「XM」「XMTrading」「XM Global」は、同じXMのロゴを掲げた3つの別会社です。運営法人も規制当局も、口座を開ける国も違います。そして日本在住のトレーダーが口座を開けるのはXMTradingだけです。
xm.comはEEA(欧州経済領域)の居住者向けで、CySECの規制によりレバレッジは30倍、ボーナスは禁止です。xmglobal.comはEUと日本以外の国向けで、登録フォームの居住国リスト203か国に日本が入っていません。どちらも2026年9月5日に公式サイトと登録フォームで確かめました。
この記事では3ブランドの法人・ライセンス・取引条件の違いを一覧にしたうえで、多くの解説が間違えている「XMTradingが日本専用になった経緯」を、公式サイトの保存版と金融庁の記録から年表にしました。XMの口座でXMTradingにログインできないときの見分け方もまとめています。
橘さくら同じロゴなのに会社が3つ。ログインできない原因の半分はこの取り違えだよ
- XMTradingの運営会社はTradexfin Limited(セーシェルFSA・SD010)とFintrade Limited(モーリシャスFSC・GB20025835)の2社。登録フォームでどちらに口座を作るか選ぶ
- xm.comはEEA居住者向け。運営はTrading Point of Financial Instruments Limited(CySEC・120/10)で、レバレッジ30倍・ボーナスなし・口座は2種類
- xmglobal.comはEUと日本以外向け。運営はXM Global Limited(ベリーズFSC・8557558)で、レバレッジ1000倍。登録フォームの居住国203か国に日本はない
- XMTradingが生まれたのは2015年11月。「2018年のEU規制が原因」という定番の説明は時系列が合わない。2018年に生まれたのはXM Globalのほう
- ログインできないときはMT4/MT5のサーバー名の頭で見分ける。XMTrading-、XM.COM-、XMGlobal-の3系統で、ポータルもmy.xmtrading.com・my.xm.com・my.xmglobal.comと別
| XMTrading xmtrading.com | XM xm.com | XM Global xmglobal.com | |
|---|---|---|---|
| 対象地域 | 日本を含む110か国以上 | EEA(欧州経済領域)の居住者 | EU・日本・米国などを除く203か国 |
| 運営法人 | Tradexfin Limited Fintrade Limited | Trading Point of Financial Instruments Limited | XM Global Limited |
| 規制当局 ライセンス番号 | セーシェルFSA SD010 モーリシャスFSC GB20025835 | キプロスCySEC 120/10 | ベリーズFSC 8557558 |
| 最大レバレッジ | 1000倍 (Zero口座は500倍) | 30倍 | 1000倍 |
| 口座タイプ | Standard / Micro KIWAMI極 / Zero | Ultra Low / Zero | Standard / Ultra Low Shares |
| ボーナス | 口座開設13,000円 入金100%+20%(最大$10,500) | なし(規制で禁止) | 口座開設ボーナスあり (日本から閲覧時は¥3000表示) |
| 日本語 | サイト・ポータル・サポートとも対応 | なし(/jp/は英語トップへ転送) | なし |
| MT4サーバー名の頭 | XMTrading- XMTradingMU- | XM.COM- | XMGlobal- |
| ログインページ | my.xmtrading.com | my.xm.com | my.xmglobal.com |
| 日本居住者の口座開設 | できる (居住国の初期値がJapan) | できない | できない (居住国リストに日本なし) |
\ 口座開設で13,000円無料でもらえる /
XMとXMTradingの違いを一覧で比較|3ブランドの正体


3つのブランドは「同じ名前を使う別会社」です。各サイトのフッターに書かれた法的表記を並べると、契約相手がまったく違うことが一目で分かります。
| サイト | フッターの法的表記(2026年9月5日) |
|---|---|
| xmtrading.com | 「Tradexfin Limitedは、証券ディーラーライセンス番号SD010の下、セーシェル金融サービス庁(FSA)により規制されています」 「Fintrade Limitedは、証券ディーラーライセンス番号GB20025835の下、モーリシャス金融サービス委員会(FSC)より、規制されています」 |
| xm.com | 「This website is operated by Trading Point of Financial Instruments Limited, registration number HE251334」 「provides investment and ancillary services to residents of the European Economic Area (EEA)」 |
| xmglobal.com | 「XM Global Limited is regulated by the Financial Services Commission (FSC) of Belize under the Securities Industry Act 2021 (license number 8557558)」 |






フッターの違いは表記だけの問題ではありません。どの法人と契約するかで、準拠法・裁判管轄・投資家保護の仕組み・使えるレバレッジがすべて変わります。取引条件まで含めた比較が次の表です。
| XMTrading | XM(EU) | XM Global | |
|---|---|---|---|
| 登記地 | セーシェル(Tradexfin) モーリシャス(Fintrade) | キプロス・リマソール | ベリーズ・ベリーズシティ |
| 準拠法・裁判管轄 | セーシェル法(顧客契約94.1条) モーリシャス法(同58.1条) | キプロス法・MiFID II | ベリーズ法 |
| 投資家補償基金 | なし(顧客契約に条文なし) | ICF加盟(1人あたり上限€20,000または請求額の90%) | なし |
| ゼロカット | あり(口座単位・規約47.9条) | あり(規制で義務) | あり |
| ストップアウト | 20% | 50% | 公式ページに記載なし |
| スプレッド例(USDJPY) | Standard 1.0pips〜 KIWAMI極 0.6pips〜 / Zero 0〜 | Ultra Low 0.8pips〜 / Zero 0〜 | 0.8pips〜 |
| プロモーション | 口座開設13,000円・入金最大$10,500 友人紹介$150・XMP・コンテスト (10月30日まで秋の特別ボーナスを開催中) | ページ自体がない | 口座開設ボーナス・紹介$40 XM Traders Club・毎月$100kのコンテスト |
| リスク警告の書き方 | 「投資元金に非常に高いリスク」 | 「75.12%のリテール口座が損失」と割合を明示 | 「投資元本を失う可能性」 |
| 公式サイトの規模表記 | 顧客100万人以上・110か国以上 | グループで2,000万人以上 | グループで2,000万人以上・190か国 |
XMTradingとXM Globalは取引条件が似ています。違うのは対象地域と言語、そしてボーナスの中身です。EU向けのxm.comだけは別世界で、これは会社の方針ではなくEUの規制によるものです。


「同じ会社」と言えるのか。公式サイトの書きぶりを確認する
xm.comのフッターは「XM is a trading name of Trading Point Holdings Ltd」と書き、Trading Point Holdings Ltdを持株会社として掲げています。2018年11月時点のxmglobal.comは、グループ会社としてXM UK(FCA 705428)、XM Australia(ASIC 443670)、XM Global Limited(ベリーズ)、XM Cyprus(CySEC 120/10)の4社を並べていました。
一方で、現在のxmtrading.comには「XMグループ」という言葉が出てきません。トップページ・会社概要・「XMTradingが選ばれる理由」・規制ページ・法的文書ページの5ページを2026年9月5日に確認しましたが、いずれも「XMグループ」「XM Group」の表記はゼロでした。公式ヘルプセンターで「XM.com」「XM Global」を検索しても、結果は0件です。


つながりを示す材料は3つあります。第一に、2015年11月の公式サイト保存版では「XMTradingはTrading Point (Seychelles) Limitedの商号」と書きつつ、同じフッターにキプロスのTrading Point of Financial Instruments Ltd(CySEC 120/10)を併記していました。第二に、現在のフッターに「TPS Management LimitedはTradexfin Limitedが完全に所有しています」とあり、その所在地はキプロスのニコシアです。第三に、ロゴ・ポータルの設計・XMTD TraderProアプリなど、サービスの作りが共通です。
ブランドと沿革は共通ですが、契約相手・規制当局・裁判管轄は別です。「同じ会社」ではなく「同じブランドを使う別法人」と理解するのが正確で、XMの口座がそのままXMTradingで使えることもありません。
XMTradingの運営会社は2社|Tradexfin(セーシェル)とFintrade(モーリシャス)


XMTradingは「セーシェルのライセンス」だけで語られがちですが、現在はTradexfin LimitedとFintrade Limitedの2社体制です。どちらの法人に口座を作るかは、登録フォームの最初の画面で自分が選びます。
登録フォームで契約する法人を選ぶ
xmtrading.comの登録フォームは、居住国の初期値が「Japan」です。そのすぐ下に「お客様の口座はこちらのブランドにて開設されます」という欄があり、ドロップダウンで「Tradexfin Limited — 規制機関はFSA (Seychelles) SD010」と「Fintrade Limited — 規制機関はFSC (Mauritius) GB20025835」の2つから選べます。


どちらを選んでも、欄の下に「ゼロカットシステムによるマイナス残高のリセット」「顧客資金の分別管理」「最大レバレッジ:1000:1」の3行が並びます。取引条件は同じで、違うのは契約相手です。2026年9月5日に2回開いたところ、初期表示は1回目がTradexfin、2回目がFintradeでした。初期値は固定ではないので、登録前に必ず自分で確認してください。
| Tradexfin Limited | Fintrade Limited | |
|---|---|---|
| 規制当局 | セーシェル金融サービス庁(FSA) | モーリシャス金融サービス委員会(FSC) |
| ライセンスの種類・番号 | 証券ディーラーライセンス SD010 | 投資ディーラー(引受を除くフルサービスディーラー)GB20025835 |
| 顧客契約の登記住所 | F20, 1st Floor, Eden Plaza, Eden Island, Seychelles | c/o Amicorp (Mauritius) Limited, 6th Floor, NeXTeracom Building, Ebene, Mauritius |
| 準拠法・裁判管轄 | セーシェル法・セーシェルの裁判所(94.1条) | モーリシャス法・モーリシャスの裁判所(58.1条・58.2条) |
| 顧客契約の分量 | 102ページ | 73ページ |
| ゼロカットの条文 | 47.9条 | 25条 |
| 金融庁の警告リスト | 掲載あり(令和2年8月21日付) | 掲載なし(2026年9月5日時点) |
| MT4サーバー名 | XMTrading-Real ○○ | XMTradingMU-Real ○○ |
2つのライセンスの中身と、登録簿で分かること
公式の規制ページは、Tradexfinを「FSAより証券ディーラーライセンス(番号SD010)を交付」、Fintradeを「FSCより投資ディーラー(引受を除くフルサービスディーラー)ライセンス(番号GB20025835)を交付」と書いています。旧記事に載っていたSD010の証明書は有効期間が2021年2月17日から2022年2月16日のもので、すでに期限が切れた画像でした。


セーシェルFSAの公開登録簿にもTradexfin Limitedは載っています。ただし登録簿の住所は「Office 101, 1st Floor, Vijay Marina, Eden Island, Mahe」で、顧客契約に書かれた登記住所「F20, 1st Floor, Eden Plaza, Eden Island」とは違います。連絡先はdd@xmtrading.com、ウェブサイトはxmtrading.comとあるので同一法人に間違いありませんが、公式文書の中で住所が食い違っている点は覚えておいて損はありません。


安全性の仕組みは「あるもの」と「ないもの」を分けて読む
XMTradingが公式に約束している保護は、顧客契約の条文で確認できます。逆に、EU向けのxm.comにあってXMTradingにないものもあります。両方を並べます。
- 顧客資金の分別管理:顧客契約66.1条で「承認された銀行の口座に、会社の資金と分別して保管する」と明記。ただし他の顧客の資金と同じ口座(オムニバス口座)にまとめられることがある、とも書かれている
- ゼロカット:47.9条で「口座ごと」に適用すると明記。アービトラージや他の顧客との組織的な両建てなど、悪用と判断した場合は適用せず、別口座の資金で相殺できるという例外も同じ条文にある
- 監査と報告:規制ページに「第三者機関によるIT監査およびマネーロンダリング防止(AML)監査を定期的に実施し、規制当局への財務報告を行う」とある
- 投資家補償基金がない:Tradexfin版・Fintrade版とも顧客契約に補償基金の条文はゼロ。xm.com(EU)はキプロスのICFに加盟しており、公式文書は「補償の上限は€20,000または請求額の90%」と書いている
- 日本の金融庁の監督下にない:後述のとおり、金融庁の警告リストに掲載されている
- 裁判は海外:争いが起きたときの管轄はセーシェルまたはモーリシャスの裁判所で、日本の裁判所ではない
契約相手・準拠法・分別管理・ゼロカットが書かれた顧客契約の原文(英語・クリックで開く)
Tradexfin版の顧客契約1.1条(契約相手)、94.1条(準拠法と裁判管轄)、47.9条(ゼロカット)、66.1条(分別管理)、Fintrade版の1.16条(会社の定義)と58条(準拠法)です。












金融庁の無登録業者リストには3回登場している
金融庁は「無登録で金融商品取引業を行う者の名称等について」というページで、警告書を出した海外所在業者を一覧にしています。XMに関係する法人は3回載っています。
| リスト上の業者名 | 所在地 | サービス名(備考欄) | 警告時期 |
|---|---|---|---|
| Trading Point of Financial Instruments Ltd. | キプロス・リマソール | 「Trading Point」 「XM.com(XM)」は平成26年10月22日に追記 | 平成24年6月 |
| Trading Point (Seychelles) Limited | セーシェル・マヘ島 | 「XM.COM(XM)」 | 平成28年5月 |
| Tradexfin Limited | セーシェル・Eden Island | 「XMTRADING、XMTrading」 | 令和2年8月(21日付) |


Fintrade Limitedは2026年9月5日時点でこのリストにありません。また金融庁は一覧の冒頭で、掲載内容は「必ずしも、現在の無登録営業の状況を示すものではありません」と注記しています。「載っている=詐欺」ではなく、日本の登録を受けずに日本居住者を勧誘したとして警告書が出された、という記録です。海外FX大手はほぼ全社がこのリストに載っています。
金融庁リストの該当行(Trading Point・Trading Point (Seychelles)・XM WebTrader)を見る






なお、リストには2024年9月に「XM WebTrader」というベリーズ所在の業者も載っています。金融庁は「Tradexfin Limitedのサービス名と類似している」「関係性は不明」と書いており、住所(Suite 404, The Matalon, Coney Drive)はXM Global Limitedの登記住所(Suite 101, 63 Eve Street)とも違います。XMの名前を使った別業者の可能性があるため、「見分け方」の章で改めて触れます。
XM(xm.com)はEU向け|レバレッジ30倍・ボーナスは規制で禁止


xm.comは、EEA(欧州経済領域)の居住者にサービスを提供するサイトです。運営はキプロスのTrading Point of Financial Instruments Limitedで、CySEC(キプロス証券取引委員会)のライセンス120/10を持っています。日本から開くと英語のEU向けページが表示され、xm.com/jp/というURLも英語のトップページに転送されます。
| 項目 | xm.com(2026年9月5日) |
|---|---|
| 運営法人 | Trading Point of Financial Instruments Limited(登記番号HE251334・リマソール) |
| 規制 | CySEC 120/10。BaFin・CNMV・MNB・CONSOB・ACPR・FIN-FSA・KNF・AFM・FI の9当局にパスポーティング登録 |
| 口座タイプ | Ultra Low / Zero の2種類(Microは口座内のオプション) |
| 最大レバレッジ | 30:1(口座タイプページに明記) |
| ストップアウト | 50% |
| スプレッド(最狭) | Ultra Low: USDJPY 0.8・EURUSD 0.8・GOLD 2.4 Zero: USDJPY 0・EURUSD 0・GOLD 1.6 |
| プロモーション | ページなし(/promotionsはトップに転送) |
| 投資家保護 | 投資家補償基金(ICF)加盟。上限€20,000または請求額の90% |
| リスク警告 | 「75.12% of retail investor accounts lose money」と割合を明示 |


レバレッジ30倍とボーナス禁止はESMAの規制が出発点
30倍という数字は、EUの証券市場監督局ESMAが2018年5月22日に採択した決定(EU)2018/796に由来します。この決定は2018年8月1日から適用され、個人投資家向けCFDの証拠金率を原資産ごとに定めました。
| 原資産 | 必要証拠金率 | レバレッジ換算 |
|---|---|---|
| 主要通貨ペア(USD・EUR・JPY・GBP・CAD・CHF) | 3.33% | 30倍 |
| その他の通貨ペア・主要株価指数・金 | 5% | 20倍 |
| 金以外の商品・その他の株価指数 | 10% | 10倍 |
| 個別株など | 20% | 5倍 |
| 暗号資産 | 50% | 2倍 |
同じ決定は、ボーナスなどの「金銭的・非金銭的な利益提供」の禁止、ゼロカット(マイナス残高保護)の義務化、損失口座の割合を含むリスク警告の表示も定めています。xm.comのフッターに「75.12%」という数字があるのは、この規制の要求です。
ESMAの措置は3か月ごとの更新を2019年3月まで繰り返したあと、ESMAの公式ページによれば2019年3月から2020年4月にかけて各国当局の恒久措置に置き換わりました。キプロスでは、CySECが2019年9月27日の方針書PS-04-2019で国内措置として恒久化しています。CySECはそれより前の2017年3月からボーナス提供を禁止していたことも、ESMA決定の前文に記録されています。
証拠金率3.33%を定めたESMA決定の付属書と、CySECの恒久化の方針書(英語・クリックで開く)








つまりxm.comがXMTradingより「条件が悪い」のは、会社の方針ではなくEUに住む個人投資家を守るための規制です。日本居住者はこの規制の対象外なので、xm.comで口座を作る理由はもともとありません。


XM Global(xmglobal.com)はEUと日本以外向け|レバレッジ1000倍・ベリーズFSC


xmglobal.comは、EUと日本を除く世界各国のトレーダー向けのサイトです。運営はベリーズのXM Global Limitedで、取引条件はXMTradingとよく似ています。ただし日本語のページはなく、登録フォームの居住国リストに日本がありません。
| 項目 | xmglobal.com(2026年9月5日) |
|---|---|
| 運営法人 | XM Global Limited(登記住所 Suite 101, 63 Eve Street, Belize City) |
| 規制 | ベリーズ金融サービス委員会(FSC)。Securities Industry Act 2021 に基づくライセンス番号8557558 |
| 口座タイプ | Standard / Ultra Low / Shares の3種類 |
| 最大レバレッジ | 1000:1。指標発表時も下げないと公式ページが明記 |
| プロモーション | 口座開設ボーナス(日本から閲覧すると「¥3000 No Deposit Bonus」と表示)、紹介1人$40、XM Traders Club、毎月$100kのコンテスト。入金ボーナスは「地域により有無と率が異なる」 |
| 言語 | 日本語なし(xmglobal.com/jp/はトップに転送) |
| サービス対象外 | 米国・カナダ・イスラエル・イランの国民と制裁対象国 |
| 登録フォームの居住国 | 203か国。日本は含まれない |
| 規模の表記 | 顧客2,000万人以上・190か国以上・30言語以上 |




登録フォームの居住国リストに日本がない
xmglobal.comの登録フォームは、居住国の初期値がアフガニスタンで、日本語版もありません。フォームが読み込む登録設定のデータ(pubapi/users/v1/registration/profile/basic/web)を2026年9月5日に確認したところ、選択できる国は203か国で、Jで始まる国はJamaica、Jordanの2つだけでした。Japanは入っていません。同じリストに韓国・シンガポール・タイ・中国・ドイツ・イギリスは入っています。
フッターの「サービス対象外」に日本の名前はありませんが、居住国として選べない以上、日本居住者はXM Globalの口座を作れません。日本からXMを使うなら、選択肢はXMTradingの1つです。


なぜXMTradingは日本専用なのか|2015年に生まれた本当の経緯


「2018年にEUがレバレッジ規制を導入し、対応に追われたXMが日本向けにXMTradingを分離した」という説明を多く見かけます。しかしxmtrading.comの日本語サイトは2015年11月には稼働しており、EUの規制より3年近く早いのです。公式サイトの保存版と金融庁の記録から、確認できる事実だけを年表にします。


| 時期 | 出来事 | 確認した資料 |
|---|---|---|
| 2010年 | XMTradingの会社概要ページが「2010年に構想されて以来」と記す起点。CySECのライセンス番号120/10もこの年の交付 | xmtrading.com 会社概要 |
| 2012年6月 | 金融庁がキプロスのTrading Point of Financial Instruments Ltd.に警告。サービス名「XM.com(XM)」は2014年10月22日に追記 | 金融庁リスト |
| 2014〜2015年 | xm.com/jp/が日本語で稼働。2015年7月の保存版では運営がキプロス法人、最大レバレッジ888倍、ボーナス最大$5,000 | Internet Archive |
| 2015年11月 | xmtrading.com/jp/が稼働。フッターは「XMTradingはTrading Point (Seychelles) Limitedの商号」「ライセンス番号SD010」。888倍・3,000円ボーナス・196か国40万人 | Internet Archive(11月28日) |
| 2015年12月 | xm.com/jp/がxmtrading.com/jp/へ転送されるようになる | Internet Archive(12月5日) |
| 2016年5月 | 金融庁がTrading Point (Seychelles) Limitedに警告 | 金融庁リスト |
| 2017年3月 | CySECがボーナス提供を禁止 | ESMA決定2018/796の前文 |
| 2018年8月 | ESMAの規制がEU全域で適用開始(30倍・ボーナス禁止) | EUR-Lex |
| 2018年11月 | xmglobal.comがXM Global Limited(ベリーズ)のサイトとして稼働。それまでxmglobal.comはxm.comへの転送だった | Internet Archive(11月3日) |
| 2019年4〜8月 | Trading Point (Seychelles) LimitedがTradexfin Limitedに社名変更。ライセンス番号SD010は同じ | Internet Archive(4月6日と8月1日の比較) |
| 2019年9月 | CySECがESMAの措置を国内で恒久化(PS-04-2019) | CySEC |
| 2020年8月 | 金融庁がTradexfin Limitedに警告(8月21日付) | 金融庁リスト |
| 2021年12月〜2022年1月 | xmtrading.comのフッターにFintrade Limited(モーリシャス)が加わる | Internet Archive(2021年12月1日と2022年1月9日の比較) |
| 2026年 | 会員ページに代わる「XMTradingポータル」をリリース | xmtrading.com 会社概要 |
2015年のxm.com/xmtrading.comと2018年のxmglobal.comのフッター(Internet Archive保存版・クリックで開く)
上から順に、2015年7月2日のxm.com/jp/(運営はキプロス法人)、2015年11月28日のxmtrading.com/jp/(Trading Point (Seychelles) Limitedの商号)、2018年11月3日のxmglobal.com(XM Global Limitedの商号)です。






2015年まで日本人はxm.comを使っていた
2015年7月のxm.com/jp/は、法的商号の欄に「XM.COMは、Trading Point of Financial Instruments Ltd(キプロス、登録番号:HE 251334)を完全に所有するTrading Point Holdings Ltdの商号」と書いていました。ライセンスはCySEC 120/10のほか、FCA(英国)の登録番号538324、BaFin(ドイツ)の登録番号124161を掲げています。当時の日本人はキプロス法人と契約し、888倍のレバレッジで取引していたことになります。
2015年11月、xmtrading.comがセーシェル法人の商号として登場した
Internet Archiveに最初に保存されたxmtrading.com/jp/は2015年11月28日のものです。フッターには「© 2015 XMTradingはTrading Point (Seychelles) Limitedの商号です」「本ウェブサイトは、Mont Fleuri, Mahe, Seychelleにあるオフィスで、Trading Point (Seychelles) Limitedにより管理、運営されています」「証券ディーラーのライセンス番号SD010の下、セーシェル金融庁により認可」とあります。1週間後の12月5日には、xm.com/jp/がこのサイトに転送されるようになりました。
金融庁の記録もこの流れと符合します。2012年6月にキプロス法人へ、2016年5月にセーシェル法人へ、2020年8月に社名変更後のTradexfinへと、法人が変わるたびに警告が出ています。拠点を移せば日本の警告を避けられる、という構図ではありません。
2018年のEU規制で生まれたのはXM Globalのほう
xmglobal.comというドメインは2016年から存在しますが、2018年8月までは保存版がxm.comへの転送でした。ESMAの規制が適用された3か月後、2018年11月3日の保存版で初めて「XM is a trading name of XM Global Limited」「registered address at No. 5 Cork Street, Belize City」「regulated by the IFSC (60/354/TS/18)」というフッターを持つ独立したサイトになっています。EU規制の受け皿として作られたのは、XMTradingではなくXM Globalです。



「EU規制で分かれた」のはXM Globalのほう。XMTradingはその3年前に生まれていたんだね
なぜ日本だけ別ブランドなのか、公式は説明していない
XMTradingが日本向けに別サイト・別法人になった理由を、公式サイトはどこにも書いていません。会社概要は「2010年に構想されて以来、XMTradingは世界的な金融ブローカーへと成長してきました」と述べるだけで、xm.comとの関係にもESMAにも触れません。ヘルプセンターで「XM.com」「XM Global」を検索しても0件です。


確かなのは次の3点です。①日本向けサイトは2015年11月にキプロス法人からセーシェル法人へ切り替わった。②その時点で日本の金融庁はキプロス法人に警告を出していた。③EUのレバレッジ規制はそれより約3年後で、そこで分かれたのはXM Globalである。理由の推測はこの記事ではしません。「規制の緩い国に逃げた」「金融庁の圧力でキプロスから追い出された」といった説明は、いずれも一次情報では裏づけが取れませんでした。
XM・XMTrading・XM Globalの見分け方|URL・ロゴ・ログイン画面・サーバー名


検索結果やメールのリンクから開いたページが「どのXMなのか」は、次の5か所で判定できます。どれか1つ見れば足ります。
| 見る場所 | XMTrading | XM(EU) | XM Global |
|---|---|---|---|
| ドメイン | xmtrading.com/jp/ | xm.com | xmglobal.com |
| ロゴの文字 | 赤い三角+「XMTRADING」 | 赤い三角+「XM」 | 赤い三角+「XM」 |
| ページの言語 | 日本語 | 英語ほか(日本語なし) | 英語ほか(日本語なし) |
| ログインページ | my.xmtrading.com(「XMTradingポータルにログイン」) | my.xm.com(Googleでログインの選択肢あり) | my.xmglobal.com |
| MT4サーバー名の頭 | XMTrading-/XMTradingMU- | XM.COM- | XMGlobal- |
| フッターの法人名 | Tradexfin Limited/Fintrade Limited | Trading Point of Financial Instruments Limited | XM Global Limited |
| リスク警告の文言 | 「投資元金を失う非常に高いリスク」 | 「75.12% of retail investor accounts lose money」 | 「Your capital is at risk」 |


ログイン画面は3つとも別物
my.xmtrading.comのログイン画面は日本語で「XMTradingポータルにログイン」と表示され、入力欄はEメールとパスワードだけです。my.xm.comは英語で、Googleアカウントでのログインが選べ、画面下に「75.12%」のリスク警告が出ます。XMTradingで登録したEメールとパスワードを、my.xm.comやmy.xmglobal.comに入れても通りません。会社が違うので、顧客データベースも別です。




MT4のサーバー名は3ブランドで頭文字が違う
2026年9月5日に各サイトのMT4 WebTraderでサーバー一覧を開くと、XMTradingは30本、XM(EU)は17本、XM Globalは41本のサーバーが並びました。いずれも名前の頭にブランド名が入っています。
| ブランド | リアル口座のサーバー名 | デモ口座 |
|---|---|---|
| XMTrading | XMTrading-Real 7・11・12・25・31・34・37・40・45・47・48・49・250・252〜261 XMTradingMU-Real 255・262 | XMTrading-Demo 3・5・6・7 XMTradingMU-Demo 6 |
| XM(EU) | XM.COM-Real 1・2・3・5・8・9・10・13・14・16〜20・23 | XM.COM-Demo・XM.COM-Demo 2 |
| XM Global | XMGlobal-Real 1〜46(欠番あり・37本)・251 | XMGlobal-Demo・2・4・8 |


MT5のサーバー名も同じ命名で、XMTradingは「XMTrading-MT5」「XMTrading-MT5 2」「XMTrading-MT5 3」「XMTradingMU-MT5 2」「XMTradingMU-MT5 3」の5本です。番号違いを含めた全一覧と、MT5の検索で法人名(Tradexfin Limited/Fintrade Limited)を使う理由はXMのサーバー名一覧と確認方法で解説しています。
「XM WebTrader」を名乗る別業者に注意
金融庁のリストには2024年9月に「XM WebTrader」(Suite 404, The Matalon, Coney Drive, Belize City)という業者が加わりました。金融庁は「Tradexfin Limitedが提供していたサービスの名称と類似している」「関係性は不明」と注記しています。本物のXM Global Limitedの登記住所は「Suite 101, 63 Eve Street, Belize City」で、この住所とは一致しません。
XMTradingの本物のWebTraderは、公式サイトのMT4・MT5ページから開く mt4.xmtrading.com と mt5.xmtrading.com です。「XM WebTrader」で検索して出てきた別ドメインのサイトにログイン情報を入力しないでください。
間違えたときの対処|XMの口座でXMTradingにログインできない・逆も同じ


「XM ログイン」で検索してxm.comに入ってしまった、MT4にサーバーが出てこない、xmglobal.comで登録しようとしたら国が選べない。どれも原因はブランドの取り違えです。症状ごとに整理します。
| 症状 | 原因 | 対処 |
|---|---|---|
| my.xm.comでメールとパスワードが通らない | XMTradingの口座をXM(EU)のポータルに入れている | my.xmtrading.com(日本語の「XMTradingポータルにログイン」)で入り直す |
| MT4・MT5にサーバーが表示されない | 別ブランドのサーバー一覧を見ている。XMTradingの口座は「XMTrading-」で始まるサーバーにしかない | ポータルの「口座情報」でサーバー名を確認し、MT5は「Tradexfin Limited」または「Fintrade Limited」で検索する |
| xm.comで登録しようとした | EEA居住者向けのサイト。レバレッジ30倍・ボーナスなし | xmtrading.com/jp/の登録フォーム(居住国の初期値がJapan)から登録する |
| xmglobal.comで居住国に日本が出てこない | XM Globalの居住国リスト203か国に日本が含まれていない | 日本居住者はXMTradingで登録する。別の国を選んで登録しない(本人確認書類と居住国が一致しない) |
| 海外在住中にXM Globalで作った口座を日本で使いたい | XM GlobalとXMTradingは別法人で、口座の移管手順を公式は公開していない(ヘルプセンターで「XM Global」は0件) | XM Globalのサポートに現状を伝えて指示を受ける。XMTradingで新規に登録する場合も、居住国は実際の居住地を申告する |
| 「XM WebTrader」のサイトにログイン情報を入れてしまった | 金融庁が「関係性は不明」とする別業者の可能性 | XMTradingポータルでパスワードを変更し、多要素認証の設定を確認する |


ブランドの取り違え以外の原因(メンテナンス・多要素認証・パスワードの入力ミスなど)は、XMにログインできない原因と対処にまとめています。XMTradingポータルのメンテナンスは毎週土曜の30分だけなので、平日にログインできないなら別の原因を疑ってください。
XM Globalの登録フォームで別の国を選べばフォーム自体は通りますが、本人確認では居住国と一致する本人確認書類と住所確認書類の提出を求められます。XMTradingの顧客契約も、登録情報が虚偽だった場合の口座閉鎖と利益の無効化を定めています(28.4条・51.3条)。日本に住んでいるならXMTradingで登録するのが唯一の正規ルートです。
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XMTradingを日本人が使うメリット


「日本専用ブランドだから安心」という抽象的な話ではなく、XM(EU)やXM Globalにはなくて、XMTradingにはあるものを具体的に挙げます。すべて2026年9月5日に公式サイトで確認した内容です。
サイト・ポータル・アプリ・サポートが日本語
xmtrading.comは全ページが日本語で、ログイン後のXMTradingポータルもスマホアプリのXMTD TraderProも日本語です。xm.comとxmglobal.comには日本語ページが存在せず、/jp/を付けても英語のトップページに戻されます。会社概要ページによれば、サポートは「60名以上からなる専任カスタマーエクスペリエンスチーム」が「7言語以上」で対応し、平日は担当者に繋がるライブチャット、自動応答は週7日24時間です。問い合わせ方法の詳細はXMのサポート時間と問い合わせ方法で解説しています。
円建て口座と、円で完結する入出金
基本通貨はUSD・EUR・JPYから選べ、登録時に自動で作られる最初の口座は「MT5・スタンダード口座・レバレッジ1000:1・基本通貨JPY」です。入金は国内銀行送金を含む複数の方法から選べ、最低入金額はすべての口座タイプで$5相当です。方法ごとの上限や反映時間はXMの入金方法、出金の手順と着金日数はXMの出金方法にまとめています。
EU向けにはないボーナスと、XM Globalより多い口座タイプ
| 項目 | XMTrading | XM(EU) | XM Global |
|---|---|---|---|
| 口座開設ボーナス | 13,000円 | なし | あり(表示は地域で変わる) |
| 入金ボーナス | 100%($500まで)+20%($10,000まで) | なし | 地域により有無と率が異なる |
| キャッシュバック | 期間限定で開催(直近はMUGENキャッシュバック・2026年9月30日終了) | なし | XM Traders Club(XM Coins) |
| 友人紹介 | 1人$150 | なし | 1人$40 |
| 口座タイプ | 4種類(Standard・Micro・KIWAMI極・Zero) | 2種類 | 3種類 |
| 最大レバレッジ | 1000倍(Zeroは500倍) | 30倍 | 1000倍 |


ボーナスの受け取り方と消える条件はXMボーナス全6種類の解説に、口座タイプの選び方はXMの口座タイプ4種類の比較にまとめています。日本語のウェビナーと学習コンテンツもXMTradingのサイト内で公開されています。
「日本専用」の弱点も知っておく
- 投資家補償基金がない。EU向けのxm.comにあるICF(上限€20,000)に相当する仕組みは、セーシェル・モーリシャスの2社にはない
- 裁判管轄はセーシェルまたはモーリシャス。日本の裁判所には持ち込めない
- 金融庁の登録がなく、警告リストに掲載されている。利益は国内FXと違って総合課税になる(XMの確定申告)
- 90日間取引も入出金もないと休眠扱いになり、ボーナスとXMPが消えて月$10の手数料がかかる(XMの口座凍結・休眠)
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XMの3つのブランドまとめ


XM・XMTrading・XM Globalは、同じロゴを使う別々の会社です。日本に住んでいる人が選べるのはXMTradingだけで、迷う余地はありません。迷うとすれば、XMTradingの中でTradexfinとFintradeのどちらに口座を作るかという点です。


- XMTrading=日本を含む110か国以上向け。Tradexfin Limited(セーシェルFSA SD010)とFintrade Limited(モーリシャスFSC GB20025835)の2社から登録時に選ぶ。レバレッジ1000倍・4口座タイプ・13,000円と最大$10,500のボーナス
- XM(xm.com)=EEA居住者向け。Trading Point of Financial Instruments Limited(CySEC 120/10)。ESMA由来の規制でレバレッジ30倍・ボーナス禁止。投資家補償基金ICFに加盟
- XM Global(xmglobal.com)=EU・日本以外向け。XM Global Limited(ベリーズFSC 8557558)。レバレッジ1000倍だが、登録フォームの居住国203か国に日本はない
- XMTradingは2015年11月にセーシェル法人の商号として誕生した。2018年のEU規制で分かれたのはXM Global。公式は日本専用にした理由を説明していない
- ログインできないときは、サーバー名の頭(XMTrading-/XM.COM-/XMGlobal-)とログインURL(my.xmtrading.com/my.xm.com/my.xmglobal.com)でブランドを確かめる
- 金融庁のリストにはTrading Point・Trading Point (Seychelles)・Tradexfinの3法人が載っている。「XM WebTrader」を名乗る別住所の業者もあるので、ログインは公式ドメイン以外に入力しない
口座開設の手順はXMの口座開設は登録1分、本人確認はXMの本人確認・口座有効化のやり方で画面付きで解説しています。XMTradingの評判を一次情報で検証したXMの評判もあわせてどうぞ。
XMとXMTradingの違いについてよくある質問












