Exness(エクスネス)の評判を、数えられるデータと公式の原文だけで確かめました。第三者レビューは27万件あり、平均評価は高い水準です。一方で、多くの解説記事が書いている「Exnessには禁止事項がない」「だから出金拒否がない」は、顧客契約2026年7月24日版のPART C 2.5条・2.4条(K)と正面から矛盾します。
この記事は、良い評判も悪い評判も一次情報に当ててから書いています。結論だけ先に置くと、Exnessは「取引条件で選ぶ業者」で、「保護の手厚さで選ぶ業者」ではありません。
| 評価項目 | 結論 | 根拠 |
|---|---|---|
| 第三者レビュー | 4.7/31,598件(Trustpilot) | 招待レビュー中心。1つ星も6%ある |
| スマホアプリ | 4.5/24.4万件(Google Play) | iPhone版は日本のApp Storeに無い |
| レバレッジ | 無制限。ただし条件3つ | 有効証拠金5,000ドル未満+決済10件+5ロット |
| ロスカット | 全口座0% | マージンコールは60%または30% |
| 取引コスト | ドル円1ロット700円から | プロ口座。スタンダードは1,000円 |
| 出金 | 98%超が自動処理 | 規約は出金拒否の権利も明記 |
| ボーナス | 1つもない | 公式ヘルプが「一切提供しておりません」 |
| 日本語サポート | 公式の対応言語に無い | ヘルプ記事は日本語241本 |
| 禁止事項 | 「少ない」は誤り | PART C 2.5条に禁止手法を列挙 |
| 資金の安全性 | 政府保証の補償制度は無い | 公式ヘルプが明記。補償は2万ユーロまで |
この記事の数値は2026年9月8日に、Exness公式サイト・公式ヘルプセンター・顧客契約PDF・金融庁の無登録業者リスト・金融委員会・Trustpilot・Google Playで確認しました。
【結論】Exnessの評判を10項目で採点した結果

採点は「公式が公開している数字で確かめられるか」を基準にしました。確かめられない項目は高く評価していません。
| 項目 | 評価 | 判断の根拠(2026年9月8日確認) |
|---|---|---|
| レバレッジ | ◎ | 無制限。必要証拠金は0.00ドルになる |
| ロスカット水準 | ◎ | 全5口座タイプでストップアウト0% |
| スプレッド・手数料 | ◎ | ドル円1ロット往復700円(プロ口座) |
| 出金の速さ | ○ | 公式は「98%超が自動処理」と表示 |
| 取扱銘柄 | ○ | スタンダード口座で356銘柄 |
| スワップフリー | ○ | 主要通貨・金・銀・全指数・全仮想通貨。ただし資格制 |
| ボーナス | × | 口座開設・入金・取引すべて無し |
| 日本語サポート | △ | ヘルプは日本語。問い合わせ窓口の対応言語に日本語なし |
| iPhoneアプリ | × | 日本のApp Storeで配信されていない |
| 資金保護の手厚さ | △ | 分別管理はあるが政府保証の補償制度は無い |
- ハイレバレッジで資金効率を上げたい人には、条件面で明確な優位がある
- 取引コストは主要4社のなかでも低い水準
- ボーナスや日本語窓口を重視するなら、他社のほうが噛み合う
- 「規約がゆるい業者」という評判は事実と違う
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Exnessの評判は実際どう評価されているか|4つの実データ

「評判がいい」という記述は多くても、数えられる根拠を出している記事は多くありません。公開されていて誰でも数えられるデータを4つ集めました。
坂本彩花レビューの星の数って、そのまま信じていいの?



招待して集めた評価も混ざっているよ。だから点数だけじゃなく、母数と星の分布まで見るんだ


| データ源 | 評価 | 件数 | 取得日・条件 |
|---|---|---|---|
| Trustpilot(exness.com) | 4.7 / 5 | 31,598件 | 2026年9月8日。5つ星89%・1つ星6% |
| Google Play(Exnessトレーダー) | 4.5 / 5 | 243,781件 | 2026年9月8日。1,000万以上ダウンロード |
| App Store 日本 | — | 配信なし | 日本ストアのアプリページは404 |
| App Store タイ | 4.7 / 5 | 29,541件 | 同じアプリIDがタイでは配信中 |
| 5ch(投資一般・市況2) | — | 275レス | Exness専用スレは1本のみ。2015年で書き込みが止まる |
レビュー総数は Trustpilot と Google Play だけで 27万5,379件になります。この規模で平均4.5を超えているブローカーは多くありません。


「4.7」の読み方|招待レビューと1つ星6%の中身
Trustpilotのページには「Asks customers to review(この会社は顧客にレビューを依頼している)」と「Paid Trustpilot subscription(有料プラン)」の2つが表示されます。個々のレビューにも「Invited(招待)」ラベルが付いています。つまり4.7は、自然に集まった評価ではなく会社側が依頼して集めた評価を含む数字です。
分布を見ると5つ星が89%、1つ星が6%で、中間がほとんどありません。満足か強い不満かに割れる形です。Exnessは否定的レビューの89%に返信しており、放置はしていません。
同じTrustpilotでも、XMは日本向けドメイン(xmtrading.com)が3.7でレビュー1件、グローバル版(xmglobal.com)が1.2で525件と、ブランドごとに数字がまったく違います。「星の数」だけを横に並べると誤読します。母数と対象ドメインをそろえて見る必要があります。
日本語の掲示板には現役の話題がない
5ちゃんねるのスレッド検索で「Exness」を調べると、ヒットするのは市況2板の「【レバ2000倍】Exness【入金爆速】」1本だけです。全275レスのうち272レスが2014年、3レスが2015年で、それ以降の書き込みはありません。「エクスネス」でのスレッド検索は0件です。
同じ方法でXMを調べると4スレッド3,837件が見つかります。Exnessは利用者数のわりに、日本語の匿名掲示板での議論がほぼ存在しない業者だと言えます。SNSの断片的な投稿を根拠にした「評判」記事が多いのは、この空白が理由です。


良い評判①レバレッジ無制限|条件は3つ、効くのはFXと金・銀だけ


Exnessの看板は無制限レバレッジです。公式の計算機で確かめると、無制限を設定した口座の必要証拠金は0.00ドルと表示されます。ただし、口座を開いた直後から使えるわけではありません。



無制限レバレッジって、口座を作ればすぐ使えるの?



3つの条件を満たすまで、設定画面に選択肢そのものが出てこないよ。しかも効くのはFXと金・銀だけ


公式ヘルプ「無制限レバレッジ」が挙げる前提条件は3つです。


- 取引口座の有効証拠金が5,000ドル未満であること
- 会員ページ内のすべての本口座で、10件以上の注文を決済していること(指値注文は除く)
- その決済が合計5ロット以上(またはセント口座で500セントロット)であること
見落とされやすいのは、無制限が効く銘柄が限られている点です。公式は「外国為替:すべてのメジャー通貨とマイナー通貨(クロス)ペア」と「貴金属:ゴールド(XAU)とシルバー(XAG)ペア限定」と書いています。株式・株価指数・仮想通貨・原油は証拠金率が銘柄ごとに固定されていて、レバレッジ設定を変えても動きません。


同じヘルプに「無制限レバレッジに設定された取引口座では、ストップアウト保護がご利用になれない場合があります」と書かれています。証拠金を軽くする代わりに、後述するストップアウト保護を手放す形になります。


良い評判②ロスカット0%|ストップアウト保護は「保証」ではない


ストップアウト水準は全5口座タイプで0%です。マージンコールはスタンダード系が60%、プロ系(プロ・ロースプレッド・ゼロ)が30%です。




0%が意味するのは「有効証拠金がゼロになるまで強制決済されない」ことです。10〜30%で切る業者より長く持てます。ただしこれは、他社なら残ったはずの証拠金まで使い切ってから決済される、ということでもあります。粘れる機能であって、損失を減らす機能ではありません。
マイナスになった残高はゼロに戻ります。公式ヘルプ「マイナス残高保護」は「取引口座に入金した金額以上の損失を負うことがないように保証するもの」と定義し、残高100ドルの口座が150ドルの損失を出した場合に、-50ドルが0ドルに戻る例を挙げています。


ストップアウト保護に頼った戦略は組めない
Exness独自の機能に「ストップアウト保護」があります。これは強制決済を遅らせる、場合によっては回避する機能です。公式の説明には、そのまま引用しておくべき制限が書かれています。


「常にすべてのお客様にご利用いただけるとは限りません」「弊社の数理モデルによって決定されます」「お客様の取引戦略がこれに大きく依存している場合や、不適切に使用された場合も、無効化される可能性があります」。依存すると無効化されると書いてある以上、この機能を前提にしたロット設計はできません。
同じヘルプには「0%ストップアウトは一部の国ではご利用いただけず、市場状況やお客様の取引状況によっては適用範囲が異なる場合があります」ともあります。ケニア法人・ヨルダン法人の登録者はストップアウト20%で、保護機能の対象外です。


良い評判③取引コスト|ドル円1ロット700円、広がるのは早朝の3時間だけ


当サイトはExnessが無料公開している公式ティックヒストリーを使い、2026年8月のドル円119万ティックを日本時間で集計しました。結果は、公表値どおりの狭さが1日の大半で維持されているというものです。


| 口座タイプ | ドル円1ロット往復の実質コスト | 内訳 |
|---|---|---|
| プロ | 700円 | 平均0.70pips・取引手数料なし |
| ロースプレッド | 795円 | 0.0pips+片道2.5ドル |
| ゼロ | 795円 | 0.0pips+片道2.5ドル |
| スタンダード | 1,000円 | 平均1.0pips・取引手数料なし |
| (参考)XM KIWAMI極 | 800円 | 最低0.5pips表示 |
| (参考)XM スタンダード | 2,000円 | 最低1.0pips表示 |
1ドル159円で換算した金額です。各社が公表するスプレッドの定義はそろっていません。Exnessは前取引日の平均、XMは最低値を出しています。比較するなら、手数料を足した往復の実額に直す必要があります。
実測ではドル円スプレッドの96.3%が公表値1.0pipsちょうどでした。広がるのは日本時間の5時から7時台の3時間だけで、ピークの6時台は平均9.54pips、最大35.0pipsまで開きます。8時10分には1.0pipsへ完全に戻ります。「Exnessは戻りが遅い」という説明は実データでは確認できませんでした。


良い評判④出金は98%超が自動|ただし規約は拒否の権利を明記している


公式サイトのトップページには「over 98% of withdrawals are processed automatically」(出金の98%超が自動処理される)と脚注付きで書かれています。出金の速さはExnessが最も前面に出している特徴です。





出金が速いのは本当だよ。でも「拒否されない」とは、公式のどこにも書かれていないんだ
当サイトが2026年9月3日に会員ページで確認した時点で、出金手段は国内銀行送金(300〜60,000ドル・24時間〜5営業日)、bitwallet(1〜22,000ドル)、暗号資産(上限1,000,000ドル)などでした。入金にあるBank Cardが出金一覧に無いなど、入金と出金で使える手段が一致しません。
「出金拒否がない」と書けない理由
顧客契約PART C 2.4条の対抗措置は(A)から(K)まであり、その最後がこれです。


「To refuse to the Client to withdraw money from the Client Account」——顧客の出金を拒否する、と明文で書かれています。同じ内容は11.2条(M)にもあります。「規約に禁止事項がないから出金拒否もない」という説明は、規約の条文と食い違います。
当サイトが2026年9月3日に調べた範囲では、Exnessが悪質な出金拒否を行ったことを示す一次証拠は確認できませんでした。実務上のトラブルの大半は、公式ヘルプが挙げる出金エラー19パターンのどれかに当てはまります。ただし「事例が見つからない」ことと「拒否する権利がない」ことは別です。
顧客契約16.6条は、金融委員会への申立てを「事案発生日から45日以内」と定めています。一方で苦情処理方針3.5条は社内対応に最長21営業日(極めて複雑な案件は90営業日)を認めています。社内回答を待っていると45日を超えかねません。異議を申し立てる可能性があるなら、日数を自分で管理してください。
金融委員会への申立て期限を定めた顧客契約16.6条の原文(英語・クリックで開く)




悪い評判①ボーナスは1つもない|代わりはEXDのキャッシュバック


公式ヘルプ「Exnessはボーナスを提供していますか?」の回答は「いいえ。ウェルカムボーナス、入金ボーナス、取引ボーナスなどのボーナスは一切提供しておりません」です。当サイトが日本語241記事・英語241記事の本文を全走査したところ、ボーナスに触れる記事はこの1本だけで、「キャンペーン」「プロモーション」「賞金」「抽選」は0件でした。
| ボーナスの種類 | Exness | (参考)XM | (参考)Vantage |
|---|---|---|---|
| 口座開設ボーナス | なし | 13,000円 | 100ドル(承認から7日以内) |
| 入金ボーナス | なし | 100%+20% | あり |
| 取引ボーナス | なし | ロイヤルティXMP | — |
代わりに用意されているのがExness Rewards(EXD)です。1EXD=1ドルで、支払ったスプレッドの一定割合が決済の翌日に付きます。EXDを保有した状態で取引すると、取引コストの最大50%がEXD残高から差し引かれます。EXDのままでは出金できません。公式ページにも「Available for selected clients only(一部の顧客のみ利用可)」と明記されています。
ボーナスの有無だけで損得は決まりません。ドル円でXMスタンダード(2,000円)とExnessプロ(700円)の差は1ロットあたり1,300円です。XMの口座開設ボーナス13,000円は、10ロット取引すればコスト差で相殺されます。


悪い評判②日本語サポートは公式の対応言語に入っていない


公式ヘルプ「Exnessに問い合わせる方法」は、対応言語をこう書いています。


英語・中国語・タイ語・ベトナム語・アラビア語・ヒンディー語・ウルドゥー語の7言語で、日本語は入っていません。24時間週7日という体制は本当ですが、日本語窓口としての保証はありません。
一方でヘルプセンターの記事は日本語で241本あり、会員ページのサポートハブには日本のフリーダイヤル0800-600-0205が表示されます。「日本語がまったく通じない」わけではなく、公式が対応言語として約束していないという状態です。公式サイト本体にも日本語版はなく、サイトマップ2,104URLとhreflang 43種類に日本語は1件もありません。
- 読める:ヘルプセンター(日本語241記事)/会員ページの画面/メールの一部
- 読めない:公式サイト本体(英語のみ)/顧客契約・一般取引約款などの法的文書はすべて英語


悪い評判③iPhoneアプリが日本にない・コピートレードは終了した


Exness公式アプリ「Exness Trade」(App ID 1359763701)の日本のApp Storeページは404を返します。日本のApp Storeで「exness」を検索してもExness名義のアプリは出てきません。同じApp IDはタイのストアでは配信されていて、4.7/29,541件の評価が付いています。
Android版はGoogle Playの日本ストアで配信中で、4.5/24.4万件・1,000万以上のダウンロードです。iPhoneユーザーはブラウザ版のExnessターミナル、またはMT4/MT5アプリを使うことになります。
公式ヘルプ「Exnessトレード:インストールガイド」は「Google Play StoreまたはApple App Storeでダウンロードできます」と書いていますが、日本のApp Storeでは配信されていません。公式の記述を鵜呑みにせず、自分のストアで確認してください。
もう1つ、2026年に消えた機能があります。コピートレードです。


公式ヘルプは「新たな戦略の作成および投資は、現在すべてのお客様にご利用いただけません。既存のすべての投資および戦略は、2026年6月25日に終了されました」と告知しています。履歴の確認と投資ウォレットへのアクセスだけが残っています。Exnessのソーシャルトレーディングを勧めている記事は、この告知より前に書かれたものです。
「Exnessに禁止事項はない」は誤り|顧客契約2.5条が並べている手法


Exnessの評判で最も広まっている誤解がここです。顧客契約2026年7月24日版のPART C 2.5条は、会社が「疑った」時点で措置を取れる禁止手法を列挙しています。





Exnessは何をやってもいいって聞いたんだけど?



規約を読むと逆だよ。リスクを取らずに仕組みだけ抜く取引は、疑いの段階で止められる書き方になっているんだ
| よく「Exnessでは自由」と書かれる手法 | 2.5条の記載 |
|---|---|
| ゼロカット狙い | 「exploitation of our ‘negative balance’ policy」=マイナス残高ポリシーの悪用として列挙 |
| 窓埋め狙い | 「’expected’ price gap abuse」=想定された価格ギャップの悪用として列挙 |
| アービトラージ(裁定取引) | 「cash-back / bonus arbitrage」のほか、2.4条で価格レイテンシ裁定の取消権を規定 |
| 複数口座・業者間の両建て | 「internal hedging within the Client’s account and/or in coordination with other parties」を列挙 |
| EA(自動売買) | 「use EAs or algorithmic trading strategies in bad faith」=悪意あるEAの使用を列挙 |
| ハイレバレッジ | 「use of excessive leverage」=過度なレバレッジの使用を列挙 |
禁止手法が列挙された顧客契約 PART C 2.5条の原文(英語・クリックで開く)


大事なのは、2.5条が手法の名前そのものを禁じているのではないという点です。条文の書き出しは「市場リスクを取る意思がないのに金銭的利益だけを狙う」型の取引を広く網にかける形になっています。スキャルピングや通常の両建てを名指しで禁止した条項はありません。普通に相場を張るぶんには問題にならず、リスクを取らずに仕組みだけを抜く取引が対象だと読むのが正確です。
措置の重さも確認しておく価値があります。11.1条の債務不履行事由は21項目あり、そのうち11項目が「suspects(疑われる)」で始まります。確定した違反でなく、疑いの段階で動ける書き方です。11.2条の措置は16項目で、複数口座の合算相殺、利益の取消と入金額のみの返金、出金拒否が含まれます。


資金の安全性|分別管理はあるが、政府保証の補償制度は無い


「ライセンスを複数持っているから安全」という説明をよく見ますが、日本から口座を開いた人に効くライセンスは1つだけです。そして公式ヘルプは、補償制度について明確に否定しています。





「ライセンスをたくさん持っているから安全」ではなくて、自分に効くライセンスがどれかを見るのが大事だよ


「お客様が利用可能な政府保証の補償ファンド、または同様の制度はありません」——公式ヘルプ「Exness取引口座内の資金は安全ですか?」の原文です。国内FX業者の信託保全のような制度は無い、と会社自身が書いています。
規制ライセンスは10法人|日本から契約するのは Exness (SC) Ltd
公式の規制ページには10の法人が並びます。ただしCySEC登録のExness (Cy) LtdとFCA登録のExness (UK) Ltdには「does not offer services to retail clients(個人顧客にはサービスを提供しない)」と付記されています。日本の個人が契約する相手はセーシェルFSA登録のExness (SC) Ltd(ライセンス番号SD025)です。


| 法人 | 規制当局・番号 | 日本の個人が使えるか |
|---|---|---|
| Exness (SC) Ltd | セーシェルFSA SD025(+南アFSCAのODP) | これが契約相手 |
| Exness (UK) Ltd | 英国FCA 730729 | 個人向けサービスなし |
| Exness (Cy) Ltd | キプロスCySEC 178/12 | 個人向けサービスなし |
| Exness B.V. | キュラソーCBCS 0003LSI | 対象外 |
| Exness (VG) Ltd | BVI FSC SIBA/L/20/1133 | 対象外 |
| Exness (MU) Ltd | モーリシャスFSC GB20025294 | リテール提供なし |
| Forexite Ltd. | ベリーズFSC 9110312 | 対象外 |
| Exness (KE) Limited | ケニアCMA 162 | 対象外 |
| Exness Limited Jordan Ltd | ヨルダンJSC 51905 | 対象外 |
| Exness ZA (PTY) Ltd | 南アFSCA FSP 51024 | 対象外 |
FCAやCySECの名前は信頼の材料に見えますが、その保護(金融オンブズマンや投資者補償基金)は日本の居住者には及びません。効くのはセーシェルFSAの枠組みだけです。
分別管理の中身|他の顧客と同じ口座にまとめられる
顧客契約PART B 1.4条は「会社自身の資金とは分別された銀行口座で保管する」と定めています。ただし1.3条は「会社は顧客の資金と他の顧客の資金を同じ口座(オムニバス口座)で保有することがある」と続きます。


さらに1.6条と1.7条は、資金を第三者(銀行・決済業者など)に預けること、その第三者が破綻した場合に顧客が無担保債権者になることを認めています。「分別管理だから倒産しても全額戻る」とは書かれていません。
唯一の補償は金融委員会(Financial Commission)の補償基金です。Exnessは2021年7月22日に加盟し、ステータスはActiveです。




補償の上限は顧客1人あたり2万ユーロで、「FCが下した判断にのみ適用」されます。公式ヘルプは「自己勘定取引中に発生したトレーダーの損失は補償しません」「ブローカーが債務超過に陥った場合、ブローカーの全顧客ベースには適用されません」とも書いています。倒産時の保険ではありません。
金融庁はExnessに警告を出している
金融庁の「無登録で金融商品取引業を行う者の名称等について(警告書の発出を行った無登録の海外所在業者)」令和8年8月27日更新版の72ページに、Exnessの運営法人が載っています。


商号はNymstar Limited、備考に「当該業者が提供するサービスの名称は「Exness」である。」、掲載時期は令和5年4月(警告は令和5年4月21日付)です。なお現在の契約法人名はExness (SC) Ltdで、セーシェルFSAの登録簿でも同じ住所・同じ電話番号で登録されています。商号変更後も同一の業者です。
金融庁のリストは、日本の金融商品取引業の登録がない業者を並べたものです。XM(Tradexfin Limited・令和2年8月)、Vantage(Vantage Global Limited・令和5年3月)、Axi(AxiTrader Limited・令和6年1月)など、日本で使われている海外業者はほぼ全社が掲載されています。PDF冒頭にも「掲載されている無登録業者について、必ずしも、現在の無登録営業の状況を示すものではありません」と注記があります。実務上の意味は、トラブルが起きても日本の当局と裁判所による保護を期待できないという点にあります。


「NDD方式だから安心」は正しいか
Exnessの解説記事の多くが「NDD方式」と書いています。しかし公式ヘルプ「約定」(2026年9月4日更新)の説明は違います。


「該当する法人は、Exnessとの間でお客様が行う取引における唯一の取引相手となります」「該当する法人、そして/または別のExness法人がマーケットメーカーとして機能するため、流動性と約定は社内で提供されます」。同じ記事は「定義が一様ではなく混乱を招く可能性があるため、Exnessのサービスには市場の肩書きを付けることは避けています」と書き、NDDやSTPといった呼称を自ら使っていません。
顧客契約PART D 1.2条も、口座タイプによって「会社がcounterparty(取引相手)として執行する」場合と「第三者へ取り次ぐ(STP)」場合があるとしています。全口座がNDDだと書ける根拠は公式にありません。
取引相手と約定モデルが書かれた顧客契約 PART D 1.2条の原文(英語・クリックで開く)


口座タイプ・入出金・ツールの評判は個別記事にまとめている
この記事は「信用してよいか」に絞っています。条件の細部は当サイトの個別記事で、公式データを取り直して検証しています。
| テーマ | 要点 | 確認日 |
|---|---|---|
| 口座タイプ | 公式ヘルプは5種だが会員ページは6種。最低入金は150/1,000ドル | 2026年9月5日 |
| スプレッド | ドル円の96.3%が1.0pipsちょうど。広がるのは朝5〜8時 | 2026年9月3日 |
| 出金拒否 | 公式エラー19パターンと「取引量不足」の根拠条文 | 2026年9月3日 |
| レバレッジ | 無制限の条件と、効かない銘柄・HMRの倍率表 | 2026年9月6日 |
| ゴールド | 5銘柄。1ロット往復2,500円が最安。毎日6時台は取引休止 | 2026年9月6日 |
| 仮想通貨 | 契約仕様は11銘柄だが新規注文できるのは4銘柄 | 2026年9月5日 |
| EA・VPS | 「制限なし」は誤り。止められる条件が3つ | 2026年9月5日 |
| 口座凍結 | 3日でアーカイブ。一時ブロックと閉鎖は別物 | 2026年9月4日 |
















他社3社と並べてみる|どこで選ぶかが変わる


当サイトが同じ方法で検証しているXM・Vantage・Axiと並べます。各社の公表定義がそろわない項目は、そろえずに「算出不可」と書いています。
| 項目 | Exness | XM | Vantage | Axi |
|---|---|---|---|---|
| Trustpilot | 4.7/31,598件 | 3.7/1件(xmtrading.com) | 4.4/14,905件 | 4.1/7,631件 |
| 最大レバレッジ | 無制限(条件3つ) | 1,000倍 | 1,000倍 | 1,000倍(FX31ペアと金銀) |
| ストップアウト | 0% | 20% | 公式内で10/20/50%が不一致 | 20%(自社PFは50%) |
| 口座開設ボーナス | なし | 13,000円 | 100ドル(7日以内) | なし |
| ドル円1ロット実質コスト | 700円(プロ) | 800円(KIWAMI極) | 手数料非公開で算出不可 | 未取得 |
| 金融庁の警告リスト | Nymstar Limited・令和5年4月 | Tradexfin Limited・令和2年8月 | Vantage Global Limited・令和5年3月 | AxiTrader Limited・令和6年1月 |
| 補償基金 | 金融委員会・2万ユーロ | 規約に条文なし | 金融委員会(Vantage Prime名義) | 金融委員会・2万ユーロ |
| iPhone公式アプリ(日本) | なし | あり | あり | あり |
選び方は項目で割れます。取引コストとレバレッジならExnessが優位です。口座開設時の資金を厚くしたいならXMのボーナスが効きます。iPhoneで公式アプリを使いたい人はExnessを外すことになります。


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Exnessが向いている人・向いていない人
- 少ない証拠金で大きなロットを持ちたい人(無制限レバレッジと0%ストップアウト)
- 取引回数が多く、コストが利益を削っている人(ドル円1ロット700円)
- ドル円・ユーロドル・ゴールドを主戦場にしている人(スワップフリーの対象)
- ボーナスより取引条件で業者を選ぶ人
- 口座開設ボーナスや入金ボーナスを資金にしたい人
- 日本語の電話・チャット窓口が保証されていないと不安な人
- iPhoneで業者の公式アプリを使いたい人
- ゼロカット狙いや窓埋め狙いを戦略の中心に置いている人(2.5条の対象)
- 万一の破綻時に公的な補償を期待したい人(制度が存在しない)
Exnessの評判についてよくある質問
Exnessの評判まとめ|結局どう判断すればいいか
Exnessの評判は、27万件のレビューで見るかぎり高い水準にあります。取引条件で言えば、無制限レバレッジ・全口座0%ストップアウト・ドル円1ロット700円は、日本から使える業者のなかで上位です。
その一方で、この記事で確かめた4つの事実は、他社の解説記事ではほとんど書かれていません。
- 顧客契約2.5条は、ゼロカット狙い・窓埋め狙い・悪意あるEAを禁止手法として列挙している
- 2.4条(K)と11.2条(M)は、会社が顧客の出金を拒否できると明記している
- 公式ヘルプは「政府保証の補償ファンド、または同様の制度はありません」と書いている
- 公式ヘルプ「約定」は、Exness自身がマーケットメーカーとして機能すると説明している
判断の仕方はこうなります。取引条件を買う業者として使い、保護の手厚さは期待しない。入金額は失っても生活が変わらない範囲にとどめ、利益は定期的に出金して口座に積み上げない。この2つを守れば、Exnessの条件面の優位はそのまま使えます。
逆に、口座開設ボーナスで資金を厚くしたい人、日本語の窓口を確保したい人、iPhoneで公式アプリを使いたい人は、Exnessを選ぶ理由が薄くなります。その場合はXMのほうが噛み合います。
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