この条文の中心的な対象です。47.9条もゼロカット保護を適用しない権利と、別口座の資金を移してマイナス残高と相殺する権利を留保しています。
NG④:マルチターミナルで他人の口座を運用する(55.8条)
意外と知られていない条文です。55.8条は MT4/MT5 Multiterminal について、次のように定めています。
当社はMT4/MT5マルチターミナルを提供しており、複数の取引口座を管理できる。お客様は、自分に属さない取引口座の管理にMT4/MT5マルチターミナルを使用しないことを表明・保証し、これに同意する。
自分名義の複数口座をまとめて管理するのは問題ありません。禁止されているのは他人名義の口座を自分のターミナルから動かすことです。「EAを買ってくれた人の口座をこちらで一括運用します」といったサービスは、提供側も利用側もこの条文に抵触します。
NG⑤:業者にログイン情報を渡して運用代行してもらう(58.2条・58.3条)
「EA込みで口座を預かって運用します」という勧誘は、EA界隈で最も多いトラブル源です。規約58.2条(b)は「当社の事前の書面による同意がない限り、いかなる目的であれアクセスコードを第三者に開示しない」と定めています。
さらに58.3条が重いです。「許可の有無にかかわらず、あなたのアクセスコードを通じて口座にアクセスした者の行為について、あなたが責任を負う」と明記されています。つまり預けた相手が規約違反の手法を使えば、その責任は口座名義人に来ます。



「口座を預けるだけで自動で増えます」っていう話、規約的には完全にアウトなんですね…



そう。しかも損しても「相手が勝手にやった」は通らない。EAは自分の口座に自分で入れて動かすのが大前提だよ
違反するとどうなるか|利益の没収と全口座の閉鎖
ペナルティは規約に具体的に書かれています。55.3条は「事前通知を必要とせず、当社の単独裁量で」次の措置を取れるとしています。
- 該当口座のスプレッドを調整する(55.3条a)
- ストリーミング価格へのアクセスを制限し、手動クオートのみ・全注文を事前承認制にする(55.3条b)
- その手法で得たと文書化できる過去の取引利益を回収する(55.3条c)
- 取引関係を終了し、同一名義の他のすべての口座を含めて即時閉鎖する(55.3条d)
- 関係する第三者に通知する(55.3条e)
55.4条はさらに、全取引と損益を無効とし、新規口座の開設を厳格に禁止したうえで、誤って開設できた場合も発見次第閉鎖し、返金は入金額のみ(入出金手数料を除く)とすると定めています。加えて55.5条は「紛争は当社の単独かつ絶対的な裁量で決定し、その決定は最終的かつ拘束力を持つ。異議の往復は一切受け付けない」としています。


逆に、EAで禁止されていない5つ
「XMのEAは危ない」という話の多くは、実は禁止されていないものを禁止だと思い込んでいるケースです。公式ヘルプが明確に「可」と回答しているものを挙げます。
| よくある誤解 | XMの実際 | 根拠 |
|---|---|---|
| スキャルピングEAは禁止 | 可(全口座タイプ) | 公式ヘルプ |
| 両建てEAは禁止 | 同一口座内なら可(口座間は不可) | 公式ヘルプ |
| 指標時に動くEAは禁止 | 可 | 公式ヘルプ |
| 窓埋めEAは禁止 | 規約に「窓」「ギャップ」の禁止条項は存在しない | 利用規約 |
| カスタムインジケーターは禁止 | 禁じる条項は存在しない | 利用規約 |


ただし両建てには証拠金のルールがあります。FX・ゴールド・シルバーの両建ては必要証拠金がゼロなので証拠金維持率が100%未満でも建てられますが、その他の銘柄は50%が必要で、最終的な必要証拠金が有効証拠金の合計以下になる場合にだけ新規の両建てポジションを建てられます。


XMでEA(自動売買)の設定方法


ここからは実際の手順です。XM公式が案内している設置方法は「チャートへのドラッグ&ドロップ」ではなく、「データフォルダを開く」経由です。古い記事にはドラッグ&ドロップやMacのパッケージ内部を開く手順が残っていますが、現行の公式手順はもっと簡単です。
始める前に決める3つ(あとから変更できません)
XMはプラットフォーム・口座タイプ・基本通貨の3つを口座開設時に決めたら、あとから変更できません(変更できるのはレバレッジだけ)。EAを動かす前にここを間違えると、口座を作り直すことになります。
| 決めること | EA運用での判断基準 |
|---|---|
| MT4 / MT5 | 使いたいEAが対応している方。指定がなければMT5(バックテストがマルチスレッドで高速・経済カレンダー搭載・インジケーター38種) |
| 口座タイプ | 短期売買型ならKIWAMI極かZero、ボーナス活用ならStandard、検証ならMicro |
| 基本通貨 | EAのロット計算・証拠金計算の基準。USD建てのEAが多いのでUSDが無難 |




EAの入手先は「MQL5のサイト」が公式推奨
XM公式ヘルプセンターは、EAの入手先について明確に推奨を示しています。
「EAをターミナルに追加するには、まずはEAをダウンロードする必要があります。MetaQuotes社が承認したEAをMQL5のサイトからダウンロードすることを強くお勧めします。EAをダウンロードするには、MQL5のサイトでアカウントを作成するか、MT4またはMT5の「マーケット」ウィンドウから直接ダウンロードすることができます。」


MQL5マーケットはMetaTraderの開発元であるMetaQuotes社の公式ストアで、MT4/MT5のターミナル内の「マーケット」ウィンドウから直接ブラウズ・購入・インストールできます。審査を通ったEAだけが掲載され、購入前にストラテジーテスターでの無料デモ実行ができるのが最大の利点です。レンタル契約(1か月単位)に対応している製品も多くあります。
- ターミナル内から直接インストールできるので、ファイルの置き場所を間違えない
- 購入前にバックテストで挙動を確認できる
- レビューと星評価、アップデート履歴が残っている
日本語で探したい場合はGogoJungleなどの販売サイト、実運用成績を確認したい場合はmyfxbookも使えます(後の章で解説します)。ただしSNSやメッセージアプリで個別に配布される「無料EA」は、公式の推奨からも外れるうえトラブルが多いので避けてください。
MT5にEAを設置する手順(公式の3ステップ)


MT5を起動し、上部メニューの「ファイル」をクリックして「データフォルダを開く」を選びます。エクスプローラー(MacはFinder)でMT5のデータフォルダが開きます。
ここが重要なポイントです。MT5のインストール先フォルダ(Program Files)ではなく、ユーザーごとのデータフォルダにEAを入れる必要があります。「データフォルダを開く」から辿れば必ず正しい場所に着きます。
開いたフォルダの中の「MQL5」フォルダ→「Experts」フォルダの順に開き、ダウンロードした.ex5(または.mq5)ファイルをここにコピーします。
MT4の場合は「MQL4」→「Experts」で、入れるファイルは.ex4(または.mq4)です。EAがDLLファイルを同梱している場合は、DLLは「Libraries」フォルダに入れます。
ターミナルをいったん終了して起動し直します。再起動後、左側の「ナビゲーター」ウィンドウの「エキスパートアドバイザ」の下に、入れたEAの名前が表示されていれば設置完了です。
表示されない場合は、ファイルの置き場所(ExpertsフォルダかIndicatorsフォルダか)と拡張子を確認してください。
MQL5マーケットから購入・レンタルした場合は、ターミナル内で直接インストールされるので、この3ステップは不要です。
Macでも手順は同じ|「パッケージの内容を表示」は不要
Mac版のMT4/MT5でも、「ファイル」→「データフォルダを開く」で同じようにFinderが開きます。アプリケーションを右クリックして「パッケージの内容を表示」→drive_c→Program Files…と辿る必要はありません。
公式ヘルプの「MacOS上のMT4/MT5取引ターミナルにインジケーターをインストールするにはどうすればよいですか?」でも、手順は「ファイル」→「データフォルダを開く」→Finderから該当フォルダに.ex4ファイルをコピー、.dllファイルは「ライブラリ」フォルダへと案内されています。EAも同じ考え方です。
EAを稼働させる|「自動売買を許可する」を忘れない
MT5では上部ツールバーの「アルゴリズム取引」ボタン(MT4では「自動売買」)をクリックしてONにします。OFFのままだとEAをチャートに入れても発注されません。
ナビゲーターのEA名を、稼働させたい通貨ペア・時間足のチャートにドラッグ&ドロップします。設定画面が開くので、「コモン」タブの「自動売買を許可する」にチェックを入れ、「パラメーターの入力」タブでロット数やリスク設定を指定してOKを押します。
1つのチャートで動かせるEAは1つだけです。複数のEAを同時に動かす場合は、EAの数だけチャートを開いてください。
チャート右上のEA名の横にニコちゃんマーク(笑顔)が出ていれば稼働中です。バツ印や困った顔の場合は、アルゴリズム取引がOFF、または「自動売買を許可する」にチェックが入っていません。
EAが動かない原因で一番多いのは「銘柄名の違い」
設置も稼働設定も正しいのにエントリーしない場合、口座タイプごとに銘柄名(シンボル)が違うことが原因のケースが非常に多いです。EAが「USDJPY」という名前を決め打ちしていると、Micro口座やKIWAMI極口座では銘柄を見つけられません。


| 口座タイプ | ドル円の銘柄名 | ゴールドの銘柄名 |
|---|---|---|
| Standard | USDJPY | GOLD |
| Micro | USDJPYmicro | GOLDmicro |
| KIWAMI極 | USDJPY# | GOLD# |
| Zero | USDJPY. | GOLD. |
公式ヘルプも「Micro口座で取引する場合は、『気配値表示』ウィンドウから『micro』という拡張子を含む銘柄を選択する必要があります」と案内しています。EAに「シンボルのサフィックス(接尾辞)」を設定する項目があれば、そこに `micro` `#` `.` を指定してください。無い場合は、EAを入れるチャート自体を正しい銘柄で開く必要があります。
※ サフィックスが付くのはFXと貴金属です。株価指数・エネルギー・暗号資産はMicroとZeroでは無印、KIWAMI極では「#」が付きます。株式デリバティブは全口座で無印です。
それでも動かないときはログファイルを見る
エラーの原因はターミナルのログに記録されています。公式ヘルプの案内どおり、「ファイル」→「データフォルダを開く」→「logs」を開くと日付ごとのログファイルがあります。「エキスパート」タブと「操作履歴」タブでも同じ内容を確認できます。
| 症状 | 確認するポイント |
|---|---|
| ナビゲーターにEAが出ない | Expertsフォルダ以外に入れていないか/再起動したか |
| 顔マークがバツ印 | アルゴリズム取引がOFF/「自動売買を許可する」未チェック |
| エントリーしない | 銘柄名のサフィックス/サーバー時間と時間フィルターのズレ |
| 注文がエラーで弾かれる | 合計200ポジションの上限/1注文50ロットの上限/証拠金不足 |
| 夜間だけ止まる | PCのスリープ/VPSの再起動/銘柄の取引時間外 |
ログを見ても原因がわからない場合は、ログファイルを添えて support@xmtrading.com に問い合わせできます。公式ヘルプにログファイルの送り方まで案内があります。


EA(自動売買)はVPSを使うべき
前述のとおり、MT4/MT5を閉じるとEAは止まります。自宅PCで24時間動かし続けるのは、電気代・PCの寿命・停電やインターネット断のリスクを考えると割に合いません。
XMのVPSは公式ページで「0.001秒未満の低遅延」「稼働率99.99%」を掲げており、XMの取引サーバーに近接したインフラで動きます。残高$1,000+往復5ロットの条件を満たせば無料、未達でも月$25です。EAで月5ロット以上を回すなら、実質的に無料で使えます。



VPSは「速いから」というより「止まらないから」使うものだよ。EAは1回の取りこぼしがそのまま機会損失になるからね
VPSの申請はXMTradingポータルにログインして「VPS」セクションへ進むだけです。承認されるとVPSのログイン情報がメールで届きます。


まだXMの口座がない場合は、先に口座を開設してMT4/MT5をダウンロードしてください。
▶️ XM公式サイト
\ 口座開設で13,000円無料でもらえる /
XMでEA(自動売買)を動かすならどの口座タイプ?


EAは全4口座で使えますが、コスト構造とボーナスの扱いがまったく違うため、EAのタイプによって最適な口座は変わります。公式データで比較します。
| 項目 | Standard | Micro | KIWAMI極 | Zero |
|---|---|---|---|---|
| USDJPYスプレッド | 2.0 pips | 2.0 pips | 0.8 pips | 0.2 pips |
| 取引手数料 | 無料 | 無料 | 無料 | $10 / 1ロット往復 |
| 最大レバレッジ | 1,000倍 | 1,000倍 | 1,000倍 | 500倍 |
| 1ロットの通貨量 | 10万通貨 | 1,000通貨 | 10万通貨 | 10万通貨 |
| 入金ボーナス | 対象 | 対象 | 対象外 | 対象外 |
| XMP(ロイヤルティ) | 対象 | 対象 | 対象(現金交換のみ) | 対象外 |
| MUGENキャッシュバック (2026年9月・終了) | 対象 | 対象 | 対象外 | 対象外 |
| スワップフリー | なし | なし | 対象35銘柄のみ | なし |
| 暗号資産 | ○ | ○ | ○ | × |
EAのタイプ別・おすすめ口座
| EAのタイプ | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
| スキャルピング(数秒〜数分) | Zero | 往復コストが最小。ボーナスもキャッシュバックも元々もらえない層なので機会損失が小さい |
| デイトレード(数時間) | KIWAMI極 | 手数料なしでスプレッドが狭い。スワップフリー対象銘柄なら日をまたぐコストも抑えられる |
| スイング(数日〜) | KIWAMI極 または Standard | 取引回数が少ないのでスプレッド差の影響が小さい。ボーナスを使うならStandard |
| ナンピン・グリッド | Standard | 入金ボーナスで証拠金に厚みを持たせられる。ただし合計200ポジションの上限に注意 |
| 検証・少額テスト | Micro | 1ロット=1,000通貨。本番と同じスプレッドで、100分の1の金額で挙動を確認できる |



Zeroが一番コストが安いなら、全部Zeroでいいんじゃないですか?



取引回数が少ないEAだとそうでもないんだ。Zeroは入金ボーナスもXMPも対象外で、9月に終了したMUGENキャッシュバックも対象外だった。取引量が少ないほど「もらえない分」のほうが大きくなるよ
Zero口座の手数料はMT4とMT5で引かれ方が違う
Zero口座を選ぶなら、この仕様を知らないとEAの証拠金計算が狂います。公式の取引手数料ページの回答です。
「はい、Zero口座の手数料は、$100,000の取引毎に$10です。
MT4プラットフォームでは、手数料は取引発注時に往復分(発注と決済)がまとめて口座から差し引かれます。
MT5プラットフォームでは、手数料は取引発注時と決済時に口座から差し引かれます。」
つまりMT4のZero口座では、エントリーした瞬間に往復分の手数料が全額引かれます。証拠金ギリギリでロットを計算するEAをMT4のZero口座で動かすと、発注直後に有効証拠金が想定より減り、次のエントリーが証拠金不足で弾かれることがあります。EA側に手数料のバッファを持たせるか、MT5を選んでください。
高頻度EAだとXMP(ロイヤルティポイント)が0になる
XMのロイヤルティプログラムは2026年7月に刷新され、XMPは次の式で計算されます。
XMP = 取引額(USD)×(係数 ÷ 1,000,000)×(残高とクレジットの比率)
※ 1取引ごとに小数第2位で切り捨て(規約C.5)
ここで問題になるのが切り捨てです。ドル円(係数6.2/Bronze・Standard)で計算すると次のようになります。
| 1取引のロット | 取引額 | 計算値 | 実際の付与 |
|---|---|---|---|
| 0.01ロット | $1,000 | 0.0062 XMP | 0 XMP |
| 0.1ロット | $10,000 | 0.062 XMP | 0.06 XMP |
| 1ロット | $100,000 | 0.62 XMP | 0.62 XMP |
0.01ロット刻みで細かく発注するEAは、何千回取引してもXMPが1ポイントも貯まりません。Micro口座は1ロットが1,000通貨なので、Microの1ロットも同じく0 XMPです。加えて保有5分未満の取引はそもそも対象外なので、高頻度スキャルピングEAとロイヤルティプログラムは基本的に噛み合いません。


高頻度EAは取引履歴が「圧縮」される
これは知らないと成績集計でつまずく仕様です。利用規約56.2条にこう書かれています。
口座の取引量によっては、約定済みの取引(決済済み注文)が、取引プラットフォーム上で単一または複数の残高取引にまとめられる(圧縮される)場合がある。ただし、完全な取引履歴はポータルから閲覧・エクスポートできる。
取引回数が多いEAを回していると、MT4/MT5の「口座履歴」で個別の決済が見えなくなり、まとまった残高調整として表示されることがあります。EAの成績を1トレード単位で検証したい場合は、XMTradingポータルから取引履歴をエクスポートしてください。


\ 口座開設で13,000円無料でもらえる /
FXにおいて優秀なEA(自動売買)の見分け方


EAは「買って入れれば勝てる」ものではありません。ここでは一般的な選定基準に加えて、XMで動かす前提で必ず確認すべき項目を挙げます。
- フォワードテスト(実運用成績)が公開されている
- 長期のバックテストでも安定している
- 単利運用で利益が出ている
- 最低6か月以上リアル口座で運用されている
- 定期的にアップデートされている
- 口コミ・レビューが確認できる
- XMの条件(サーバー時間・スプレッド・上限)で検証されている
XMの条件で検証されているかを必ず確認する
ここが他のブローカーと決定的に違う部分です。EAの販売ページに載っているバックテスト結果は、開発者が使っていたブローカーの条件で出したものです。XMに持ち込むと前提が変わります。
| 確認する項目 | XMでの前提 | ずれたときの症状 |
|---|---|---|
| サーバー時間(GMTオフセット) | 冬GMT+2/夏GMT+3 | 時間帯フィルターと日足の区切りがずれる |
| 想定スプレッド | Standard ドル円2.0pips | バックテストより成績が落ちる |
| 最大保有ポジション数 | 全口座合計200 | ナンピンが途中で止まる |
| 最小・最大ロット | 0.01〜50ロット | 大ロットで発注エラー |
| 銘柄名のサフィックス | 口座タイプで異なる | そもそもエントリーしない |
購入前に「XMで動かした実績があるか」を販売者に確認するのが最も確実です。MQL5マーケットの製品ならコメント欄でブローカー名を挙げた報告が残っていることが多く、判断材料になります。
MT5のストラテジーテスターで自分で検証する
販売者の成績を信じるより、自分のXM口座でバックテストを回すほうが速くて正確です。MT5のストラテジーテスターは公式の比較表でも「高速(マルチスレッド)」とされており、MT4(低速・シングルスレッド)より圧倒的に効率が良いです。
- MT5で「表示」→「ストラテジーテスター」を開く
- エキスパートに検証したいEA、銘柄に実際に使う口座タイプの銘柄名(例:KIWAMI極なら USDJPY#)を指定する
- モデルは「各ティック(実際のティックに基づく)」を選ぶ。「始値のみ」は速いが実態と乖離する
- 期間は最低でも3年以上。相場の局面が変わる期間を含める
- 結果の最大ドローダウンとプロフィットファクター、そして取引回数を見る
フォワードテストの結果が良い
バックテスト(過去データでの検証)は、そのデータに合わせて最適化(カーブフィッティング)できてしまいます。リアルタイムで運用した結果=フォワードテストが公開されているEAのほうが信頼できます。
myfxbookは、MT4/MT5口座を連携して運用成績をリアルタイムで公開できるサービスです。EAの実際の成績が第三者の視点で検証できるため、気になるEAがあれば掲載の有無を確認してみてください。





開発者が載せてるスクショだけの成績は加工できるからね。第三者のサービスに接続された数字かどうかを見るのが大事だよ
長期のバックテスト成績が良い
短期間だけに最適化されたEAは、相場が少し変化しただけで勝てなくなります。数年分のデータで検証され、取引回数が多くても成績が安定しているEAを選んでください。
特に見るべきは最大ドローダウンです。最終的な利益率が高くても、途中で資金の50%を溶かすEAは実運用に耐えられません。ドローダウンが自分の許容範囲に収まるロット設定に調整できるかを確認します。
単利運用で収益が出ている
EAの成績を複利運用のグラフで見せられると、実際より右肩上がりに見えます。単利(一定ロット)でも利益が出ているEAは、ロジックそのものが機能している可能性が高いです。販売ページのグラフが複利前提かどうかを必ず確認してください。
最低6か月以上リアル口座で運用されている
フォワードテストは、少なくとも半年以上の実績があると、ある程度の相場変動に耐えた証明になります。デモ口座での成績は、スリッページや約定拒否が再現されないため参考程度に留めてください。
定期的にアップデートされている
どんなに優秀なEAでも、ひとつのロジックが通用する期間には限りがあります。相場環境の変化に合わせて開発者が調整を続けているかどうかは、そのまま将来の期待値に直結します。3年以上アップデートが止まっているEAは、現在の相場に最適化されていないと考えたほうが安全です。
口コミ・評判が確認できる
EAの販売には詐欺的なものも紛れています。購入しても全く勝てない、そもそも納品されない、といったトラブルが起こり得るのがEAの怖いところです。
必ずEAの名前で検索してレビューを確認してください。参考になるサイトを挙げます。
| サイト名 | 特徴 |
|---|---|
| MQL5マーケット | XM公式が推奨。MT4/MT5から直接購入・レンタルでき、購入前にストラテジーテスターで試せる |
| myfxbook | EAのフォワードテスト(実運用成績)が確認できる |
| GogoJungle | 日本最大級のEA販売サイト。完全日本語でレビューも読める |
| FOREX RATINGS | 世界中のEAを評価してランキング化(英語) |
GogoJungle
GogoJungleは、日本のEA販売サイトとして最も規模の大きいサイトです。完全に日本語で利用でき、ランキング形式でEAを比較できます。購入者のレビューが日本語で読めるので、海外のサイトより判断材料を集めやすいのが利点です。
FOREX RATINGS
FOREX RATINGSは、世界中のEAを評価してランキング化しているサイトです。すべて英語ですが、数年単位で運用されているEAが多く掲載されており、アップデートの頻度も確認できます。
なお、規約58.2条・58.3条のとおり「口座を預ければ運用します」という勧誘はXMの規約違反です。EAは必ず自分の口座に自分で導入して動かしてください。
【FAQ】XMのEA(自動売買)についてよくある質問


- XMでEA(自動売買)は禁止されていませんか?
-
禁止されていません。XM公式ヘルプセンターは「はい、MT4とMT5の両方のプラットフォームで、EAや取引ロボットを使用して取引することができます」と明言しており、口座タイプによる制限もありません。
ただし利用規約55条で、価格の遅延やエラーを突くEA、サーバーに過大な負荷をかけるEA、複数口座をまたぐ両建て、他人の口座の運用代行は禁止されています。違反すると利益の没収と全口座の閉鎖の対象になります。
- スマホだけでEAを動かせますか?
-
できません。MT4/MT5のスマホアプリはEA・カスタムインジケーター・スクリプトに対応していません。XMTD TraderProアプリも同様です。
スマホからEAを運用したい場合は、VPSを契約してWindows用のリモートデスクトップアプリで接続する形になります。iOSは「Windows App Mobile」、Androidは「Windows App」が現行のアプリ名です。この方法ならスマホからEAの起動・停止・パラメーター変更まで行えます。
- 複数のEAを同時に動かせますか?
-
動かせます。ただし1つのチャートで動かせるEAは1つだけなので、EAの数だけチャートを開く必要があります。
注意点は2つあります。1つはマジックナンバーで、同じ銘柄で複数のEAを動かすときは、EAごとに異なるマジックナンバーを設定しないと互いのポジションを誤って決済することがあります。もう1つは全口座合計で同時200ポジション・注文までという上限で、EAを増やすほど上限に近づきます。
- EAで両建てするのは禁止ですか?
-
同一口座内の両建ては認められています。公式ヘルプも「すべての取引口座においてポジションを両建てしていただけます」と回答しています。FX・ゴールド・シルバーの両建ては必要証拠金がゼロなので、証拠金維持率が100%未満でも建てられます(その他の銘柄は50%)。
禁止されているのは2つの異なる口座間での両建てです。規約55.4条は「他者と協調した内部両建て」を無効事由として挙げており、47.9条ではゼロカット保護を適用しない権利も留保されています。口座を分けてゼロカットを狙うEAは規約違反です。
- ボーナス(クレジット)だけでEAを動かせますか?
-
動かせます。口座開設ボーナス13,000円だけでもEAの稼働は可能です。ただし証拠金が少ないので、0.01ロットでも値動き次第ですぐロスカット水準(証拠金維持率20%)に到達します。
また出金するとボーナスクレジットは出金額に応じて比例消失します。クレジット前提でロットを計算するEAは、出金した翌日に必要証拠金が足りなくなることがあるので注意してください。2026年9月に開催されたMUGENキャッシュバック(終了)でも、ボーナスクレジット分の取引は対象外でした。
- デモ口座でEAを試せますか?
-
試せます。デモで開設できるのはStandard・KIWAMI極・Zeroの3タイプで、Microのデモは提供されていません。残高は「残高の設定」から任意の金額に変更できます。
ただしデモではスリッページ・約定拒否・スプレッド急拡大による強制ロスカットが再現されません。ロジックが意図どおり動くかの確認には使えますが、収益性の判断はリアル口座の少額運用かフォワードテストで行ってください。なお60日間使わないとデモ口座は自動的に閉鎖されます。
- EAの取引でXMP(ロイヤルティポイント)は貯まりますか?
-
条件次第です。XMPは「取引額 ×(係数÷1,000,000)× 残高とクレジットの比率」で計算され、1取引ごとに小数第2位で切り捨てられます。
ドル円0.01ロットの場合は 0.0062 XMP となり、切り捨てで0 XMPです。Micro口座の1ロット(1,000通貨)も同じく0です。さらに保有5分未満の取引は対象外なので、高頻度スキャルピングEAではほとんど貯まりません。Zero口座はそもそもXMPの対象外です。
- EAを動かすのにVPSは必須ですか?
-
必須ではありませんが、事実上ほぼ必要です。公式ヘルプが明記しているとおりMT4/MT5を閉じる・ログオフするとEAは機能しなくなります。自宅PCを24時間稼働させ続けるなら不要ですが、停電やインターネット断でEAが止まるリスクは残ります。
XMのVPSは全口座の合計残高$1,000以上+過去30日で往復5ロット以上で無料、未達の場合は月額25 USDです。1台のVPSに複数の取引口座を接続することもできます。
- EAがエントリーしません。原因は何ですか?
-
多い順に次の5つです。
- 銘柄名のサフィックス違い(Micro=USDJPYmicro/KIWAMI極=USDJPY#/Zero=USDJPY.)
- ツールバーの「アルゴリズム取引」がOFF、または「自動売買を許可する」が未チェック
- サーバー時間(冬GMT+2/夏GMT+3)と時間フィルターのズレ
- 合計200ポジションの上限、または1注文50ロットの上限に達している
- 証拠金不足、または銘柄の取引時間外
「ファイル」→「データフォルダを開く」→「logs」からログファイルを開くと、具体的なエラーコードが確認できます。
- XMのゴールド(GOLD)をEAで取引できますか?
-
できます。スプレッドはStandard 4.0/KIWAMI極 2.0/Zero 1.4です(2026年9月21日時点)。口座タイプによって銘柄名が GOLD / GOLDmicro / GOLD# / GOLD. と変わる点はFXと同じです。
土日も取引できるGOLD24-7という銘柄もありますが、こちらはMT5のStandard・KIWAMI極・Zero口座限定で、スプレッドや取引時間が通常のGOLDと異なります。EAで使う場合は仕様の違いを確認してください。
- EAの購入代金は経費にできますか?
-
海外FXの利益は雑所得(総合課税)として扱われ、EAの購入費用やVPSの利用料は必要経費として計上できるのが一般的です。ただし個別の可否は状況によるため、最終的には税理士または所轄の税務署に確認してください。
なお海外FXは申告分離課税の対象外で、損失の繰越控除もできません(国税庁タックスアンサーNo.1522の注記)。国内FXとは税制が異なる点に注意が必要です。


XMのEA(自動売買)まとめ


XMのEA(自動売買)は、MT4・MT5の両方、4つの口座タイプすべてで公式に認められています。スキャルピングも、同一口座内の両建ても、指標発表時の取引も禁止されていません。「XMでEAを使うと凍結される」という話の多くは、禁止されていないものを禁止だと誤解したものです。
本当に注意すべきは次の2つに整理できます。
- 価格の遅延・エラーを突くレイテンシーアービトラージEA(55.3条・9.1.67条)
- サーバーに過大な負荷をかけるEA/優位性の悪用を目的としたAI(55.2条)
- 複数口座・他者と組んだ両建て(55.4条・47.9条)
- マルチターミナルで他人の口座を管理する(55.8条)
- 業者にログイン情報を渡して運用代行してもらう(58.2条・58.3条)
- 全口座合計で同時200ポジション・注文まで(ナンピン・グリッド系は要調整)
- 1注文50ロットが上限(Microは100ロット=Standard 1ロット相当)
- サーバー時間は冬GMT+2/夏GMT+3で変更不可(時間フィルターと日足がずれる)
- 口座タイプで銘柄名が変わる(micro / # / . =EAが動かない原因の第1位)
設置方法は公式手順の3ステップです。「ファイル」→「データフォルダを開く」→ MQL5(MT4はMQL4)→ Experts にファイルを入れて再起動。EAの入手先は、XM公式が「MetaQuotes社が承認したEAをMQL5のサイトから」と明確に推奨しています。
次にやること
- EAのタイプに合う口座を決める(短期=Zero/中期=KIWAMI極/ボーナス活用=Standard/検証=Micro)。プラットフォーム・口座タイプ・基本通貨はあとから変更できません
- デモ口座かMicro口座でEAの挙動を確認する。銘柄名のサフィックスと時間フィルターをここで合わせておきます
- 残高$1,000+往復5ロットを満たしてVPSを無料で使う。MT4/MT5を閉じるとEAは止まります
- 使うEAが規約55条の5パターンに当たらないか確認する。違反すると利益の没収と全口座の閉鎖になります
口座開設は入力4項目で完了し、入金不要で13,000円の口座開設ボーナスが受け取れます(登録から30日以内に申請)。まずはボーナスとデモ口座で、手元のEAがXMの条件で動くかを確かめるところから始めるのが安全です。


\ 口座開設で13,000円無料でもらえる /








